岡本多緒の旦那・テンジンワイルドとは?結婚の馴れ初めは”共通の友人”フィリップ・リム 現在は妊娠中でカンヌへ

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岡本多緒(41)の夫・テンジン・ワイルドは、スイス人の父とチベット難民の母のもとに生まれた編集者・クリエーター。ニューヨーク発のモード誌『ザ・ラスト・マガジン』を共同創刊し、二人の縁をつないだのはファッションデザイナーのフィリップ・リムだ。2016年5月にスイスのブリッサゴ島で結婚し、現在はテンジンとの第1子を妊娠中。第79回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットも、そのおなかで歩いた。
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チベットと雪の棲家を背負う、スイス出身の編集者
テンジン・ワイルドは、スイス人の父とチベット人の母の間に生まれた。母は1950年代、中国によるチベット侵攻を逃れてスイスへ渡った難民の一人。テンジン自身はスイスで生まれ育ち、成人後はニューヨークのファッションシーンに活動の場を移した。
ニューヨーク発のモード誌『ザ・ラスト・マガジン(The Last Magazine)』を共同で創刊し、編集長を務めたことで国際的なファッション業界に名を知られる存在となる。「ヴィジョネア」や「V」といった権威ある雑誌でも編集に携わり、アートディレクターとして多くのブランドに関わったキャリアを積んだ。
転機は2005年。初めてチベットを訪れ、その土地と文化の豊かさに圧倒された。「チベットといえば政治的な話題にフォーカスされがちだが、ファッションを通じて自分のルーツであるチベットやヒマラヤの文化・伝統を伝えたい」。ウィメンズ・ウェア・デイリー誌のインタビューで、テンジンはそう語った。その言葉は後に、二人が立ち上げるブランドの原点となる。
キューピッドはフィリップ・リム──ニューヨークで芽生えた縁
二人の仲を取り持ったのは、ファッションデザイナーのフィリップ・リム(Phillip Lim)だ。テンジンと岡本多緒、双方の共通の友人であるリムが、二人の恋のキューピッドを演じた。この経緯は、ファッション界ではよく知られる話だとVOGUE JAPANが伝えた。
2009年以降、岡本はニューヨークを拠点にトップモデルとして活動を広げていた。張り詰めた日々を送っていた彼女とテンジンが出会ったのは、ともにニューヨークのファッションシーンに身を置いていた時期のことだ。
交際して約2年、テンジンは動いた。
岡本の30歳の誕生日、二人はアイスランドへ旅に出た。ディナー前にビーチを散歩していると、テンジンが突然指輪を取り出した。ゴツゴツした岩場にひざまずき、サプライズプロポーズ。差し出されたのは、ゴールドの地金に飾られたローズカットのダイヤモンドリング。岡本はVOGUE JAPANの取材にこう明かした。
「私の好きそうなシェイプを考えて、ニューヨークで一生懸命探してくれた品。その想いが何よりうれしくて」
スイスの島で誓い、ウエディングドレスも親友が手がけた
2016年5月1日、二人はスイスのブリッサゴ島で結婚式を挙げた。ウエディングドレスのデザインを担当したのは、二人の縁を結んだ親友のフィリップ・リム。お色直しでは、テンジンのルーツであるチベットの伝統衣装を纏い、異なる文化が交わる二人らしい式となった。
結婚が二人にもたらしたものを岡本は語る。「日本とスイスにいるお互いの家族との絆をつなぎ、結びつきを強くしてくれた。ともに生まれ故郷から離れて暮らしていたので、家族と会えるのは年に数回程度。自分のファミリーにお互いを引き合わせることで、自分自身の家族とより深くつながり直せた気がします」。
「多緒と一緒にいると、居心地の悪い沈黙なんてない。彼女といる時間が一番幸せなんだ」とテンジンは話す。夫妻が出会ってから10年の節目を迎えた2023年時点でも、二人の言葉はその関係のあたたかさを示すものだった。
夫婦で立ち上げたブランド「アボード・オブ・スノウ」
結婚から4年後の2020年、夫妻はアウターウエアブランド「アボード・オブ・スノウ(ABODE OF SNOW)」を立ち上げた。ブランド名は、古代サンスクリット語で「雪の棲家」を意味する”ヒマラヤ”を英訳したもの。チベット・ヒマラヤの文化と伝統を背景に、動物を傷つけないヤクのウールや日本製のリサイクル素材など、責任あるモノ作りへのこだわりが軸にある。
テンジンはCEO兼クリエイティブディレクター・プロデューサーを務め、岡本は共同クリエイティブディレクター兼サステナビリティアンバサダーとして参画する。現在はロンハーマンや伊勢丹新宿本店など20店舗以上で取り扱われ、ブランドの認知は着実に広がる。夫妻として、ビジネスパートナーとして。二人の関係は、年を重ねるごとに重なりを増してきた。
「彼のおかげで、ありのままの自分を愛せるようになりました」とVOGUE JAPANの取材で岡本は明かした。
妊娠中でカンヌのレッドカーペットへ、「生まれてきたら自慢しなきゃ」
2026年5月15日(現地時間)、第79回カンヌ国際映画祭のレッドカーペット。岡本多緒はテンジンとの第1子を妊娠した身重のおなかで、そこに立った。濱口竜介監督の新作「急に具合が悪くなる」(6月19日公開)がコンペティション部門に選出され、ダブル主演として参加した岡本は花の刺しゅうとレースをあしらったノースリーブドレスをまとってカーペットを歩いた。
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会見でこう語った。「命を授かるということは私にとって夢でもあったので、カンヌ映画祭の晴れ舞台で一緒に歩けるのは、すごいうれしいし、生まれてきたら自慢しなきゃなと思っています」。瞳を輝かせながら。
自身のInstagramには、「こんな特別な体験を、いまおなかに授かっている小さな命と一緒に経験できたことに万感の思いでおります」とつづった。公式上映では12分に及ぶスタンディングオベーションが沸き起こり、会場が明るくなった後も観客の声援が続く中、岡本は涙を見せた。
2026年5月24日、授賞式で岡本は日本人俳優として初めてカンヌ映画祭の女優賞を手にした。モデルから俳優へと歩んできた道のりが、フランスの地で結実した。「TAO」の名で世界のランウェイを歩いた女性が、ここではっきりと「女優・岡本多緒」として評価された瞬間でもある。テンジンとの第1子も、やがてこの受賞を知る日が来るだろう。
[文/構成 by さとう つづり]
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