【40周年記念】ドラゴンボール全42巻のダブルカバーBOX開封レビュー!豪華な表紙一覧と特典を写真と熱量多めで語り尽くすぞ

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2026 MEDIA DOGS
『DRAGON BALL』連載40周年を記念して2026年4月に発売された「全42巻セット Double Cover Box」。鳥山明先生の原作カバーの上に、現代の漫画界を代表する42名の作家陣による描き下ろしカバーが巻かれた、まさに夢のような特装版です。
予約から長い時間を待って手元に届いた一箱を、4つに分かれた専用BOXごとに開封しながら、全42巻の表紙を1巻ずつ紹介していきます。
鳥山先生への42名のリスペクトが詰まった、開封体験そのものをそのままお伝えしていきますので、興味がある方はぜひ最後までご覧になってみてくださいね。
この記事は5ページ構成で作られています。
目次
- DRAGON BALL 全42巻セット Double Cover Boxの基本情報
- 4つの専用BOX|届いたパッケージのデザイン
- 1個目のBOX(1〜11巻)を開ける
- 2個目のBOX(12〜22巻)を開ける
- 3個目のBOX(23〜33巻)を開ける
- 4個目のBOX(34〜42巻)を開ける
- 全42巻が揃った瞬間|窓辺に並べて
- 豪華特典|カードセット&おまけBOX
- メリット・デメリット
- ドラゴンボール40周年記念BOXを実際に購入した人の口コミ・評判
- 40年の歴史と42名のリスペクトが詰まった一箱
DRAGON BALL 全42巻セット Double Cover Boxの基本情報
まずは商品の基本スペックから。当初は2026年2月発売予定でしたが、4月3日に発売日が変更されて無事に届きました。

| 商品名 | DRAGON BALL 全42巻セット Double Cover Box |
| 著者 | 鳥山 明 |
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 2026年4月3日 |
| 価格 | 31,800円(税込) |
| ISBN | 978-4-08-908480-9 |
| 収録内容 | ダブルカバー仕様の全42巻/カバーイラストカードセット42種/オリジナルインデックス8種 |
原作ジャンプコミックス全42巻に、新規の描き下ろしカバーが巻かれた「ダブルカバー仕様」。さらに専用の収納BOX、特典カードまで揃っており、コレクション性の高い一箱に仕上がっています。
4つの専用BOX|届いたパッケージのデザイン
配送ダンボールを開けると、緑色を基調とした4つの専用BOXが整然と並んでいました。1つのBOXに10〜11巻ずつ、計42巻が4分割で収納されているという構成です。

特に目を奪われたのが、4つのBOXを横一列に並べたときに正面に現れるアートワーク。「DRAGON BALL」のロゴと歴代キャラクターたちが、4箱を連結することで1枚の大きな絵として完成する仕掛けになっています。

BOXの上面には、悟空をはじめとするキャラクターのシルエットが赤い箔押しでデザインされています。光の角度で表情が変わる立体感があり、ただの収納箱とは思えない高級感です。

それでは、ここから1個目のBOXを順番に開けていきます。
1個目のBOX(1〜11巻)を開ける
1個目のBOXには1巻〜11巻が収められています。

11冊を取り出して並べてみると、それぞれの作家による表紙の個性が一気に視界に飛び込んできます。


本を取り出した後のBOX内側には、原作の印象的なコマやイラストがオレンジを基調に印刷されており、細部までこだわりが感じられました。
ダブルカバーをめくれば、すべての巻で鳥山先生のオリジナルカバーが姿を現すという二段仕掛け。

見つけた瞬間と嬉しい気持ちになったポイントでした。
それでは、1巻ずつ表紙を見ていきましょう。
1巻|桂正和
1巻のカバーを担当したのは、『電影少女』『I”s』『ZETMAN』などで知られる桂正和先生。


特に龍の顔まわりの描き込みは圧巻でした。鳥山先生のオリジナルが「キャラクターとしての龍」だとすると、桂先生版は「実在する生き物としての龍」と言いたくなるほどで、ウロコの一枚一枚に視線が吸い込まれます。それでいて悟空の表情はちゃんと無邪気なまま残っていて、鳥山ワールドへの愛がしっかり乗っているのが嬉しいところ。桂先生のタッチでドラゴンボール1巻の悟空に再会できる、それだけでこのシリーズの幕開けにふさわしい一枚だなと感じました。
2巻|藤本タツキ
2巻のカバーを担当したのは、『チェンソーマン』『ルックバック』で世代を超える熱狂を生み出している藤本タツキ先生。


藤本先生のタッチは、整えすぎない線とフィルムのカット割りのような独特の構図が特徴。優等生的な完成図ではなく「藤本タツキの絵だ」と一目で分かる、ゆらぎのある生っぽさがそのまま2巻に乗っています。色合いも、ジャンプの王道カラーリングというよりは、どこかインディペンデントな空気を感じさせるトーンで、原作の絵柄とは違うところに着地している点が新鮮でした。
藤本先生は鳥山明先生への深いリスペクトを公言されている作家でもあります。『チェンソーマン』にはドラゴンボールを思わせる構図やオマージュもたびたび指摘されてきました。その藤本先生がオフィシャルに鳥山ワールドへ手紙を書くようにこの一枚を描いた——そう思って眺めると、ただの表紙以上の重みを感じます。
3巻|稲田浩司
3巻のカバーを担当したのは、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』で名高い稲田浩司先生。


稲田先生の絵は、鳥山先生のシンプルな造形を尊重しながら、躍動感のあるアクションと厚みのある線で「動き」を加える方向に磨かれてきました。今回の3巻表紙にも、その「鳥山ベース+稲田アクション」の美味しいところが詰まっているように感じます。悟空のポーズの取り方や髪の毛の流れに、ダイやポップを描き続けてきた手の癖が見え隠れしているのが、ファンとしてはたまらないポイントでした。
鳥山先生と長くお仕事をしてきた稲田先生だからこそ描ける「鳥山キャラとして違和感がないのに、確かに稲田先生の絵」という絶妙なバランス。3巻という早めのタイミングでこの一枚が出てくるのは、シリーズ全体への安心感にもつながる配置だと感じました。
4巻|天野明
4巻のカバーを担当したのは、『家庭教師ヒットマンREBORN!』を生み出した天野明先生。


天野先生のタッチは、線の強弱がはっきりしていて、影の落とし方にも独特の美学があります。今回の4巻もその延長線上にあって、悟空のポージングや陰影に天野先生らしい「キメ」が効いている印象です。原作の悟空はあくまで子どもらしい体つきですが、天野先生が描くと、どこかしっとりした雰囲気と少年特有の鋭さが同居しているように感じました。
天野先生は『リボーン』連載時にジャンプの王道とは少し違うベクトルで支持を集めた作家ですが、ジャンプ漫画家として鳥山先生の存在は当然大きかったはず。バトルシーンの構図に憧れを持って育ったであろう作家が、こうしてオフィシャルに表紙を描く機会を得る——そういう系譜の積み重ねを感じる一枚です。
5巻|冨樫義博
5巻のカバーを担当したのは、『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』『レベルE』など数々の名作を世に送り出してきた冨樫義博先生。


冨樫先生のタッチは、鋭い線とハッチングを駆使した陰影、そしてどこか哲学めいた視線を感じさせる構図が特徴です。今回の5巻にも、そのストイックさが宿っていて、悟空のキャラクターでありながら、ふと「ハンタの世界の悟空」を見ているような不思議な感覚にもなりました。色彩は派手ではなく、むしろ静かな印象で、それが冨樫先生らしい知的な空気を画面に与えています。
冨樫先生はジャンプの先輩として鳥山先生を語るとき、しばしば「土台を作ってくれた人」という敬意を口にされます。同じ時代の頂点を分けあってきた作家が、こうして一巻分の表紙を担当する——それは単なるカバー差し替えではなく、世代を越えたジャンプ史の対話のように感じます。
6巻|椎橋寛
6巻のカバーを担当したのは、『ぬらりひょんの孫』で和の世界観を描いた椎橋寛先生。


椎橋先生の絵は、線が柔らかく、影の置き方も日本画的な情緒を感じさせます。表紙でもその空気感は健在で、悟空のキャラクターでありながら、画面全体にどこか「和」のニュアンスがほのかに漂っているのが面白いところ。アクション漫画家のシャープさとは違う、少しおっとりした優しい線で描かれた悟空という珍しい表情が拝める一枚だと思います。
椎橋先生は2000年代のジャンプを支えた中堅世代の一人で、デビュー当初から鳥山先生の影響下で漫画を読み育ってきたであろう作家です。和テイストの作家がドラゴンボールという「西遊記+SF」の象徴を描き直すと、こんな表情になるのか——そんな新鮮な発見をくれる、地味に味わい深い1冊でした。
7巻|池本幹雄
7巻のカバーを担当したのは、『BORUTO -NARUTO NEXT GENERATIONS-』を手がけている池本幹雄先生。


池本先生のタッチは、岸本先生譲りの動的なバトル構図と、緻密な背景処理が大きな魅力。今回の表紙でも、その「動きを止めない線」がしっかり活きていて、静止画なのにコマの一瞬を切り取ったような疾走感を感じさせる一枚に仕上がっています。NARUTO系のシャープさが悟空の体に乗っている、というだけで、ナルト世代の自分はちょっとぐっときました。
池本先生は鳥山先生・岸本先生という二重の系譜のもとで筆を握り続けてきた作家でもあります。ジャンプの王道アクションを継ぐ立場として、ドラゴンボールの表紙を描くことには特別な意味があったのではないでしょうか。表紙からも、敬意とちょっとした緊張感のようなものが伝わってきました。
8巻|石田スイ
8巻のカバーを担当したのは、『東京喰種トーキョーグール』で独自の世界を築いた石田スイ先生。


8巻の表紙にも、石田先生らしい不思議な静けさが宿っているように感じました。ドラゴンボールの華やかな色彩というよりは、どこか影のある、それでいて美しい一枚で、画面の余白の使い方や視線誘導に「漫画家としての構成力の高さ」がはっきり出ています。悟空のキャラクターを保ちながら、ぐっと大人びた質感に寄せてくる手つきが見事で、何度見ても発見がある絵です。
石田先生は明確に鳥山先生の名前を挙げて尊敬を語る作家でもあります。トーキョーグールの中にも、ジャンプを通って漫画を吸ってきた人ならではの構成のうまさが見え隠れしていました。その石田先生が悟空を描く——意外性と納得感が同居する、印象的な一枚です。
9巻|篠原健太
9巻のカバーを担当したのは、『SKET DANCE』『彼方のアストラ』などの代表作で知られる篠原健太先生。


篠原先生のタッチは、線がきれいに整っていて、表情の付け方もコメディとシリアスを自由に行き来できる柔らかさがあります。今回の9巻表紙にも、悟空の表情にどこか茶目っ気のようなニュアンスがにじんでいて、SKET DANCEのスケット団のメンバーを思い出すような親しみやすさを感じました。色彩設計も明るく、シリーズの中盤に入っていく9巻のテンポ感によく合っていると感じます。
篠原先生はジャンプの中で長くキャリアを重ねてきた作家で、鳥山先生の作る「キャラを記号としてかわいく描く設計」を最もうまく咀嚼している世代の一人だと思います。原作の延長線上にいながら、確かに自分のタッチも残している、そのバランス感覚が表紙にもしっかり出ていました。
10巻|佐伯俊
10巻のカバーを担当したのは、『食戟のソーマ』作画でグルメ漫画の新境地を開いた佐伯俊先生。


佐伯先生の線は、躍動感とやわらかさを両立した独自のもの。今回の10巻表紙でも、悟空のシルエットや動きの作り方に、ソーマで磨かれた「リアクションを描く筋力」がしっかり活きているように感じました。表情の作り方が特に魅力的で、原作のあっけらかんとした悟空とはまた違う、もう一段階感情が乗ったような表情を引き出しているのが印象的です。
佐伯先生は『ソーマ』時代から鳥山先生のキャラデザインに対する敬意を語ってきた作家でもあります。料理漫画から離れた今回のお題で、改めて鳥山キャラを正面から描く機会——これはきっと、ご本人にとっても腕を振るいがいのある仕事だったのではと、一読者として勝手に想像してしまいました。
11巻|岸本斉史
11巻のカバーを担当したのは、『NARUTO -ナルト-』で世界中にファンを持つ岸本斉史先生。


岸本先生のタッチは、鋭い線と勢いのある構図、そしてキャラクターの顔の説得力が圧倒的。表紙でもその個性がしっかり出ていて、悟空のキャラクターでありながら、どこか「ナルトの世界の住人にいてもおかしくない」雰囲気をまとっています。岸本悟空、と呼びたくなるような独特の佇まいが画面に立ち上がっていて、長くシリーズを追ってきたファンとして、純粋にゾクッとさせられました。
岸本先生は鳥山先生を「自分が漫画家になった理由のひとつ」と公言してきた作家でもあります。NARUTOの戦闘描写、修行のロジック、仲間の関係性——あらゆる骨組みにドラゴンボールの遺伝子を感じる作品なので、岸本先生がここで筆を取るのは必然のような気もしました。BOX1の最後を任されるにふさわしい、重みのある一枚です。































































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