三人称・鉄塔が脱退――女性問題による活動休止から約5ヶ月、価値観の違いで別々の道へ。『法に触れる行為は一切ない』発言の背景とネットの反応

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ゲーム実況グループ『三人称』の鉄塔が4月15日(2026年)、グループからの脱退を発表した。理由は今後の活動における方向性の違いだ。動画内で本人は「法に触れる行為は一切ない」と明言し、不祥事による離脱を否定している。今後は個人での配信や作家活動に専念し、グループは残る2人で継続する方針だ。
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突然の発表と「不祥事」の明確な否定
チャンネル登録者数約85万人の人気ゲーム実況グループ『三人称』の鉄塔が4月15日、グループからの脱退を明らかにした。同日夜に公式YouTubeチャンネルで公開された動画に、メンバー3人が揃って出演。鉄塔自らの口で、視聴者へ決断を伝えている。
脱退の直接の発端は、2025年11月25日に発覚した女性問題だった。鉄塔は交際中の彼女がいながら、複数の女性と関係を持っていたことが発覚し、自身のXで公表・活動休止を発表した。残留メンバーのドンピシャとぺちゃんこも、「三人称というグループとして活動をしていく上で深刻な影響を及ぼす問題」として「深い失望を覚えた」と公式に述べている。
その後の約5ヶ月間にわたる話し合いの結果、「発端となった件とは別の部分での考え方や価値観の違い」も浮き彫りになり、最終的に「別々の道を歩むことが三人称という場所を守るための唯一の選択」という結論に全員で至った。
鉄塔は脱退発表の中で「SNS等で取り沙汰されていた件について、皆様が懸念されているような法に触れる行為は一切ございません」と述べている。
発表はXへの投稿および公式YouTubeチャンネルの動画で行われ、ドンピシャとぺちゃんこは「3人で活動するのが理想だったという本音を皆さまにお見せできないのは大変心苦しい」とも述べている。
作家活動との両立、見え始めた別の道
三人称は、ドンピシャ、ぺちゃんこ、鉄塔の3人で構成される長寿グループだ。
2011年の結成以来、飾らないトークと和やかなプレイスタイルで幅広い層の支持を集めてきた。マインクラフトやFPSゲームの実況から始まり、近年では雑談動画や実写企画も人気を博す。中でも鉄塔は、落ち着いた進行役としてグループのバランスを取ってきた。
順調に見えた活動の裏で、少しずつ変化が生じていた。鉄塔は「賽助」の名で作家としても活動しており、『はるなつふゆと七福神』やエッセイ『今日もぼっちです。』などの作品を多数出版している。
執筆活動にかける時間と、定期的な動画撮影・配信のスケジュール調整が年々難しくなる。メンバー同士で何度も話し合いを重ね、最終的に鉄塔の意思を尊重することで合意に至ったようだ。
残る2人の決断とチャンネルの行方
長年の仲間を送り出す側も、前を向いている。ドンピシャは動画内で「正直この約半年という年月はとてもとても苦しい期間でした。本音をぶつけ合い、様々な事を考え、3人それぞれ苦しい思いをしたと思います。」とコメントした。ぺちゃんこも、これまでの思い出を振り返りつつ、今後の鉄塔の個人活動に期待を寄せる言葉を口にしている。
ここで疑問が浮かぶ。三人称というグループ名はどうなるのか。動画の後半で、この点についても明確な説明があった。グループ名は変更せず、今後はドンピシャとぺちゃんこの2人体制で活動を続ける。過去の動画も削除せず、そのまま残す方針だとみられる。
10年以上の歴史を持つチャンネルにとって、メンバーの脱退は大きな転機となる。総再生回数は約13億回(2026年4月時点)に上り、過去には各地でトークイベントを開催し、数千人規模の会場を満員にするまでに成長した。アパレルブランドとのコラボレーションや、他業種を巻き込んだイベント展開など、ゲーム実況の枠を超えた活動も多い。その屋台骨を支えてきた1人が抜ける影響は決して小さくない。それでも、2人は歩みを止めない決意を示した。
トレンドを席巻した惜別と感謝
発表直後から、ネット上では大きな反響が巻き起こった。X(旧Twitter)では「鉄塔さん」「三人称」「方向性の違い」といった関連ワードが次々とトレンド入りを果たす。
突然の報告に絶句するファンがいた一方で、SNSには、これまでの活動に対する感謝の投稿が相次ぐ。「10年間楽しい時間をありがとう」「寂しいけれど、これからの活動も応援する」といった前向きなメッセージがタイムラインを埋め尽くした。
長年視聴してきたファンにとって、3人の掛け合いが見られなくなる喪失感は大きい。だが、動画を通じて3人が誠実に経緯を説明したことで、ファンなりの区切りをつける助けになった。
それぞれの道へ進む3人のこれから
鉄塔は今後、個人のYouTubeチャンネルでの配信や、作家としての執筆活動に軸足を移す。自分のペースで活動できる環境を整え、新たな表現の場を探っていく構えだ。一方の三人称は、2人体制での新しい動画作りを模索し始める。
かつて「3人で一つ」だったグループが、別々の道を歩み出す。
ゲーム実況という移り変わりの激しい業界で、10年以上トップランナーとして走り続けてきた彼らが出した答えだ。鉄塔の個人としての挑戦と、新生・三人称の歩みが始まる。
[文/構成 by さとう つづり]



























































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