Z世代は知ってる? 誕生50周年で復活「アメリカ横断ウルトラクイズ」とは “地球一周4万2000キロ・1000問”の非日常サバイバル

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
日本テレビが7月18日、伝説のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を約30年ぶりに復活させると発表した。新MCは櫻井翔(44)。舞台はアメリカから3大陸をまたぐ地球一周規模へ広がる。放送は年末年始を予定する。
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渋谷スクランブル交差点をジャック、櫻井翔が復活を宣言
日本テレビは7月18日、視聴者参加型の大型クイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を、番組誕生50周年を記念して復活させると発表した。1998年の第17回大会を最後に幕を下ろしてから、約30年ぶりの復活となる。新MCには嵐の櫻井翔(44)が就く。放送は年末年始の特番を予定する。
発表は街ごと巻き込む形で進んだ。18日午後7時1分、日本のタイムズスクエアとも呼ばれる東京・渋谷スクランブル交差点の大型ビジョン計6面を、5分間にわたって完全にジャック。番組MCの定番だった青いジャケットをまとった櫻井が、渋谷スクランブルスクエアの展望施設「SHIBUYA SKY」から生中継風の映像で登場し、復活を宣言した。
同時に挑戦者の募集も始まった。1次予選は9月12日、東京都内でスタートする。対象は18〜65歳。応募の締め切りは8月23日だ。
26万人が挑んだ番組、なぜ今よみがえるのか
「アメリカ横断ウルトラクイズ」は1977年に生まれた。クイズに勝てば次の街へ進み、負ければその場で脱落して即帰国。人生を賭けた旅の構図が視聴者をつかんだ。
海外旅行がまだ庶民の手の届きにくかった時代、クイズでアメリカへ行けるという設定は多くの人の夢を刺激した。参加したのは18歳の大学生から60代のシニアまで。会社を辞めてまで挑んだ人もいた。その数はのべ26万人を超える。国内の厳しい予選を勝ち抜いた挑戦者がアメリカの名所でクイズ対決を繰り広げ、「世界で最も制作費のかかったクイズ番組」としてギネス世界記録にも認定された。
成田でのじゃんけん対決、下位になると現地に降り立てないまま帰される機内でのペーパークイズ、グアムの泥んこクイズ。名物企画と過酷な罰ゲームが、番組を語り草にした。番組を知る世代にとっては、あの熱いドラマがよみがえる。
そして復活版の目玉は、その広がりだ。従来の「アメリカ横断」から、ヨーロッパ、番組初となるアフリカ大陸、決勝地のアメリカへと続く3大陸横断ルートへ拡大する。全行程は約4万2000キロ。出題は1000問以上を見込む。日本を旅立ち、世界の名所を巡りながら、決勝の地ニューヨークを目指す。優勝者には豪華賞品も用意される。
「なんでここまで広げたんだろう」 櫻井翔が明かした本音
櫻井は初代の福留功男アナウンサー、2代目の福澤朗アナウンサーからMCを引き継ぐ3代目にあたる。MCアシスタントは日本テレビの住岡佑樹アナウンサーが務める。
オファーを受けたときの心境を、櫻井は「まず、めちゃくちゃ驚きました!」と語った。「すごいスケールの番組がまた見られることと、MCという立場で参加できるという、二つの喜びがありましたね」。子どもの頃、家族が見ている横で番組を眺めていたといい、耳に残るテーマソングやオープニングは今も記憶に残っているという。
過去の映像を見返した櫻井は、決勝戦の演出に目を見張った。ニューヨークの街並みやエンパイアステートビルを背景に、対戦者が1人ずつ乗り込んだヘリコプター2台を、さらに別のヘリが撮影していたという。「あれ、どうなってんの? どういう規模感?」。当時のスケールに、あらためて驚いたと明かした。
地球一周規模への拡大には、率直な戸惑いものぞかせた。「なんでここまで広げたんだろう!? と思いました」と笑い、こう続ける。「アメリカ横断というだけでもすごい響きじゃないですか。そこからさらに大陸を増やすのかと。ある意味ゾッとしましたし、興奮しましたね」。SNSで世界中の景色が簡単に見られる時代でも、勝ち残った人が各地でクイズの熱戦を繰り広げる面白さを体感してほしいと呼びかけた。
令和版のテーマは「知力・体力・時の運」に「推理力」を加えた。知識の量だけでは勝ち抜けない、先の読めない展開が用意される。
伝説の準優勝者は即・出場宣言、SNSも沸く
発表を受け、往年のファンが動いた。1989年の第13回大会で準優勝した永田喜彰さんは、日本テレビ公式YouTubeチャンネルのリンクとともに「マジか!」と反応。続けて「マジや!2027年6月30日まで友好のパスポート作りに行かな!! え? 休暇なんて何とでもなります!」(原文ママ)と、早くも出場への意欲を示した。永田さんはスポーツ報知の取材でも取り上げられている。
永田さんが挑んだ第13回は、ファンの人気が高い回だ。準決勝のボルティモアで行われた通せんぼクイズは、決勝に進む2人がなかなか決まらず、今も語り継がれている。この大会で優勝した長戸勇人さんは、現在クイズ作家として活動する。
SNSでも反応が広がった。日本テレビの公式X(@nittele_ntv)が青いハットとともに投稿した告知には、当時の熱狂を知る世代を中心に、懐かしさや期待が寄せられた。
1次予選は9月12日、Z世代にも届くか
挑戦者募集はすでに始まっている。応募は8月23日まで。1次予選は9月12日に東京都内で行われる。屋外会場を予定しているため、天候によっては翌13日に延期する場合があるという。
番組を知る世代には、あの旅の記憶が呼び戻される。一方、番組を知らない30代やZ世代にとっては、日本最大級の非日常型サバイバルとして映るかもしれない。放送日はまだ発表されていない。半世紀を経て帰ってくるクイズの旅が、令和の視聴者にどう受け止められるか。答えが出るのは、年末年始だ。
[文/構成 by さとう つづり]





























































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