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なぎさの進化論が2027年度後期の朝ドラに 史上初の獣医師ヒロイン、舞台は大阪と鹿児島・与論島

なぎさの進化論が2027年度後期の朝ドラに 史上初の獣医師ヒロイン、舞台は大阪と鹿児島・与論島

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NHK大阪放送局が7月14日、連続テレビ小説の新作「なぎさの進化論」を発表した。朝ドラ第117作にあたり、放送は2027年度後期(2027年秋放送予定)。ヒロインは朝ドラ史上初の獣医師で、主人公・藤代なぎさが大阪と鹿児島県の与論島を舞台に成長する。脚本はオリジナルで、「おっさんずラブ」の徳尾浩司が手がける。

朝ドラ第117作は「獣医師」が主役、放送は2027年秋から

NHK大阪放送局が7月14日、連続テレビ小説の新作「なぎさの進化論」を発表した。朝ドラの通算第117作にあたる作品だ。放送は2027年度後期、2027年秋の放送を予定している。

物語の主人公は、藤代なぎさ。新人の研修獣医師で、マイペースな性格、そして少し人が苦手という設定になっている。ジャンルはハートフルコメディーで、脚本はオリジナル。実在の人物をモデルにした評伝ではなく、一から作り上げた物語だ。

朝ドラでヒロインの職業が獣医師になるのは史上初となる。看護師や漫画家、実業家などさまざまな職業のヒロインが描かれてきたが、動物を診る仕事が主役の座に立つのは初めてだ。

なぎさが働くのは、大阪にある大学付属の動物医療センター。獣医学部を卒業したなぎさは、ここで研修獣医師としての一歩を踏み出す。動物と、その先にいる飼い主の事情に一生懸命寄り添っていく。動物の最期をみとる経験を重ねながら、「動物を診ることは人を診ることだ」と気づいていく。そんな成長の物語が描かれる。

治療の対象は動物だが、その向こうには必ず飼い主がいる。ペットを失う悲しみ、看病の日々、別れの決断。動物医療の現場は、人の人生とも深く結びついている。なぎさは動物と飼い主の両方に向き合いながら、少しずつ視野を広げていく。

舞台は現代の大阪と鹿児島県の与論島

物語の舞台は、現代の大阪と、鹿児島県の与論島の2つになる。与論島は鹿児島県大島郡与論町にあたる、奄美群島の南端に位置する島だ。都会の動物医療の現場と、離島ののどかな風景。対照的な2つの土地が、なぎさの歩みを彩っていく。

大阪はNHK大阪放送局が制作を担当する朝ドラにとってなじみの深い土地でもある。制作は同局が手がける。

なぎさというヒロイン像は、これまでの朝ドラの主人公とは少し毛色が違う。ぐいぐいと周囲を引っ張っていく明るいタイプではなく、マイペースで人づきあいが得意ではない。それでも動物と飼い主に向き合ううちに、少しずつ人との関わり方を学んでいく。作品名の「進化論」には、そんな主人公が一歩ずつ変わっていく姿が重ねられている。

脚本は「おっさんずラブ」の徳尾浩司、制作統括の愛犬との別れが企画の起点

脚本を手がけるのは、徳尾浩司。テレビ朝日系の「おっさんずラブ」で広く知られる脚本家だ。代表作にはTBS系の「私の家政夫ナギサさん」、2024年放送の「ライオンの隠れ家」などがあり、最新作を含めて幅広いジャンルを書き分けてきた。大阪府出身で、慶應義塾大学理工学部を卒業し、劇団「とくお組」を主宰している。オリジナル脚本での朝ドラは、書き手にとっても腕の見せどころになる。

徳尾は、この物語に実在するモデルはいないと明言している。ただし物語の指針として、北海道・東京・大阪・鹿児島の4カ所で獣医師への取材を重ねた。取材で得たリアルな声が、なぎさの日々や動物医療センターの描写に生かされていく。

制作統括を務めるのは、渡邊悟。企画の起点には、渡邊自身の経験がある。渡邊は3年前に愛犬を亡くした。その別れが、動物と人の関係を描くこの物語を生むきっかけになった。渡邊は「なぎさの姿を通して、なにかを頑張っている人も、なんだか頑張ることがつらい人も、それぞれ希望を感じられる、明るいドラマをお届けします」とコメントしている。ペットを家族として迎える人が増えるなか、動物との別れをどう受け止めるかは、多くの視聴者にとって身近なテーマだ。

ヒロインはオーディションで決定、クランクインは2027年3月

肝心のヒロインは、まだ決まっていない。発表の時点で俳優は未定で、これからオーディションで選ばれる。撮影のスタート、クランクインは2027年3月を予定している。

朝ドラのヒロインはオーディションで発掘されるケースも多く、新たなスターの登竜門にもなってきた。獣医師という初めての役どころに、どんな新星が挑むのか。オーディションの行方が注目される。

なぜ今、獣医師なのか。背景には、ペットが家族の一員として当たり前になった社会の変化がある。動物病院に通う人にとって、獣医師は身近でありながら、その仕事の中身まではあまり知られていない。動物の命と向き合い、飼い主の心にも寄り添う。その現場を朝の顔として描く試みが、どんな物語になるのか。放送開始まで、まだ1年以上の時間がある。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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