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藤田晋氏、セレクトセール2026で2日総額20億7200万円を落札 最高額3億円の落札馬と内訳

藤田晋氏、セレクトセール2026で2日総額20億7200万円を落札 最高額3億円の落札馬と内訳

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サイバーエージェント会長の藤田晋氏が、7月13日・14日に北海道苫小牧市で開かれた競り市「セレクトセール2026」で計11頭を落札した。2日間の合計は税抜20億7200万円。藤田氏が競り落とした中での最高額は、父キタサンブラックの「ランドオーバーシーの2025」で3億円だった。

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2日間で11頭、税抜20億7200万円を競り落とす

サイバーエージェント会長で、個人馬主としても知られる藤田晋氏が、セレクトセール2026で大きな買い物をした。落札額は2日間の合計で税抜20億7200万円。頭数は計11頭にのぼる。本記事で扱う金額はすべて税抜だ。

セレクトセールは、日本の生産者が育てた良血の若い馬を売り買いする競り市で、国内最大規模の一つに数えられる。買い手には個人馬主や馬主グループが名を連ね、良血馬をめぐって高額の競り合いが起きる場だ。2026年は7月13日と14日の2日間、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開かれた。初日の7月13日は生まれてから1年ほど経った1歳馬、2日目の7月14日はその年に生まれたばかりの当歳馬が対象となる。

藤田氏はこの2日間を通して積極的に手を挙げ続けた。初日は6頭で税抜10億200万円。2日目は5頭で税抜10億7000万円。日ごとの金額はほぼ拮抗し、当歳馬のセッションでわずかに上回る買い方となった。

最高額は3億円、父キタサンブラックの1歳馬

藤田氏が競り落とした馬のうち、最も高かったのは初日の1歳馬「ランドオーバーシーの2025」だ。牡馬で、父はキタサンブラック。税抜3億円で藤田氏の手に渡った。

母のランドオーバーシーは、アメリカ産の牝馬。2016年のケンタッキーオークスで2着に入った実績を持つ。この一族には、東京ダービーで2着となったサトノエピックがいる。サトノエピックはランドオーバーシーの全兄にあたり、血統の裏づけがはっきりした1頭だ。良血の若駒が高値を呼ぶセレクトセールの中でも、藤田氏はこの馬に最も大きな金額を投じた。

初日にはこのほか、父イクイノックスの牡馬「ヴァシリカの2025」も税抜8200万円で落札している。父イクイノックスは近年の日本競馬を代表する名馬で、初年度の産駒が売りに出されるとあって、セール全体でも注目を集める血統だった。藤田氏は初日だけで6頭を確保し、この時点で税抜10億200万円を投じている。1歳馬のセッションから、はっきりと積極姿勢を見せた。

当歳馬セッションでは2億円超が並ぶ

2日目の当歳馬のセッションでも、藤田氏は5頭を競り落とした。金額の大きい馬が並んだのがこの日の特徴だ。

最も高かったのは、父キタサンブラックの牡馬「ウェイヴェルアベニュー26」で税抜3億円。初日のランドオーバーシーの2025と並ぶ、藤田氏の最高額だ。続いて父イクイノックスの牝馬「アーモニーズエンジェル26」が税抜2億5000万円。父キズナの牡馬「ルースレスレイム26」が税抜2億1000万円、父イクイノックスの牡馬「キングズハーレクイーン26」が税抜2億円と並ぶ。父スワーヴリチャードの牡馬「ウォークロニクル26」も税抜1億1000万円で藤田氏のものとなった。この5頭を合わせると、2日目は税抜10億7000万円になる。

当歳馬は競走馬としてデビューするまで2年ほどかかる。それでも2億円を超える値がつくのは、血統への期待の高さを示している。イクイノックス産駒が複数含まれている点も、この日の買い方を特徴づけた。

3億円の落札馬は2頭、セール全体ではさらに高額な馬も

藤田氏の最高額は税抜3億円だ。しかも1頭ではない。初日の1歳馬「ランドオーバーシーの2025」と、2日目の当歳馬「ウェイヴェルアベニュー26」。どちらも父キタサンブラックで、藤田氏はこの2頭に同じ3億円を投じた。

セール全体を見渡すと、藤田氏の3億円を上回る馬も出ている。父キタサンブラックの1歳馬「スキアの2025」は税抜3億3000万円で、落札したのはTM GROUP。藤田氏ではない。そしてセール全体で最も高く売れたのは、父イクイノックスの1歳馬「ヤングスターの2025」で税抜4億2000万円。こちらはダノックスが競り落とした。

数字の近い高額馬が並ぶため、「誰が」「どの馬を」いくらで落札したかを分けて読みたい。藤田氏の最高額は3億円、セール全体の最高額は4億2000万円。同じキタサンブラック産駒でも、藤田氏の3億円のランドオーバーシーと、TM GROUPの3億3000万円のスキアは、別の馬で買い手も違う。

藤田氏「だいぶ読めるようになってきた」

藤田氏は今回の競りについて、相場の手ごたえを語っている。全体的な雰囲気は昨年より落ち着いていたという趣旨のコメントを残した。

さらに、相場について「だいぶ読めるようになってきた」との趣旨も明かしている。長く個人馬主として競り市に参加してきた経験が、値づけの読みに表れている様子だ。過熱しがちな高額馬の競り合いの中で、どこまで手を挙げるかを見極める目が、20億円を超える買い物を支えた。

2日間で11頭、税抜20億7200万円。藤田氏がセレクトセール2026で手に入れた若駒たちが、この先どんな競走馬に育つのか。答えが出るのは、早くても数年先になる。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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