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大谷翔平、オールスター戦を辞退 左膝炎症の治療に専念、後半戦見据え11日の先発も回避

大谷翔平、オールスター戦を辞退 左膝炎症の治療に専念、後半戦見据え11日の先発も回避

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ドジャースの大谷翔平が、14日(日本時間15日)にフィラデルフィアで開かれるMLBオールスター戦を辞退した。左膝の炎症が続いているためで、日本時間11日に予定していた先発登板も回避する。前半戦最後の3連戦は指名打者で出場し、後半戦へ向けて左膝の処置を優先する。

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左膝の炎症で球宴を辞退、先発登板も回避

ドジャースは10日(日本時間11日)、大谷翔平が14日にフィラデルフィアで行われるオールスター戦を欠場すると発表した。左膝の炎症が続いていることが理由で、同じ日に予定していたダイヤモンドバックス戦の先発登板も見送る。

球団は声明で経緯を説明した。ダイヤモンドバックスとの3連戦を終えたあと、後半戦へ向けて左膝に処置を施す。その日程がオールスターと重なるため、フィラデルフィアへの移動ができないという。2026年のオールスター戦には参加できない、と伝えた。

マウンドは1度飛ばすが、打者としては動ける。大谷は前半戦最後のダイヤモンドバックス3連戦に指名打者として出場を続ける。投げるのを止め、打席には立ち続ける選択だ。

欠場は、大谷にとって初めてとなる。オールスターの選出は6度目。今季はファン投票で両リーグを通じて最多得票を集めていたが、その舞台に立たない道を選んだ。

6月に途中交代、それでも投げ続けた1カ月

左膝の異変が表に出たのは6月だった。11日(日本時間12日)の敵地パイレーツ戦、大谷は「1番・指名打者」で先発し、本塁打も放った。ところが7回、一、二塁の好機で打席が回る前に代打を送られ、そのまま退く。球団は交代の理由を左膝の炎症と発表した。

翌日の試合は欠場した。だが大谷はその後、登板の間隔を調整しながらマウンドに立ち続ける。痛みを抱えたまま二刀流を続け、7月3日(日本時間4日)の登板では右上腕二頭筋に違和感を訴えて途中で降りた。無理を重ねた1カ月だった。

球団が選んだのは、水を抜く処置だ。日曜に左膝にたまった水を抜き、あわせて痛み止めの注射を打つ。手術ではない。腫れの原因を取り除き、後半戦を万全に近い状態で迎えるための判断となる。

後任はエレーラ、監督は「10月が最優先」

大谷が抜けたナ・リーグの枠には、カージナルスの捕手兼指名打者イバン・エレーラが選ばれた。オールスターは日本時間15日、フィラデルフィアのシチズンズバンク・パークで開かれる。

ナ・リーグの監督を務めるロバーツは、大谷の決断に理解を示す。「10月に健康でいることより優先されるものはない」と語った。ポストシーズンを見据えた判断だと説明する。チームの主軸が自ら登板を諦めた形だが、驚きはないという。

大谷は前半戦、投打の両面で高い成績を残してきた。打者としては本塁打を積み上げ、投手としても8勝2敗と安定した内容で白星を重ねている。二刀流でフル回転を続けた反動が、左膝に出た格好だ。

辞退が相次いだ球宴、寂しさも残る顔ぶれ

今年のオールスターは、大谷以外にも欠場者が目立つ。ア・リーグのジャッジやゲレロら、各球団の主役級が相次いで参加を見送った。故障や調整を理由に名前が消え、豪華なはずの祭典から華やかさが薄れている。

それでもファンの多くは、大谷の決断を前向きに受け止めた。SNSでは、無理をしないでほしい、10月に元気な姿を、といった声が広がる。最多得票の選手が球宴を欠く異例の事態だが、批判よりも気遣う反応が上回った。

後半戦へ、ローテ復帰に影響なし

球団は、今回の処置が後半戦の先発ローテーションに影響しないとみている。腫れを抑えれば、大きな離脱にはつながらない見立てだ。ロバーツ監督は、大谷が投球フォームの着地する足をすでに修正していると説明する。前半戦を終えたドジャースは、地区の上位で折り返す。後半戦の日程を見据え、大谷は打者として出場を重ねながら、マウンド復帰のタイミングをはかることになる。目の前の1試合よりも、秋の戦いを選んだ判断だ。復帰の日が、次の焦点となる。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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