錦織圭、現役最終戦となるジャパンオープンの初戦は世界8位ティアフォー 大会は9月30日開幕

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今季限りで引退する錦織圭(36)=ユニクロ=の現役最後の大会、木下グループ・ジャパン・オープンの組み合わせが28日に決まった。1回戦の相手は第2シードで世界8位のフランシス・ティアフォー(米国)。過去の対戦は2018年のウィーンでの1度だけで、錦織が勝っている。大会は30日に東京・有明で開幕し、1回戦の日時はまだ発表されていない。
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最後の大会の初戦で世界8位と当たる
組み合わせ抽選は28日に行われた。主催者推薦(ワイルドカード)で出場する錦織は、いきなり第2シードのティアフォーと顔を合わせることになった。
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28歳のティアフォーは今年の全米オープンで4強入りした選手だ。この夏は好調で、第2シードとしてジャパンオープンに乗り込んでくる。けがで順位を落とし、現在436位の錦織にとっては、トップ10の実力者との一戦になる。
この試合に勝つと、2回戦では世界42位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)と予選勝者の勝者と対戦する。
ジャパンオープン(ATP500)の本戦は30日から10月6日まで行われる。錦織の出場は2年ぶり12度目で、2012年と2014年に優勝した。大会での通算成績は24勝9敗。本人が思い出の地と呼ぶ舞台が、19年にわたるプロ生活の最後の場所になる。
1回戦の試合日時は、29日朝の時点で大会側から発表されていない。WOWOWは9月30日と10月1日の1回戦を無料で放送・配信する予定で、錦織の初戦はこの2日間のどちらかに組まれる見込みだ。
食事の帰りに本人から聞かされた対戦相手
錦織は普段、試合の前日か当日まで対戦相手を耳に入れないようにしている。ところが28日は、思わぬ形で知ることになった。
抽選のあと、錦織は会場内で開かれたアシックスのイベントに登場した。tennis365.netによると、錦織は食事を終えたところで前から歩いてきたティアフォーに向こうから握手を求められ、対戦が決まったことを知ったという。「僕もあーみたいな感じで握手しました(笑)」と、そのときの様子を笑顔で明かしている。
相手の印象については、同じ場でこう話した。
「彼はこの夏すごく調子が良くて良い選手なので、楽しみではあります」
同日の公開練習の後には、2人の関係にも触れた。スポーツ報知の取材には「仲がいいので、いい試合がしたい」と語っている。東京スポーツの取材では、胸の内をもう少し詳しく口にした。
「もちろんいろいろな気持ちはある。ワクワクする気持ちもあるけど、思い出の地でできる最後の試合かという悲しい、惜しい気持ちもある。それ以上にちゃんと終えたいなという気持ちは強い」
イベントでは、ファンに向けて「最高のプレーを見せられるように」と書いたフリップを掲げた。Tennis Classicの取材に、その意味をこう説明している。
「やっぱり最後の試合なので悔いの残らないようにっていうのと、全力を出して、なるべくいいプレーを見せられるように頑張りたいなと思います」
通算成績は錦織の1勝、唯一の対戦は2018年ウィーン
2人がツアーで対戦したのは1度だけ。2018年10月、オーストリア・ウィーンのエルステ・バンク・オープン(室内ハード、ATP500)1回戦で、錦織がフルセットの末に勝った。当時20歳だったティアフォーを振り切った錦織は、そのまま決勝まで勝ち進み、準優勝している。
あれから約8年がたつ。
年齢は8歳離れているが、ティアフォーは以前から錦織への敬意を隠さない。THE DIGESTによると、今年7月、米ワシントンDCでの大会前の記者会見で、錦織についてこう話していた。
「彼は本当に最高のナイスガイだし、立派なキャリアを築き上げた素晴らしい選手。長年彼のプレーを見ることができて楽しかったし、ここ数年で僕たちは本当に親しくなった。彼が引退するなんて本当に信じられない」
同じ会見では、再戦への思いも口にしていた。
「ケイには残りのシーズンを楽しんでほしい。できればまた対戦したいね。これまで1度しか対戦していなくて、その時は俺が負けた。だから彼が引退する前に1度勝っておきたい」
その願いが、錦織の現役最後の大会でかなう。錦織が対戦2連勝とするのか、ティアフォーが8年越しのリベンジを果たすのか。親しい2人の2度目の対戦で、錦織の最後の大会がどこまで続くかが決まる。
公開練習ではルーネと約45分、また抜きショットも
抽選と同じ28日、錦織は元世界4位のホルガー・ルーネ(デンマーク)を相手に公開練習を行った。スポーツ報知によると、平日の昼間にもかかわらず、センターコートの3分の2ほどが観客で埋まったという。
2人は約45分間、試合形式のラリーを繰り返した。練習の途中で錦織はまた抜きショットを披露し、スタンドを沸かせる。報知の取材には「ちょっとこのぐらいはしておきたい」と話し、東京スポーツには「股抜きをさすがに1本くらいは見せとかないと」と笑った。
仕上がりについては、東京スポーツに「良かった。まだ足りないところもあるけど、明日もあるのでもうちょっと調整したい」と答えている。大会が24日に発表した予定では、29日も公開練習が組まれ、練習相手は世界24位のロレンツォ・ムセッティ(イタリア)だった。練習相手は都合で変わる場合があるという。
報知によると、30日からの本戦の前売り券はすでに完売している。錦織の最後の大会と、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)の出場が重なり、当日券が出るかどうかという状況だ。
同じ大会には日本勢から島袋将と坂本怜も主催者推薦で出場し、坂本は1回戦で世界37位のマッテオ・アルナルディ(イタリア)と対戦する。
日本での大会に向ける思い
錦織は25日の大会前会見で、日本で最後の試合ができることを本当にボーナスのようなものだと表現していた。28日のイベントでは、日本の大会ならではの空気についても語っている。Tennis Classicによると、その言葉はこうだった。
「日本での大会っていうのはいい意味での緊張感も他と違ってありますし、こうやって色んな方も試合を見に来て応援しに来てくれるので、その分頑張れるし、頑張りたいなっていう思いは強いです」
2度の優勝を飾った有明で、仲のいい世界8位と向き合う。30日の開幕を前に、残る準備は29日の調整だけになった。
まとめ
錦織圭の現役最後の大会となるジャパンオープンで、1回戦の相手が第2シードで世界8位のフランシス・ティアフォーに決まった。唯一の対戦は2018年のウィーンで、錦織がフルセットで勝っている。錦織は食事の帰りにティアフォー本人から握手されて対戦を知り、「仲がいいので、いい試合がしたい」と話した。大会は9月30日に東京・有明で開幕し、1回戦の日時は大会側の発表を待つ。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]








































































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