上杉海斗、ジャパンオープンダブルス準決勝で逆転負け 10-9のマッチポイントから3連続失点

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男子テニスの木下グループ・ジャパンオープンは4日、東京・有明コロシアムでダブルス準決勝があり、上杉海斗(31)=江崎グリコ=とリンキー・ヒジカタ(25)=オーストラリア=の組は第2シードのフランスペアに6-4、4-6、[10-12]で敗れた。マッチタイブレークで9-8、10-9と2度のマッチポイントを握ったが、10-9から3ポイントを続けて失った。試合時間は1時間32分。
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マッチポイント2本、あと1点が届かず
決勝まで、あと1ポイントだった。
相手はテオ・アリバジェとアルバノ・オリベッティのフランスペア。今季ツアーで5度優勝している第2シードで、ダブルスの世界ランクはそれぞれ20位と19位だ。ワイルドカード(主催者推薦)で出場した上杉は111位、ヒジカタは183位で、ランク上は大きな差があった。
第1セットは上杉組が第3ゲームでブレークに成功し、そのリードを守り切って6-4で先取する。第2セットは互いにサービスゲームを落とさないまま進んだものの、4-5で迎えた第10ゲームでブレークを許し、セットカウント1-1に追いつかれた。
勝負は10ポイント先取のマッチタイブレークへ。上杉組は9-8で1本目、10-9で2本目のマッチポイントを握った。だが、どちらも決め切れない。10-9から3ポイントを連取され、10-12で試合が終わった。
6-6で振動止めが外れ、ビデオ判定はレット
タイブレークの途中には、試合の流れに関わる場面があった。
6-6の場面で、上杉のラケットに付いていた振動止めが外れる。テニスクラシックによると、相手ペアからの抗議を受けてビデオレビューが行われ、判定はポイントのやり直しとなるレットだった。振動止めは、ガットの振動を抑えるためにラケットに付ける小さな部品だ。
上杉は試合後、この場面について「ポイントが終わった後のレビューだったので、どういうルールなのか正直わからなかった」と話した。一方で「結果としてレットになった。相手もそれだけ泥臭く本気になってきていた証拠」とも語り、相手の判断を責めることはしなかった。
「彼らはルールの中でやっている。自分の詰めが甘かった部分も含めて気をつけていきたい」。勝ち負けを分ける1ポイントへの執念を受け止め、自らの反省に変えていた。
「めちゃくちゃ悔しい」初ペアで4強の1週間
試合後の第一声は短かった。上杉は「素直に『悔しい』という言葉が一番最初に出てくる」と口にし、「普段ツアーに出られない中でワイルドカードのチャンスを掴み、勝ってもっとランキングを上げてツアーの選手たちに食い込んでいきたかった。マッチポイントも握った中だけにめちゃくちゃ悔しい」と続けた。
ヒジカタと組むのは今大会が初めてだった。1回戦はダルデリ/エチェベリ組に4-6、7-5、[12-10]で逆転勝ちし、3本のマッチポイントをしのいでいる。3日の準々決勝では、第3シードで前年優勝のユーゴ・ニスとエドゥアール・ロジェ=バセランを6-4、6-4のストレートで破り、上杉にとってATPツアー初の4強入りを決めた。
| 回戦 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1回戦 | ダルデリ/エチェベリ | 4-6、7-5、[12-10] 勝ち |
| 準々決勝 | ニス/ロジェ=バセラン(第3シード) | 6-4、6-4 勝ち |
| 準決勝 | アリバジェ/オリベッティ(第2シード) | 6-4、4-6、[10-12] 負け |
ヒジカタは2023年の全豪オープンでダブルスを制した選手だ。その相棒と初めて組んだ大会で、前年王者を倒し、第2シードをあと1ポイントまで追い詰めた。
自己最高100位から2桁順位へ、次の目標は80位以内
ツアー大会での勝ち星は、ランキングにも反映される。上杉は8月に自己最高の100位に到達しており、今大会の白星で2桁順位への浮上が確実になった。
ただ、本人が見ているのはその先だ。「トップ100に入れて嬉しいが、ダブルスはペア合計のランキングが必要になるため、80位以内に入っていかないとグランドスラムやツアーには定着できない。今年終盤にはそこに近づけられるようにしたい」と、次の目標をはっきり口にした。
今年からはアメリカ人コーチと練習に取り組む。手応えについては「チャレンジャーレベルの時でもクオリティの高いテニスがずっと続けられている。今大会も『勝ちたい』より『勝てる』という気持ちで臨めていた」と語っている。
地元での1週間を振り返り、上杉は「センターコートでアルカラス選手がプレーしている中で、あれだけ多くの方に来ていただきめちゃくちゃ楽しかった」と話した。「チャレンジャーで観客がいない中でプレーすることもある」とも語り、ツアー大会の舞台をかみしめた。
アリバジェとオリベッティは決勝に進んだ。決勝の相手は、5日に予定されるもう一つの準決勝で決まる。第1シードのシモーネ・ボレッリとアンドレア・バヴァッソーリ(ともにイタリア)、第4シードのオースティン・クライチェク(米国)とニコラ・メクティッチ(クロアチア)の勝者だ。
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[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]









































































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