アルカラス、ジャパンオープン4強 シャポバロフが第2セット途中で棄権、準決勝はムナル

※この記事には、商品・サービスの広告リンクが含まれています。
時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
男子テニスの木下グループ・ジャパンオープンは4日、東京・有明コロシアムで準々決勝があり、第1シードで世界ランク3位のカルロス・アルカラス(23)=スペイン=がデニス・シャポバロフ(27)=カナダ=に7-6、2-1とした場面で相手の棄権により勝ち上がった。シャポバロフは第2セットの序盤に右脚の付け根を痛めた。試合時間は82分。準決勝は5日、予選から勝ち上がった同じスペインのハウメ・ムナル(29)と対戦する。
↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓
タイブレークで第1セット、直後に相手が脚を痛める
2年連続のベスト4入りは、思わぬ形で決まった。
第1セットは互いにサービスゲームを3度ずつ落とす打ち合いになった。アルカラスはサーブが安定せず、3-5とリードを許す。シャポバロフのセットを取りにいくサービスゲームをブレークで返した直後、4-5で迎えた自らのサービスゲームでは30-40とセットポイントを握られたが、ドロップショットでしのぎ、そこから流れを引き戻した。タイブレークは0-2から追い上げて7-3で制し、第1セットを奪っている。
異変が起きたのは第2セットの1ゲーム目だった。走りながらフォアハンドに手を伸ばした際、シャポバロフが右脚の付け根、股関節のあたりを痛める。メディカルタイムアウトで治療を受けてコートに戻ったものの、動きは戻らなかった。アルカラスの2-1となった第3ゲームの終了後に続行を断念し、82分で試合が終わった。
「望んだ形ではない」サーブの不調も認める
会見では、勝ち上がり方への複雑な思いを隠さなかった。テニスクラシックによると、アルカラスは「望んだ形での勝ち上がりではない。ただ、時にはこういったことも起こる」と話し、シャポバロフを気づかった。
第1セットについては「素晴らしい内容だった。互いにショットの質が極めて高く、手応えを感じていた」と評価している。その一方で、3度ブレークされた自身のサーブには「少しフラストレーションが溜まった」と反省の言葉を口にした。
リターンでは立ち位置を細かく変え、相手に的を絞らせない工夫を続けていた。アルカラスはその狙いを、相手にコースや配球、サーブ&ボレーを仕掛けるかどうかで迷いを生じさせるためだと説明する。崩されかけたセットを取り返せたのは、この駆け引きがあったからでもあった。
スポーツ報知によると、体の状態については会見で「体もコンディションもいい」と語り、不安がないことも強調した。
昨年王者、大会8連勝で連覇へ前進
アルカラスは昨年、このジャパンオープンに初出場で優勝。決勝でテイラー・フリッツ(米国)を6-4、6-4で下している。
今年は1回戦でアレックス・ミケルセン(米国)、2回戦でマッテオ・アルナルディ(イタリア)を破り、アルナルディ戦では4度のセットポイントをしのいだ。シャポバロフ戦の勝利で、大会での連勝は昨年から数えて8に伸びた。
今季は全豪オープンを制し、4大大会すべてで優勝する生涯グランドスラムを達成した。4月のバルセロナ・オープンで右手首を痛めてからは、全仏とウィンブルドンを含めて約4か月ツアーを離れ、8月末開幕の全米オープンで復帰すると準々決勝まで勝ち進んだが、ベン・シェルトン(米国)に敗れている。東京は、ブランク明けの調子を確かめる場でもある。
| 回戦 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1回戦 | アレックス・ミケルセン(米国) | 7-6(1)、4-6、6-1 |
| 2回戦 | マッテオ・アルナルディ(イタリア) | 7-6(6)、6-1 |
| 準々決勝 | デニス・シャポバロフ(カナダ) | 7-6(3)、2-1 棄権勝ち |
準決勝の相手は第3シードを破った予選勝者ムナル
5日の準決勝の相手、ムナルは世界ランク64位。予選を勝ち抜いて本戦に入ると、1回戦で第3シードのフリッツを6-7、6-4、6-3の逆転で破った。2回戦はジャイメ・ファリア(ポルトガル)に6-1、6-1、準々決勝もキリアン・ジャケ(フランス)を6-4、6-2で退け、ここまで勢いがある。
ATPツアーの準決勝進出は通算8度目で、昨年10月のバーゼル以来だ。
両者の対戦成績はアルカラスの3勝1敗。最後の対戦は2025年の全英前哨戦クイーンズで、アルカラスが勝った。ムナルの唯一の白星は2021年のマルベーリャ大会の準決勝までさかのぼる。
スペイン勢同士の顔合わせのため、どちらが勝っても決勝にはスペイン選手が進む。
準決勝は5日午後4時以降、決勝は6日
大会側の発表によると、5日はセンターコートの有明コロシアムで、午後2時からのダブルス準決勝に続き、アルカラスとムナルの準決勝が午後4時以降に始まる予定だ。その後、午後6時以降にもう一つの準決勝、イジー・レヘチカ(チェコ)とバレンティン・バシュロ(モナコ)の一戦が組まれている。
決勝が行われる6日は、午後2時から試合が始まる。昨年に続く優勝がかかるアルカラスにとって、残りは2試合となる。
アルカラスが契約するバボラのラケット「ピュアアエロ98」は、2026年モデルが市販されている。
今大会のダブルスでは、上杉海斗がリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)と組んでATPツアー初の4強入りを果たした。4日の準決勝で第2シードのペアに敗れている。
関連記事:上杉海斗、ジャパンオープンダブルスでATPツアー初の4強 ヒジカタと組み前年優勝ペアに6-4、6-4
関連記事:錦織圭、ジャパンオープンでティアフォーに4-6、4-6で敗れラストマッチ ツアー本戦685試合目、通算452勝233敗の戦績を整理
[文/構成 by スポーツライター TAKU]









































































コメントはこちら