クックパッド新機能「レシピスクラップ」にリュウジ激怒「リスペクトがない」料理家から批判殺到

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クックパッドが発表した新機能「レシピスクラップ」が波紋を広げている。外部サイトのレシピをAIで自動抽出する仕組みに対し、料理研究家のリュウジ氏らが「リスペクトがない」と強く批判した。レシピ自体に著作権は認められにくいものの、他者の労力を自社の有料サービスに利用する姿勢が問われている。クリエイターとプラットフォームのあり方を巡り、議論は当面続きそうだ。
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クックパッド新機能に料理家が猛反発
料理レシピサイト大手のクックパッドが2026年3月19日、アプリ向けの新機能「レシピスクラップ」を発表した。InstagramやX、TikTok、各種ウェブサイトのURLを貼り付けるだけで、AIがレシピの材料や手順を自動で抽出する。アプリ内で情報を一元管理できる利便性をうたう。
ところが、この機能に料理家たちが一斉に反発した。料理研究家のリュウジ氏(39)は21日、自身のXで「クックパッドの新機能酷すぎる」と投稿。自己アカウントで必死に発信している現状に触れ、「あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない」と怒りをあらわにした。
実際に自身のレシピを取り込んだ画面も公開した。作り方がすべて抽出され、元記事を見ずにアプリ内で完結してしまう実態を指摘している。
著作権の壁とプラットフォームの収益化
騒動の根底には、料理レシピ特有の法的な位置づけがある。材料の分量や調理手順といったレシピ自体は”アイデア”とみなされ、原則として著作権保護の対象になりにくい。クックパッド側もこの法的な隙間を突いた。
批判の的となっているのは、他者のコンテンツを利用した自社サービスの収益化である。新機能の利用上限は、無料会員が週5件まで。一方、月額550円のプレミアムサービス会員は無制限に利用できる。
料理家が労力をかけて生み出したレシピが、結果的にクックパッドの有料会員を増やすツールとして使われている。おたくま経済新聞は「他人のふんどしで相撲を取っている」「必死に作ったコンテンツへのタダ乗り」と批判されても無理はないと報じた。
「タダ乗り」に怒るクリエイターたち
怒りはリュウジ氏だけにとどまらない。人気料理研究家のジョーさん。は「必死に作ったコンテンツにタダ乗りされて許せるわけがない」と激怒した。
個人サイトやSNSは、ユーザーにページを見てもらうことで発生する広告収入などで成り立っている。レシピサイト「白ごはん.com」の冨田ただすけ氏も、元のページに入る必要がなくなる点に懸念を示した。企業情報サイトのcokiは、コンテンツクリエイターの死活問題に関わる仕様だと伝えている。
IT事情に詳しい起業家のけんすう氏は、サービス同士のマナーを大きく逸脱していると指摘する。他社がクックパッドの有料レシピを簡単に保存するサービスを作っても文句が言えなくなるという、皮肉なブーメランの危険性も孕んでいるという。
倫理観を問うユーザーの厳しい目
SNS上ではクリエイター側への支持が圧倒的だ。Xでは「著作権的に大丈夫?」「上場企業の倫理観アウト」といった厳しい意見が飛び交っている。
ユーザーの中には機能の便利さを認める人もいる。だが、「結局元投稿見たい」「取り込んでも量や味が微妙で結局スクショする」といった実践報告も少なくない。
法的には問題がなくても、ネット上の”空気の裁判”ではすでに厳しい判決が下されている。他人の努力をタダで吸い上げる仕組みに対し、一般の料理ファンからも不信感が爆発した。
問われる企業姿勢と機能の行方
クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」という理念を掲げている。しかし、2025年12月期の連結決算で純利益が前期比44.4%減となるなど、業績低迷が続いている。
生成AI全盛の時代に生き残るための延命策とも言える新機能。だが、料理を生み出し発信を続けてきたクリエイターたちの営みを軽視すれば、プラットフォームとしての土台が崩れかねない。
事態の収拾を図るため、早々に機能の一時停止や仕様の抜本的見直しに追い込まれる可能性もある。発信者にどのような敬意と還元を示すのか。注目が集まっている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]



























































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