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大阪杯 過去の歴代勝ち馬67頭・全69回の記録(1957-2025)ベラジオオペラ連覇達成まで春の中距離王者たちの系譜

大阪杯 過去の歴代勝ち馬67頭・全69回の記録(1957-2025)ベラジオオペラ連覇達成まで春の中距離王者たちの系譜

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1957年に創設された大阪杯は、2017年のG1昇格を経て春の中距離王座決定戦として定着した。過去69回の歴史の中で、サンライズペガサスとベラジオオペラの2頭が複数回優勝を達成している。2025年の第69回大会では、ベラジオオペラが1分56秒2のコースレコードで連覇を果たした。

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G1昇格から9年、春の中距離王座決定戦としての定着

2017年にG1へ昇格した大阪杯は、春の古馬中距離路線の頂点を決める一戦だ。阪神競馬場の芝2000メートルを舞台に、これまで数々の名勝負が繰り広げられてきた。2025年の第69回大会では、ベラジオオペラが連覇を達成。1分56秒2というコースレコードを叩き出し、その実力を証明する結果となった。

各陣営にとって、このレースの位置づけは年々重要性を増す。ドバイミーティングや香港の国際競走と時期が重なる中、国内専念を選択した実力馬たちが集結する。スピードとスタミナ、そして立ち回りの巧さが求められるコース設定が、真の王者をあぶり出す。

1957年の創設から国際G1への道のり

大阪杯の歴史は1957年に遡る。当初は「大阪盃競走」として創設され、ハンデキャップ競走として行われていた。1964年に「サンケイ大阪杯」、1989年に「産経大阪杯」と名称を変えながら、長らく天皇賞(春)へ向けた重要な前哨戦として機能する。2004年には国際G2に格付けされた。

転機が訪れたのは2017年だ。中距離適性を持つ馬の目標となるレースを春季に設ける目的で、G1へ昇格する。名称も現在の「大阪杯」に変更された。この年、初代G1王者となったのはキタサンブラックだ。以降、スワーヴリチャードやラッキーライラックなど、時代を彩る名馬たちがタイトルを手にしていく。

テイエムオペラオーを破った伏兵とベラジオオペラの連覇

長い歴史の中には、波乱の決着も少なくない。2001年の第45回大会では、単勝73.4倍の9番人気だったトーホウドリームが、前年に年間無敗を達成したテイエムオペラオーを破る大金星を挙げた。安藤勝己(65)=元JRA=の好騎乗が光った一戦だ。

近年で特筆すべきは、ベラジオオペラの活躍だ。2024年に横山和生(32)=JRA=の騎乗でG1初制覇を飾ると、翌2025年も同コンビで勝利を収める。サンライズペガサス(2002年、2005年)以来となる史上2頭目の複数回優勝であり、連覇は史上初の快挙だ。上村洋行(52)=JRA=が管理する同馬は、前半1000メートル57秒5のハイペースを押し切り、従来のレコードを大幅に更新した。

歴代優勝馬67頭・全69回の全記録

1957年の第1回から2025年の第69回までの歴代優勝馬は以下の通りだ。

表は必要な場合、横にスクロールできます。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム騎手調教師
第1回1957/03/17阪神1800mホマレイチ牡41:50.8大根田裕也日迫清
第2回1958/03/09阪神1800mカツラホマレ牝41:52.4大根田裕也橋本正晴
第3回1959/03/08阪神1800mキヨスガタ牡41:57.2内藤繁春日迫清
第4回1960/03/06阪神1800mウイルデイール牡41:50.2宇田明彦星川泉士
第5回1961/03/12阪神1800mコダマ牡41:50.8栗田勝武田文吾
第6回1962/03/18阪神1800mスギヒメ牝41:51.0諏訪真諏訪佐市
第7回1963/03/17阪神1800mリユウゼツト牡41:55.4大石五十夫元石正雄
第8回1964/03/22阪神1800mテツノオー牡41:54.2大辻省二尾形藤吉
第9回1965/03/21阪神1850mヤングヒーロー牡41:54.1新井仁福島角一
第10回1966/03/20阪神1900mバリモスニセイ牡51:56.4諏訪真諏訪佐市
第11回1967/03/26阪神1900mリユウフアーロス牡41:56.1宮本悳橋本正晴
第12回1968/04/07阪神1900mヤマピツト牝41:56.6池江泰郎浅見国一
第13回1969/04/06阪神1900mダテホーライ牡41:57.5宇田明彦星川泉士
第14回1970/03/29阪神1900mシュンサクオー牡41:55.8小野幸治小林稔
第15回1971/05/16阪神1900mケイタカシ牡61:54.7池江泰郎浅見国一
第16回1972/03/05阪神2000mフイドール牡42:06.6武田博武田文吾
第17回1973/03/11阪神2000mニホンピロムーテー牡52:02.5武邦彦服部正利
第18回1974/03/10阪神2000mキヨノサカエ牡42:07.8福永洋一武田文吾
第19回1975/03/09阪神2000mスカイリーダ牡52:00.9高橋成忠佐藤勇
第20回1976/03/07阪神2000mロングホーク牡42:02.2松田幸春松田由太郎
第21回1977/03/13阪神2000mゴールドイーグル牡72:01.4内田国夫伊藤雄二
第22回1978/03/12阪神2000mキングラナーク牡52:03.5岩元市三布施正
第23回1979/03/11阪神2000mメトロジャンボ牡42:04.1目黒正徳玉谷敬治
第24回1980/03/09阪神2000mハシクランツ牡42:04.4柴田光陽内藤繁春
第25回1981/04/04阪神2000mサンシードール牡42:05.5栗田伸一武田文吾
第26回1982/04/04阪神2000mサンエイソロン牡42:03.6小島太古山良司
第27回1983/04/03阪神2000mヒカリデユール牡62:03.3河内洋須貝彦三
第28回1984/04/01阪神2000mカツラギエース牡42:00.6西浦勝一土門一美
第29回1985/03/31阪神2000mステートジャガー牡42:01.4田原成貴中村好夫
第30回1986/03/30阪神2000mサクラユタカオー牡42:01.6小島太境勝太郎
第31回1987/04/05阪神2000mニシノライデン牡62:01.0田原成貴伊藤修司
第32回1988/04/03阪神2000mフレッシュボイス牡52:01.7武豊境直行
第33回1989/04/02阪神2000mヤエノムテキ牡42:01.4西浦勝一荻野光男
第34回1990/04/01阪神2000mスーパークリーク牡52:02.9武豊伊藤修司
第35回1991/03/31京都2000mホワイトストーン牡42:01.5田面木博公高松邦男
第36回1992/04/05阪神2000mトウカイテイオー牡42:06.3岡部幸雄松元省一
第37回1993/04/04阪神2000mメジロマックイーン牡62:03.3武豊池江泰郎
第38回1994/04/03阪神2000mネーハイシーザー牡42:01.2塩村克己布施正
第39回1995/04/02京都2000mインターマイウェイ牡51:59.3松永幹夫中村均
第40回1996/03/31阪神2000mタイキブリザード牡52:00.7岡部幸雄藤沢和雄
第41回1997/03/30阪神2000mマーベラスサンデー牡52:02.0武豊大沢真
第42回1998/04/05阪神2000mエアグルーヴ牝52:01.3武豊伊藤雄二
第43回1999/04/04阪神2000mサイレントハンター牡61:59.9吉田豊大久保洋吉
第44回2000/04/02阪神2000mメイショウオウドウ牡52:00.8飯田祐史飯田明弘
第45回2001/04/01阪神2000mトーホウドリーム牡41:58.4安藤勝己田島良保
第46回2002/03/31阪神2000mサンライズペガサス牡41:59.1安藤勝己石坂正
第47回2003/04/06阪神2000mタガノマイバッハ牡41:59.1安藤勝己松田博資
第48回2004/04/04阪神2000mネオユニヴァース牡41:59.6M.デムーロ瀬戸口勉
第49回2005/04/03阪神2000mサンライズペガサス牡71:59.0幸英明石坂正
第50回2006/04/02阪神2000mカンパニー牡52:04.5福永祐一音無秀孝
第51回2007/04/01阪神2000mメイショウサムソン牡42:01.4石橋守高橋成忠
第52回2008/04/06阪神2000mダイワスカーレット牝41:58.7安藤勝己松田国英
第53回2009/04/05阪神2000mドリームジャーニー牡51:59.7池添謙一池江泰寿
第54回2010/04/04阪神2000mテイエムアンコール牡61:59.5浜中俊柴田政見
第55回2011/04/03阪神2000mヒルノダムール牡41:57.8藤田伸二昆貢
第56回2012/04/01阪神2000mショウナンマイティ牡42:05.5浜中俊梅田智之
第57回2013/03/31阪神2000mオルフェーヴル牡51:59.0池添謙一池江泰寿
第58回2014/04/06阪神2000mキズナ牡42:00.3武豊佐々木晶三
第59回2015/04/05阪神2000mラキシス牝52:02.9C.ルメール角居勝彦
第60回2016/04/03阪神2000mアンビシャス牡41:59.3横山典弘音無秀孝
第61回2017/04/02阪神2000mキタサンブラック牡51:58.9武豊清水久詞
第62回2018/04/01阪神2000mスワーヴリチャード牡41:58.2M.デムーロ庄野靖志
第63回2019/03/31阪神2000mアルアイン牡52:01.0北村友一池江泰寿
第64回2020/04/05阪神2000mラッキーライラック牝51:58.4M.デムーロ松永幹夫
第65回2021/04/04阪神2000mレイパパレ牝42:01.6川田将雅高野友和
第66回2022/04/03阪神2000mポタジェ牡51:58.4吉田隼人友道康夫
第67回2023/04/02阪神2000mジャックドール牡51:57.4武豊藤岡健一
第68回2024/03/31阪神2000mベラジオオペラ牡41:58.2横山和生上村洋行
第69回2025/04/06阪神2000mベラジオオペラ牡51:56.2横山和生上村洋行




2026年第70回大会へ向けての展望

2026年、大阪杯は第70回の節目を迎える。連覇を果たしたベラジオオペラは2025年12月に現役を引退し、社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。3連覇の夢は叶わなかったが、大阪杯の歴史にその名を深く刻んだ。王座が空いた第70回は、ダノンデサイルやクロワデュノールら実力馬が集結し、新たな中距離王者の誕生が期待される。

各陣営のローテーションも多様化が進む。ドバイミーティングや香港の国際競走と時期が重なるため、出走馬の選択がレースの行方を大きく左右する。国内の頂点を目指す実力馬たちがどのような走りを見せるか、ファンの期待が高まる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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