小椋藍、MotoGP日本GP決勝は11番手スタートから6位 マルク・マルケスが今季6勝目

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MotoGP第16戦日本GPの決勝(24周)がきのう4日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、小椋藍は11番グリッドから6位でゴールした。中盤からはチームメイトのラウル・フェルナンデス、KTMのペドロ・アコスタと5位を争ったが、0.395秒届かなかった。優勝はドゥカティのマルク・マルケスで、スプリントに続く今季6勝目となった。
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11番グリッドから6位、5位とは0.395秒差
決勝は4日午後2時にスタートした。小椋藍(25)=トラックハウス=は予選11番手から出ると、1周目で8番手まで浮上する。前日のスプリント5位に続き、母国のファンの前で決勝を走り切った。
レース中盤から終盤にかけての見せ場は、5番手争いだった。小椋はフェルナンデス、アコスタと3台の集団をつくり、特にアコスタとは抜いては抜き返されるやり取りを繰り返した。グレシーニのアレックス・マルケスは前日のスプリントでの接触により2回のロングラップペナルティを科されており、この日は最後まで走り切れなかった。
最終的な差はわずかだった。英専門メディアのクラッシュ・ネットが掲載した公式結果によると、5位フェルナンデスは優勝から14秒815差、6位の小椋は15秒210差で、2人の間は0.395秒。7位アコスタは小椋から1秒718遅れてチェッカーを受けている。
上位4台は、小椋の集団から大きく離れていた。
| 順位 | ライダー | チーム | 優勝との差 |
|---|---|---|---|
| 1 | マルク・マルケス | ドゥカティ・レノボ | ― |
| 2 | ホルヘ・マルティン | アプリリア | 1秒363 |
| 3 | マルコ・ベッツェッキ | アプリリア | 2秒252 |
| 4 | エネア・バスティアニーニ | KTMテック3 | 2秒330 |
| 5 | ラウル・フェルナンデス | トラックハウス | 14秒815 |
| 6 | 小椋藍 | トラックハウス | 15秒210 |
| 7 | ペドロ・アコスタ | KTM | 16秒928 |
| 8 | フランチェスコ・バニャイア | ドゥカティ・レノボ | 20秒333 |
マルク・マルケスが11周目に逆転、スプリントと合わせ37ポイント
優勝争いは、ポールポジションのマルティンと2番グリッドのマルク・マルケスによる一騎打ちだった。motorsport.com日本版によると、マルティンがホールショットを奪って序盤をリードし、3周目には0.5秒の差を築いた。
流れが変わったのは5〜6周目だ。マルク・マルケスのペースが上がって差は0.2〜0.3秒まで縮まり、11周目にS字からV字コーナーにかけてインを突いて先頭に立った。その後は0.7〜0.8秒のリードを保ち、残り6周で1秒以上に広げてゴールしている。
前日のスプリントに続く勝利で、今季6勝目。マルク・マルケスは中日スポーツなどによると「(スプリントと合わせ)37ポイントを稼げたことには満足しています。ホルヘの後ろを走っていた序盤はキツかったけど、抜いた後は自分のペースで走れたよ」と話した。
タイトル争いは一気に詰まった。日本GP終了時点でランキング首位のマルティンは333ポイント、2位のマルク・マルケスは331ポイントで、差は2ポイントしかない。3位ベッツェッキは284ポイントで、首位マルティンとは49ポイント、2位マルク・マルケスとは47ポイント離れている。
コンディションにも特徴があった。雨はなかったものの空は曇り、気温20度、路面温度29度とスプリントより涼しい中でのレースだった。スプリントでリヤタイヤに高い負荷がかかったことを受け、ミシュランはリヤのソフトの使用を取りやめており、全車がフロントにミディアム、リヤにハードを選んで24周を走った。
「何もできずに終わりました」小椋が語った母国戦
6位という結果に、小椋の言葉は厳しかった。
レース直後のテレビインタビューでは「ダメでしたね。トップから相当離されましたし、最後は何とか5位に入れそうでしたが、それもできませんでした。速さもバトルもダメでした」と悔しさをにじませたと、中日スポーツが伝えている。
motorsport.com日本版によると、小椋は日本メディアの取材で、レースの途中から5位が限界だと見えていたため「”どう5位になるか”を考えてレースしていました」と明かした。そのうえで「でも何もできずに終わりましたからね。前を走る4人が速すぎました。15秒離されてビックリしましたよ」と続けている。
3台のバトルについては、間に挟まれた位置の難しさを挙げた。
「「ふたりに挟まれてしまって、全然加速できていなかったです」「良い加速のためにはコーナー進入を空けていく必要がありますけど、そうするとアコスタに来られてしまいますからね。抜きに行かないといけないのに、自分のポジションを守る必要もあるので、真ん中は一番やりづらかったです」」
スタンドの声援は、悔しさを大きくした。小椋はレース後、ダメな結果で終わったときはファンが反応してくれるほど心に来ると語り、フィニッシュ後の周回について「もう景色を見たくなかったです」と打ち明けている。そのうえで「だから来年頑張ろうと思います」と、1年後のもてぎに目を向けた。
中日スポーツによると、日本GPの観客動員は3日間で12万人を超え、昨年を3万人上回った。スプリント、決勝とも上位4台には届かなかったものの、母国戦の2レースをともに完走している。
ランキングは5位に浮上、次は11日のインドネシアGP
順位表では前進があった。日本GPを前に222ポイントでランキング6位だった小椋は、スプリント5位で5ポイント、決勝6位で10ポイントを加え、237ポイントで5位に上がった。
4位アコスタは243ポイントで、差は6ポイント。6位のファビオ・ディ・ジャンアントニオは230ポイントで、小椋の後ろ7ポイントにつけている。小椋はmotorsport.com日本版に、3位ベッツェッキとは差が大きいとしたうえで「4位のアコスタですね。彼はこれから強いと思いますが、ランキング4位になれれば一番良いと思います」と残り数戦の目標を口にした。
今季の小椋は、6月の第10戦オランダGPで最高峰クラス初優勝を挙げた。8月には左手親指付近を骨折して第13戦アラゴンGPと第14戦サンマリノGPを欠場したが、復帰した第15戦オーストリアGPではスプリント、決勝とも4位に入っている。
全22戦のシーズンは、日本GPで16戦を終えた。次の第17戦インドネシアGPは、10月11日に決勝を迎える。舞台はマンダリカ・インターナショナル・サーキットで、ランキング4位を狙う小椋にとっては、アコスタとの6ポイント差を詰めにいく1戦になる。
小椋のこれまでの歩みをたどるなら、モーターマガジン社から9月29日に発売されたムック『栄光のゼッケンシリーズ「79」小椋藍 栄光への軌跡』がある。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]










































































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