看護の日2026は5月12日、ナイチンゲール誕生日由来 看護週間のテーマとイベントを整理

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2026年5月12日は「看護の日」だ。近代看護の母フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に由来し、5月10日から16日が「看護週間」となる。日本看護協会は俳優の見上愛をスペシャルサポーターに迎え、メインコピー”見つめる、その先のわたしへ”でイベントを展開した。
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「看護の日」が5月12日である理由とナイチンゲールとの結びつき
2026年5月12日、日本各地で「看護の日」を祝う行事が開かれた。この日を「看護の日」とする根拠は、近代看護の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にある。
ナイチンゲール(1820年5月12日 – 1910年8月13日)は、両親の新婚旅行先だったトスカーナ大公国フィレンツェで生まれた。フィレンツェの英語名「フローレンス」がそのまま名前になっている。クリミア戦争で38名の女性看護団を率いて従軍し、不衛生な兵舎病院の衛生改革を進めた。統計に基づく医療改革を主導し、後に世界初の宗教系でない看護学校をロンドンの聖トーマス病院内に設立した。1858年には王立統計学会初の女性会員にも選ばれている。
1965年、国際看護師協会(本部・ジュネーブ)は5月12日を「国際看護師の日(International Nurses Day)」に定めた。日本ではこれより遅れて1990年、当時の旧厚生省が同じ5月12日を「看護の日」として制定した。きっかけは「看護の日の制定を願う会」の運動だ。看護週間は5月12日を含む日曜日から土曜日までの1週間と定められ、2026年は5月10日(日)から16日(土)が該当する。
2026年のテーマは”見つめる、その先のわたしへ”
日本看護協会(会長・秋山智弥、会員73万人)は2026年度のメインコピーを”見つめる、その先のわたしへ”と定めた。ボディーコピーは”一歩踏み出せば、未来は動く。看護を目指すあなたの可能性を、”だ。2025年度から若年層に向けてデザインとコピーを刷新しており、看護職を志す中高生に届けることを意識した内容となった。
国際看護師協会(ICN)が掲げる2026年のテーマは”Empowered Nurses Save Lives”(エンパワーされた看護師が命を救う)。安全で公正な労働環境、看護師の権限と裁量を確保することで、看護職の救命力を最大化するという主張が込められている。ハッシュタグは「#IND2026」と「#OurNursesOurFuture」だ。
過去のテーマは以下の通り推移する。
| 年 | 日本看護協会メインコピー | ICNテーマ |
|---|---|---|
| 2026年 | 見つめる、その先のわたしへ | Empowered Nurses Save Lives |
| 2025年 | なりたい自分になってやる。 | Our Nurses. Our Future. Caring for nurses strengthens economies |
| 2024年 | 未公表 | Our Nurses. Our Future. The economic power of care |
見上愛がサポーター就任、イベント「KANGO部!」開催
日本看護協会は5月10日、看護週間の初日に2026年「看護の日」イベント「KANGO部!」を開催した。スペシャルサポーターには俳優の見上愛、司会はハリー杉山が務めた。第1部は午後2時開始、第2部は午後3時15分開始の二部構成で、YouTube Liveでも同時配信された。
第1部では、ハリー杉山と「看護の日」キャラクターのかんごちゃん、見上が登場し、看護にまつわるエピソードや看護職を目指す中高生への応援メッセージを送るトークセッションが行われた。現場で働く看護職から募った「忘れられない看護エピソード 〜いのち・暮らし・尊厳を まもり、支えるプロフェッショナル〜」の受賞作品も発表され、最優秀賞を基に制作したアニメーションと漫画が公開された。
NHK連続テレビ小説「風、薫る」とのスペシャルトークセッションも組み込まれた。3月30日に放送が始まった同作は、明治時代の看護の世界に飛び込んだ大関和と鈴木雅をモデルにした二人の女性が主人公だ。当時、看護婦は専門知識の必要がない職業と見なされ、病人の世話をする召使のような存在として扱われていた時代を描く。看護への関心を社会に広げる狙いで、日本看護協会はドラマと連動した企画を進めた。
各地で「ふれあい看護体験」「フェスタ看護」
都道府県の看護協会も例年通り独自の事業を実施した。山梨県のフェスタ看護実行委員会は5月12日に「令和8年度フェスタ看護」を開いた。「5月12日は看護の日 看護の心をみんなの心に」を掲げ、県民一人ひとりが看護への関心と理解を深めることを目的にした行事だ。
中高生らに看護現場を体験してもらう「ふれあい看護体験」は2026年度も全国で実施された。広島県看護協会は5月7日付で受入施設一覧を更新し、宮崎県、京都府、岐阜県などの各看護協会も同事業の受入予定施設を公表した。看護職が中高校に出向いて職業の魅力を伝える「看護の出前授業」も、各都道府県で並行して動いた。
朝ドラと連動、若年層への発信が鍵
2026年の「看護の日」は、朝ドラ「風、薫る」の放送と時期が重なった。日本看護協会は「これから看護の道を目指す若い皆さんにプロフェッショナルとしての看護の魅力を伝える」と打ち出し、見上の起用やNHKドラマとの連動企画もその文脈に並ぶ。看護週間中、各地のイベントは続いた。
超少子高齢社会の日本で、医療と看護をどう支えるか。問いの重さは年々増す。「見つめる、その先のわたしへ」というメインコピーは、看護を志す若い世代へ向けたメッセージだ。ナイチンゲールの誕生日から206年、5月12日に看護の意味を考える機会が今年も巡ってきた。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]






























































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