千葉百音のショート曲「ラストダンス」は彼女の為の選曲 世界選手権2026で自己ベスト更新に導く

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チェコ・プラハで開催中のフィギュアスケート世界選手権で25日、千葉百音が女子ショートプログラム(SP)に出場した。2季連続となる演目「ラストダンス」で全ジャンプを成功させ、自己ベストの78.45点をマーク。2月のミラノ・コルティナ五輪で4位に終わった悔しさを糧に、首位と0.86点差の2位という好位置につけた。
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自己ベスト78.45点で2位発進 技術点は全体トップ
歓喜の笑みがこぼれた。チェコ・プラハで25日に行われた世界選手権の女子SPで、千葉百音(20)=木下グループ=が78.45点を記録した。
昨年12月のグランプリファイナルで出したSP自己ベスト(77.27点)を更新する結果だ。今大会が現役最後となる首位の坂本花織(25)=シスメックス=に0.86点差と迫る。
冒頭の3回転フリップー3回転トーループをきれいに着氷すると、続くダブルアクセル、後半の3回転ルッツも確実に決めた。3つのスピンとステップシークエンスは全て最高評価のレベル4。技術点(TES)は出場選手中トップの42.43点を叩き出している。
五輪4位の悔しさと「ラストダンス」への回帰
わずか1.28点。ミラノ五輪で表彰台を逃した点差だ。
千葉は五輪のフリーでジャンプの回転不足による減点を受け、PCS(演技構成点)も伸び悩んだ。その結果を重く受け止め、世界選手権に向けて練習を重ねてきた。SPでは「3本のジャンプをしっかりバシッと降りるぞ」という強い決意でリンクに立っている。
演目はドナ・サマーの「ラストダンス」。昨季から2シーズン連続で使用するプログラムだ。今大会では衣装を今季のグランプリシリーズから着用していた紫色からピンク色に戻した。
毎日新聞の取材に対し、千葉は「自分の中で最後の『ラストダンス』はピンクの衣装で締めくくりたいと思っていた」と理由を明かした。
振付師も絶賛する表現力「自分は何色にでもなれる」
クラシックなど静かな曲を得意としてきた千葉にとって、アップテンポなディスコ音楽は当初、大きな挑戦だった。
振付を担当したケイトリン・ウィーバーは共同通信のインタビューで「ラストダンスは彼女のための選曲」と語る。動きや表情に腐心した時期を乗り越え、今では観客の手拍子を誘い、笑顔で滑り切るプログラムとして完全に定着した。
「自分は何色にでもなれると思った」。日刊スポーツの報道によると、千葉は表現の幅の広がりに確かな手応えを示している。
海外ファンも魅了するスケーティング技術
千葉の滑りは国境を越えて評価を高めている。
X(旧Twitter)では、海外のスケートファンから「モネ・チバの魔法のような演技」「スケーティングやエッジの深さが最高」といった称賛の投稿が相次いだ。
五輪の最終滑走という極限の重圧を乗り越えた経験。それが大舞台での落ち着きと、観客と一体になる余裕を生み出している。
初優勝を射程に捉え勝負のフリーへ
女子フリーは27日に行われる。
前回大会で銅メダルを獲得した千葉にとって、今回は初優勝を狙える絶好の位置だ。SP後の会見では「点差はあまり気にせず、今できる一番良い演技をしっかりできれば」と前を向いた。
成長を続ける20歳が、プラハのリンクで集大成の舞を披露する。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]


























































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