早田ひな、WTTチャイナスマッシュ2回戦で范姝涵に逆転勝ち 3回戦の相手シン・ユビンとの対戦成績を整理

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卓球のWTTチャイナスマッシュ(北京)で6日、女子シングルス2回戦に出た早田ひな(日本生命)が、中国の范姝涵(ファン・シューハン)に3-2で逆転勝ちした。第1ゲームを落とし、第2ゲームも7-10と追い込まれてからの勝利だった。3回戦の相手は韓国の申裕斌(シン・ユビン)。報道で確認できる国際大会のシングルスでの対戦は、早田が勝ち続けている。
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第1ゲームを落とし、7-10からひっくり返した
試合はきのう6日に行われた。世界ランキング6位の早田に対し、范姝涵は同115位で、予選を勝ち上がって本戦に入った選手だ。ランキングの差とは裏腹に、試合はフルゲームまでもつれた。
第1ゲームはデュースの末に11-13で失った。第2ゲームも先に范姝涵がゲームポイントを握り、スコアは7-10。ここで早田が5連続得点を奪い、12-10で取り返す。ゲームカウントを1-1に戻した、大きな5点だった。
第3ゲームを11-8で取って王手をかけたものの、第4ゲームは范姝涵が前陣から両ハンドで攻め続け、5-11で落とした。勝負は最終ゲームへ。早田はラリーの中盤以降に点差を広げ、11-6で振り切った。
| ゲーム | 早田ひな | 范姝涵 |
|---|---|---|
| 第1ゲーム | 11 | 13 |
| 第2ゲーム | 12 | 10 |
| 第3ゲーム | 11 | 8 |
| 第4ゲーム | 5 | 11 |
| 第5ゲーム | 11 | 6 |
范姝涵とは、9月のアジア大会の女子ダブルスで対戦したばかりだった。早田は試合後、范姝涵について「他の中国人選手に比べるとボールの変化が結構ある選手」と話し、まだ対戦は2回目でつかみ切れていない感覚があると明かしている。
早田「卓球人生の中でも大事な試合だった」
試合後、卓球メディアのRallys(ラリーズ)の取材に応じた早田は、苦しい内容だったことを隠さなかった。ゲームカウント0-2になりかけた場面では、「今日は本当に難しいかな」とも感じたという。
それでも、頭の中では次の手を考えていた。
「ここから0-2になった時に、1-2や2-2に持っていくためにどうしよう」
そう考えながら戦い、その戦術がはまってゲームカウントを1-1に戻した。范姝涵はラリーが長くなるタイプで、体力面でもきつく、我慢して打ち続ける場面に「結構な労力を使いました」と明かしている。
第4ゲームまでは迷いがあり、自信をなくしかけたという。最終ゲームについては、「自分で覚悟を決めてラケットを振り切る、そして我慢し続けるというバランスと割り切りが良かった」と振り返った。
「なかなかこういう試合はないですけど、でもこういった試合を乗り越える、勝ち切ることは、すごく大きい大会になればなるほど大事だと思うので、今日は自分の卓球人生の中でも大事な試合だったかなと思います」
課題が多いことも認めたうえで、早田はこの試合を乗り切れたことを「自分が成長している部分」と表現した。
3回戦の相手、申裕斌との対戦成績
3回戦で当たる申裕斌は、韓国の22歳。2024年パリ五輪の女子シングルスで4位に入った韓国のエースで、今大会は1回戦でドイツのアネット・カウフマンを3-1、2回戦で同じ韓国のイ・ウンヘを3-0で下して勝ち上がってきた。
早田とのシングルスでの対戦(団体戦のシングルスを含む)は、報道で試合内容まで確かめられたものだけで次の8試合ある。
| 時期 | 大会 | ラウンド | 結果 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 2021年10月 | アジア選手権(ドーハ) | 女子シングルス決勝 | 早田の勝ち | 3-1 |
| 2023年9月 | 杭州アジア大会(2023年開催) | 女子団体準決勝 | 早田の勝ち | 3-0 |
| 2024年4月 | ITTFワールドカップ(マカオ) | 女子シングルス決勝トーナメント1回戦 | 早田の勝ち | 4-3 |
| 2024年8月 | パリ五輪 | 女子シングルス3位決定戦 | 早田の勝ち | 4-2 |
| 2025年8月 | WTTヨーロッパスマッシュ | 女子シングルス2回戦 | 早田の勝ち | 3-0 |
| 2026年2月 | ITTF-ATTUアジアカップ | 予選グループ | 早田の勝ち | 3-2 |
| 2026年8月 | WTTヨーロッパスマッシュ | 女子シングルス3回戦 | 早田の勝ち | 3-2 |
| 2026年9月 | 愛知・名古屋アジア大会 | 女子団体準決勝 | 早田の勝ち | 3-0 |
数字の上では早田が大きくリードする。テレビ東京は2024年4月のワールドカップの時点で、国際大会のシングルスでの対戦成績を早田の3勝0敗と伝えていた。2025年8月のヨーロッパスマッシュで勝ったときには「6連勝」としている。その後の3試合も早田が制しており、報道で確認できる範囲では、早田はシングルスでこの相手に負けていない。ダブルスでは、2024年3月のシンガポールスマッシュ混合ダブルス準決勝で、張本智和と組んだ早田が林鐘勳(イム・ジョンフン)/申裕斌組に1-3で敗れている。
ただし、中身は楽な試合ばかりではなかった。マカオのワールドカップは第7ゲームを13-11で取り切る大接戦。2026年8月のヨーロッパスマッシュも、最終第5ゲームを12-10で取ってようやく勝負がついた。2月のアジアカップもフルゲームだった。ストレートで勝った試合と、ぎりぎりで逃げ切った試合が入り混じっている。
パリ五輪の銅メダルマッチから続く日韓エース対決
2人の関係を語るうえで外せないのが、2024年8月3日のパリ五輪3位決定戦だ。左腕のけがを抱えた早田が、9-11、13-11、12-10、11-7、10-12、11-7のゲームカウント4-2で競り勝ち、女子シングルスの銅メダルを手にした。日本女子として東京五輪の伊藤美誠に続く、2大会連続の銅メダルとなった。
1年後のヨーロッパスマッシュでストレート勝ちしたあと、早田はテレビ東京の取材に、五輪の3位決定戦で苦しい思いを共有した相手だと話している。ほかの選手とは少し違い、「彼女にはいい試合をしてほしい」という気持ちがあるという。
直近の対戦は、9月23日のアジア大会女子団体準決勝だった。早田は第1試合で申裕斌に11-6、11-7、11-4のストレートで勝ち、日本の決勝進出に弾みをつけた。このアジア大会で早田は女子シングルスで銅メダル、張本美和と組んだ女子ダブルスで銀メダルを取っている。
3回戦へ「その時の自分で対応する」
勝ち越している側の早田は、相手が何かを変えてくると読んでいる。Rallysの取材で、こう語った。
「直近で2回ほど対戦していて、自分が負け越している選手と対戦する時は何か変えるように、申裕斌選手も何か変えてくるかなとは思います」
一方で、準備をしすぎると体が止まってしまうタイプだとも自己分析する。「その時の自分で対応することがすごく大事だと思います」と話し、范姝涵戦で悪かった部分を調整して臨む考えを示した。
チャイナスマッシュは11日まで北京で続く。3回戦はこれからで、7日時点ではまだ行われていない。テレビ東京の大会特設ページによると、日本選手の注目試合は実況・解説付きでU-NEXTが独占ライブ配信している。
\ 日本選手の注目試合を独占ライブ配信 /
パリ五輪の銅メダルマッチから2年あまり。シングルスでは報道で確認できる限り負けていない相手と、今度はベスト8をかけて向き合う。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































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