凱旋門賞の馬場状態、フランスギャロが1日発表でスープル(重相当)に 前日までのボン・スープルから変化、2・3日は晴れ予報

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フランスギャロは1日(木)、凱旋門賞の舞台パリロンシャン競馬場の芝を「スープル」と発表した。JRA表記で重馬場に相当し、前日までの「ボン・スープル」(やや重相当)から1段階柔らかくなった。過去24時間の降水量は7.5ミリ。2日(金)と3日(土)は晴れの予報で、レースは4日(日)に行われる。
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1日朝の測定でペネトロメーター3.7、重馬場相当に
フランス競馬を統括するフランスギャロは1日、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、4日)が行われるパリロンシャン競馬場の最新の馬場状態を公表した。現地時間午前9時47分、日本時間では同日午後4時47分の測定で、馬場の硬さを示すペネトロメーターの数値は3.7。フランス式の表記は前日までの「ボン・スープル」から「スープル」に変わった。
JRAの表記に置き換えると、ボン・スープルはやや重、スープルは重馬場に当たる。スポーツニッポンによると、スープルは10段階ある馬場表記のうち、最も乾いた状態から数えて6番目。前日までのボン・スープルは5番目だった。
数値を押し上げたのは雨だ。測定時点までの過去24時間の降水量は7.5ミリで、日刊スポーツは水曜(30日)の降雨と伝えている。29日(火)の発表時点では、30日は曇り時々雨で2〜4ミリの降水確率が85%という予報だった。実際の雨量はその予報の上限を上回り、3日後に迫った大一番の舞台を1日で重くした。
この数字は、あくまで1日(木)朝時点のものだ。
フランスギャロの発表は毎朝更新される。2日分の測定は現地の朝、日本時間では2日夕方ごろに出る見込みで、この記事の執筆時点ではまだ公表されていない。
3.4から3.3、そして3.7へ この1週間の推移
ペネトロメーターは、円すい形の1キロの重りを1メートルの高さから馬場に落とし、何センチ沈んだかで硬さを測る機器だ。数値が大きいほど馬場は柔らかく、走るのに力が要る。
レース週に入ってからの発表を並べると、こうなる。
| 発表日 | ペネトロメーター | フランス表記 | JRA表記の目安 | 過去24時間の降水量 |
|---|---|---|---|---|
| 9月29日(火) | 3.4 | ボン・スープル | やや重 | 2.5ミリ |
| 9月30日(水) | 3.3 | ボン・スープル | やや重 | ― |
| 10月1日(木) | 3.7 | スープル | 重 | 7.5ミリ |
30日の時点では数値がわずかに下がり、乾く方向へ動いていた。ところが水曜の雨で、1日の朝には0.4上昇。週初めの「やや重」の流れが、ここで一度途切れた。
過去の凱旋門賞と比べると、今の位置が見えやすくなる。スポーツニッポンがまとめた当日の数値では、2020年が4.6で不良馬場、21年が4.2、22年が3.9、24年が3.8、25年が4.1でいずれも重馬場だった。23年は3.3でやや重。良馬場で行われたのは3.2だった18年が最後で、今年良馬場で迎えれば8年ぶりになる。
1日の3.7は、重馬場だった24年の3.8に近い数字だ。
雨に泣いてきた日本馬の挑戦
馬場の話題がここまで注目されるのには理由がある。日本馬は凱旋門賞で、柔らかい芝と何度も向き合ってきた。
日本調教馬の初挑戦は1969年のスピードシンボリにさかのぼる。報知新聞によると、今年7月の時点で延べ38頭が挑み、最高着順は1999年のエルコンドルパサーと、2012、13年のオルフェーヴルの2着だ。エルコンドルパサーが2着に入った99年は、ペネトロメーター5.1の歴史に残る不良馬場だった。
半世紀を超える挑戦の舞台裏をたどるなら、書籍『凱旋門賞に挑んだ日本の名馬たち 誰も書かなかった名勝負の舞台裏』が読み物として手に取りやすい。
今年の日本馬は2頭。宝塚記念を連覇したメイショウタバル(牡5=石橋、父ゴールドシップ)は武豊とのコンビで、阪神大賞典などを勝ったアドマイヤテラ(牡5=友道、父レイデオロ)はクリスチャン・デムーロとの初コンビで出走する。出馬投票は9月30日に締め切られ、今年は16頭立てとなった。
日本時間2日未明に発表されたゲート番では、メイショウタバルが13番、アドマイヤテラが1つ内の12番に決まった。昨年の覇者ダリズは5番に入る。
武豊「外に近い枠」に満足、川田将雅は馬場を警戒
ゲート番の発表に立ち会った武豊は、主催者のインタビューで13番という枠について語った。報知新聞によると、武豊は「今まで外に近い枠に入った方がいい結果が出ている馬なので、満足しています」と答え、外寄りの枠を悲観する様子はなかった。
続けて口にしたのは、日本の競馬ファンへの思いだ。「日本の競馬ファンも凱旋門賞に対して期待値が大きい。まだ日本の馬も勝ったことがないですし、日本のジョッキーも勝ったことがないので、それが今年かなえばいいなと思います」。12度目の挑戦に向けた言葉だった。
馬場の悪化を早くから口にしていた騎手もいる。ABEMAが9月30日に生中継を発表した際、特別ゲストの川田将雅は「馬場状態の悪化が予想される今年の凱旋門賞。ヨーロッパの一流馬との戦いというより、まずはその舞台、パリロンシャン競馬場との戦いだと個人的には思っています」とコメントを寄せた。
その翌朝に出たのが、重馬場相当への変化だった。
2日と3日は晴れ予報、当日の馬場はどうなるか
日刊スポーツが1日夕方に伝えた予報では、2日(金)は気温22度、3日(土)は23度で、いずれも晴れ。2日間雨が降らなければ、芝が乾く方向へ戻る余地は残る。
ただし、パリの秋の天気は変わりやすい。週の途中でも、予報より多い雨が降って数値が動いた。レース当日の馬場は、4日(日)朝の発表まで確定しない。
凱旋門賞は4日、日本時間午後11時5分に発走する予定だ。ABEMAは同日午後10時30分から無料で生中継し、福永祐一調教師と川田将雅が特別ゲストとして出演する。
2日夕方に出る次の発表で、芝が乾く方へ戻るのか、重馬場のまま週末を迎えるのか。日本馬2頭の陣営も、毎朝の数字を見ながら最後の調整を進める。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]








































































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