木村晃之助(61)が第44代式守伊之助に昇進、11月の九州場所から 第43代式守伊之助(63)は第40代木村庄之助に、立行司は1場所前倒しで決定

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日本相撲協会は1日の理事会で、三役格行司の木村晃之助(61)=九重=を第44代式守伊之助に、立行司の第43代式守伊之助(63)=春日野=を行司最高位の第40代木村庄之助に昇進させると決めた。第39代木村庄之助の10月の定年に伴う人事で、いずれも11月の九州場所から新しい名で土俵に上がる。裏方の昇進は初場所付けが通例だが、立行司だけは1場所前倒しとなった。
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九州場所から新たな立行司2人体制に
日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、行司、呼出、床山の昇進を承認した。行司の頂点に立つ2つの名跡が、そろって代替わりする。
第40代木村庄之助を継ぐのは、第43代式守伊之助(63)=本名・森田善光、神奈川県出身、春日野部屋=だ。空いた伊之助の座には、三役格の木村晃之助(61)=本名・小島俊明、岩手県出身、九重部屋=が上がり、第44代を名乗る。サンケイスポーツによると、昇進は九州場所の番付が発表される10月26日付。
行司の階級は力士と同じように細かく分かれ、その最上位にあたるのが「立行司」と呼ばれる木村庄之助と式守伊之助の2人だ。首席が庄之助、次席が伊之助で、庄之助は本場所の結びの一番を受け持つ。
39代庄之助の定年が生んだ「1場所前倒し」
きっかけは、第39代木村庄之助(本名・洞澤裕司、九重部屋)の定年だった。協会の定年は65歳で、日刊スポーツによると39代は10月30日に定年を迎える。9月の秋場所が最後の本場所となり、千秋楽の27日に結びの一番で最後の軍配を上げた。
では、なぜ九州場所からなのか。
行司や呼出、床山といった裏方の昇進は、年に1度、翌年の初場所付けで行うのが一般的だった。同じ流れで進めれば、九州場所は庄之助が不在のまま開かれることになる。日刊スポーツによると、今回は立行司だけを1場所前倒しで決め、立行司2人が途切れることなく土俵に立てるようにした。ほかの行司の昇進は、従来どおり初場所の番付発表日付けで行う。
39代の行司人生は約49年に及ぶ。1977年の九州場所で「木村裕司」として初土俵を踏み、読売新聞によると2014年に三役格へ昇進している。スポーツ報知によると、番付の書き手も長く担ってきた。最後の本場所を前にした9月12日の土俵祭では、スポーツ報知の取材に「自分にとっては最後ですけど、取っている力士にとってはそんなの関係ないことですからね」と語り、普段どおりに務める姿勢を崩さなかった。
神奈川出身初の立行司から、最高位の庄之助へ
40代庄之助となる森田さんは、横浜市鶴見区の出身で、綾瀬市で育った。神奈川新聞によると、式守伊之助を襲名したのは2025年の初場所から。大相撲神奈川後援会の話として、県内出身者の立行司昇進は初めてだと伝えている。入門から45年で立行司に届いた当時、取材に「やることは変わらない」と話していた。
伊之助として土俵に立ったのは2年足らず。その間には苦い場面もあった。7月の名古屋場所では伯乃富士―豊昇龍の一番で軍配を差し違え、八角理事長(元横綱北勝海)に進退伺いを申し出ている。理事長は慰留し、サンケイスポーツは立行司昇進後2度目の差し違えと報じた。九州場所からは、行司の最高位として結びの一番を受け持つ。
一方、44代伊之助となる晃之助は、39代庄之助と同じ九重部屋の所属だ。部屋の先輩が去るのと入れ替わる格好で、立行司の一角に加わる。
初場所付けの昇進とバンコク公演も決定
理事会では、初場所の番付発表日である12月21日付の昇進も決まった。主な行司の昇進は次のとおり。
| 行司名 | 所属部屋 | 昇進 |
|---|---|---|
| 木村元基 | 湊 | 幕内格→三役格 |
| 木村行宏 | 玉ノ井 | 十両格→幕内格 |
| 木村悟志 | 高砂 | 幕下格→十両格 |
| 式守誠輔 | 伊勢ケ浜 | 三段目格→幕下格 |
| 木村裕之助 | 田子ノ浦 | 序ノ口格→序二段格 |
呼出では旭(大島)が三役に、邦夫(高砂)が幕内に上がる。床山では床貴(阿武松)が特等へ昇進した。
同じ理事会では、来年6月11〜13日にタイ・バンコクで大相撲公演を開くことも発表された。日本とタイの修好140周年を記念した「日・タイ修好140周年記念 大相撲バンコク公演」で、会場は約5800人を収容するワン・バンコク・フォーラム。共同通信によると、タイでの海外興行は初めてとなる。
海外公演は2025年のロンドン、2026年のパリに続いて3年連続。アジアでの海外興行は2013年のジャカルタ巡業以来で、公演形式に限れば2004年の中国公演以来だ。実施方式などの詳細は後日発表される。
新しい名前で迎える九州場所
立行司の顔ぶれが変わるのは、番付発表の10月26日から。九州場所の土俵では、40代庄之助と44代伊之助が初めて並び立つ。
協会の定年は65歳。40代庄之助にとって、最高位で裁く時間はそう長くはない。入門から40年以上、土俵に立ち続けてきた森田さんが、九州場所の結びでどんな軍配を見せるのか。福岡の土俵から新しい立行司の時代が始まる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]








































































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