桑木志帆、日本女子オープン第3日に65で単独首位 申ジエに2打差、今夏の全英女子オープン覇者が国内メジャー2勝目に王手

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国内女子ゴルフのメジャー第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権は3日、兵庫県の宝塚GC旧コースで第3ラウンドがあった。3位から出た桑木志帆(23)=大和ハウス工業=が6バーディー、1ボギーの65をマークし、通算9アンダーの201で単独首位に立った。2打差の2位に元世界ランキング1位の申ジエ(38)=スリーボンド=が入り、2人は4日の最終ラウンドで最終組を回る。
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4打差の3位から後半に4つ伸ばして単独首位
桑木は首位に4打差の3位タイからスタートした。1番のバーディーで滑り出し、4番パー5でも伸ばしたが、5番でボギーを打ってからは我慢の時間が続く。流れを変えたのは12番のパー3だった。ここでバーディーを奪うと、14番で首位に並び、続く15番のバーディーで単独トップに立った。
最後は18番パー4が待っていた。グリーン手前の花道、ピンまで24ヤードの3打目をピッチングウエッジで打つと、下りのスライスラインに乗ったボールはそのままカップに吸い込まれた。ギャラリースタンドが揺れる大歓声の中、桑木は右拳を握った。
「完璧でした。最後にボールが消えてくれてうれしかった。めっちゃ震えました」
この日の65は佐藤心結と並ぶベストスコアだった。初日と2日目はともに2アンダーの68で、2日間の合計は136。3日目は風とグリーンの硬さでスコアを伸ばしにくい条件だったが、桑木は2アンダーを目標にしていたといい、それを大きく上回った。
2打差の2位は申ジエ、前日首位の阿部未悠は3位に後退
| 順位 | 選手 | 通算 |
|---|---|---|
| 1位 | 桑木志帆 | 9アンダー |
| 2位 | 申ジエ | 7アンダー |
| 3位 | 阿部未悠 | 6アンダー |
| 4位タイ | 佐藤心結 | 5アンダー |
| 4位タイ | 永井花奈 | 5アンダー |
| 4位タイ | イ・ミニョン | 5アンダー |
| 7位タイ | 古江彩佳 | 4アンダー |
| 7位タイ | 安田祐香 | 4アンダー |
| 7位タイ | 藤本愛菜 | 4アンダー |
2位の申ジエは5バーディー、2ボギーの67で回り、通算7アンダーに浮上した。さらに1打差の3位は、単独首位で出た阿部未悠(ミネベアミツミ)だ。2バーディー、4ボギーの72と落とし、3打差で最終日を迎える。阿部は「今日は本当に苦しい1日だった」と振り返り、逆転でのメジャー初制覇を目指す。
20位から4位へ急浮上したのが、佐藤心結(23)=ニトリ=だった。前半の9ホールで29をマークし、メジャー大会の9ホール最少ストロークを更新した。従来の記録は31だった。通算5アンダーで、首位とは4打差に迫っている。
この日の会場には今季ツアー最多の8763人が詰めかけた。天候は晴れで、気温は25.1度。パー3が6ホールある異例のレイアウトに加え、不規則な風でプレーを待たされる場面もあった。
勝てば2週連続Vと国内メジャー2勝目
桑木は8月、AIG全英女子オープンで海外メジャー初優勝を果たした。前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでは今季国内3勝目を挙げ、ツアー通算は6勝になる。今大会で勝てば2週連続の優勝で、ツアー7勝目だ。
国内メジャーは2024年のJLPGAツアー選手権リコー杯が唯一の優勝で、2勝目の懸かる一戦でもある。同一年に海外メジャーと国内メジャーを制すれば、日本勢では1977年の樋口久子、2019年の渋野日向子に続く3人目となる。
最終日の2打差を、桑木は慎重に見ていた。「このコースの2打差はあってないようなもの。しっかり獲り切れたらいい」。一方で「手の届くところにある」とも認め、「ワクワクしています」と話している。
3日目を振り返る場面で語ったのが、全英女子オープンの経験だった。風で待たされる時間も「以前はイライラしたけど、海外メジャーで経験しているのですんなりやれた」。硬くなったグリーンについても、リンクスで戦った全英に比べれば「ちょっと転がるな」という程度の感覚だったという。
最終組の相手は国内メジャー4冠と永久シードを狙う申ジエ
最終日、桑木と同じ組で回るのが申ジエだ。日本ツアーで通算29勝を挙げており、あと1勝で30勝に到達し、永久シードの資格を得る。
国内メジャー4大会のうち、申はワールドレディスサロンパスカップで2勝(2018年、25年)、日本女子プロ選手権で1勝(18年)、JLPGAツアー選手権リコー杯で2勝(15年、18年)と、合わせて5勝を積み上げてきた。日本女子オープンだけは未勝利で、今回勝てば史上初の国内メジャー全制覇となる。
申にとって、国内メジャーで最終日の最終組を回るのは今回が12度目になる。過去11度のうち優勝は5度で、勝率は45.5%だ。申は最終組に入ることを狙っていたといい、「誰と回るかはすごく大事。今、調子のいい桑木さんと回れば、いい流れでプレーできる」と話した。プレッシャーについては「私はプレッシャーが好きなんで」と笑顔を見せ、「今週の試合に出ている選手の誰よりも経験はあると思う」と続けた。
桑木も同じ組を歓迎する。「世界を経験されてるジエさんと回るのは楽しみですし、勉強になる部分もいっぱいある」と語った。
4日の最終ラウンドは2人の最終組から
最終ラウンドは4日に行われる。3日目の観衆は今季最多の8763人で、最終日は1万人を超える可能性もある。
桑木は地元・岡山から駆けつける大応援団の後押しを受け、2打のリードを守りにいく。追う申には国内メジャー4冠と永久シードが、阿部と佐藤には初のメジャー制覇がかかる。決着は4日の宝塚で付く。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]








































































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