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阪神が球団史上初のセ・リーグ連覇、巨人敗れ決定 藤川球児監督は就任から2年連続優勝、プロの投手経験者で初

阪神が球団史上初のセ・リーグ連覇、巨人敗れ決定 藤川球児監督は就任から2年連続優勝、プロの投手経験者で初

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阪神は10月3日、広島戦に4-6で敗れたが、同じ日のナイターで2位の巨人がDeNAに2-5で敗れ、2年連続12度目の優勝が決まった。セ・リーグでは球団史上初の連覇で、1リーグ時代を含めても1937年秋、38年春以来88年ぶり2度目となる。藤川球児監督は就任2年目で2度目のV。新人監督から続けて優勝した監督は5人目で、プロの投手経験者としては初めてだ。

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阪神は敗れ、巨人のナイター敗戦で優勝が決まる

マジック1で迎えた10月3日、阪神はマツダスタジアムで広島と戦った。先発の才木浩人が3回4失点で降板し、佐藤輝明が3回に放った39号3ランも及ばず、4-6で敗れた。

優勝が転がり込んだのは、その後だ。東京ドームのナイターで、2位の巨人はDeNAと対戦した。先発の井上温大が6回を1安打無失点に抑え、2-0とリードして降板する。ところが7回に4点を奪われて逆転を許し、2-5で敗れた。この瞬間、阪神の優勝が決まった。

スポニチアネックスによると、才木は宿舎でこの試合を見届け、決着の瞬間は西勇輝や高橋遥人とハイタッチを交わした。

決まり方は、1年前とは対照的だった。昨年は9月に優勝を決め、両リーグ史上最速だった。今季は139試合目での決定だ。

朝日新聞によると、大阪・道頓堀や尼崎市では、各地のファンが歓喜の声を上げた。

88年ぶり2度目、1リーグ時代を含む連続優勝

阪神は12度目(1リーグ時代の4度を含む)の優勝を決めた。セ・リーグでは8度目にあたる。1950年の2リーグ分立以降では、初めての連続優勝だ。

1リーグ時代を含めると、連続優勝は1937年秋、38年春以来88年ぶり2度目となった。

優勝争いは最後まで続いた。10月1日の甲子園での巨人戦は延長12回の末に2-2で引き分け、阪神は9回に大山悠輔の同点打で負けを免れた。巨人は翌2日にヤクルトに敗れ、阪神のマジックは1になる。ここから3日の広島戦で引き分け以上なら決まる状況だったが、阪神が敗れたため、決着は巨人の試合に持ち越された。巨人の橋上秀樹監督代行は試合後、「何度か肩を並べる所まではいったが、追い越し、差を広げられなかった」と振り返っている。

藤川監督は就任から連続V、プロの投手経験者で初

藤川球児監督は就任2年目で2度目の優勝となった。スポーツ報知によると、新人監督から2年以上続けて優勝したのは、3連覇の森祇晶(西武、1986〜88年)、中嶋聡(オリックス、2021〜23年)、今年の小久保裕紀(ソフトバンク、2024〜26年)に次ぐ。2連覇の藤本定義(巨人、1936年秋、37年春)と並んで5人目だ。

現役時代、森と中嶋は捕手、小久保は内野手だった。藤本は早大で投手だったが、プロ野球の初年度から監督を務めており、プロでの投手経験はない。このため、プロの投手経験者が1年目から連続で優勝したのは、藤川監督が初めてだという。

監督は優勝の瞬間、涙で声を詰まらせた。「苦しかった」。スポニチアネックスによると、「やってきたことが間違いではないと証明できた」とも語った。日刊スポーツの一問一答では、連覇について「史上1回もなかったことですから、それを追いかけ続けた」と話している。

祝勝会のビールかけでは、テレビ朝日系の取材に「選手の力量を伸ばすのがテーマなので、よくできた。きょうぐらい褒めてあげよう」と選手をねぎらった。

現役時代、藤川監督は「火の玉ストレート」で知られた抑え投手だった。本人の著書に『火の玉ストレート プロフェッショナルの覚悟』がある。

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7連敗を乗り越え、守護神の配置転換が支えに

今季の道のりは平坦ではなかった。阪神は7月26日以降、首位を明け渡していない。8月29日にマジックが点灯した後、9月5日から7連敗を喫し、巨人にゲーム差なしまで迫られた。8月の巨人との直接対決は6試合すべて勝っていたが、それでも最後まで気は抜けなかった。

流れを支えた決断の一つが、オールスターのころに決めた工藤泰成の抑え起用だった。日刊スポーツの一問一答で、藤川監督は「間に合うかどうか」の勝負だったと明かし、「間に合ったなというところ」と話している。

個人成績では、佐藤輝明が39本塁打、リーグ1位の105打点(自己最多)をマークし、2年連続の40本塁打に王手をかけた。高橋遥人は初めて規定投球回に到達し、16勝を挙げている。

残り4試合、次はCSファイナルステージ

優勝は決まったが、レギュラーシーズンはまだ終わっていない。4日はDeNA戦(横浜スタジアム)、6日と7日は広島戦(甲子園)、8日は雨で流れたヤクルト戦の振替試合(甲子園、18時開始)が組まれ、これが今季の最終戦となる。

クライマックスシリーズのファイナルステージは、10月14日に甲子園で開幕する。優勝チームはここから登場する。日本一について、藤川監督は「全く考えてません。そんな余裕もなく」と話した。

連覇を果たした阪神は、残る試合をどう戦い、短期決戦に入るのか。

関連記事:阪神、今季最終戦は10月8日甲子園のヤクルト戦 NPBが追加日程を発表、18時開始

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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