堀江圭功、RIZIN LANDMARK 16メインで宇佐美正パトリックに2回3分32秒で勝利 体重超過からの契約変更と試合結果

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
総合格闘家の堀江圭功(31)=ALLIANCE=が10月3日、長崎スタジアムシティのHAPPINESS ARENAで開かれた「RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI」のメインで、宇佐美正パトリック(26)に2回3分32秒TKO勝ちした。宇佐美は前日の計量で1.65キロ超過し、試合は72.65キロ契約の通常ルールに変更されていた。堀江は長崎県佐世保市出身で、初の長崎大会を地元の勝利で締めた。戦績は16勝6敗となり、今後は大みそか大会への出場を視野に入れている。
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長崎初開催のメインで2回TKO、ヒジからパウンドで決着
10月3日の第10試合は、72.65キロ契約5分3Rで行われた。決着は2回3分32秒。クローズドガードで守る宇佐美に上から攻め続けた堀江が左ヒジを入れ、続けてパウンドを連打したところで、レフェリーが試合を止めた。
東スポWEBによると、1回の序盤は堀江のタックルを宇佐美が切り、ペースをつかめなかった。流れが変わったのは、4度目のタックルでテークダウンに成功してからだ。宇佐美にギロチンチョークを仕掛けられたが首を抜き、ラウンド終了間際に頭部へヒザを打ち込んだ。ゴング格闘技は、このヒザからのパウンドで宇佐美を追い込んだ場面を伝えている。
2回は開始早々、前に出てきた宇佐美に右のパンチを当て、シングルレッグでテイクダウンを奪った。クローズドガードの宇佐美にパンチを重ね、左ヒジで動きを止めると、パウンドの連打へ。日刊スポーツによると、上から打撃を振り下ろすたびに会場は大歓声に包まれた。
試合後、堀江は宇佐美のもとへ歩み寄って「またやりましょう」と声をかけたと日刊スポーツは伝えている。ゴング格闘技によると、宇佐美も「すみません、また上がって来るんで」と話し、堀江は「またやろう」と返した。戦う前は怒りをあらわにしていた堀江が、ノーサイドの姿勢を見せた。
宇佐美が1.65キロ超過、契約体重72.65キロの通常ルールに
試合は当初、RIZINライト級の71.0キロで組まれていた。10月2日に長崎市内で行われた公開計量で、堀江は70.95キロでパスしたが、宇佐美は公式計量で72.65キロと1.65キロ超過した。
宇佐美陣営の申し出を受けた両陣営の協議で、契約体重は72.65キロで合意した。超過が0.5キロ以上の場合に与えられるレッドカード(減点2)と、体重をクリアした選手が勝った場合のみ公式記録となるノーコンテストルールは、このカードでは適用されなかった。通常ルールで実施する、という発表だった。
榊原信行CEOは自身のSNSで、タイトルマッチではないので勝負論のある戦いを担保するために、契約体重の変更を堀江陣営に提案したと説明している。堀江は地元長崎でぬるい試合はしたくないという姿勢で、すべてを受け入れたという。大会後の総括会見でも、ノーコンテストルールのままなら判定になっても堀江は負けることがなく、勝負論が薄れる、と理由を語った。体重超過は今後も基本的にノーコンテストルールが大前提だとも述べ、今回を例外と位置づけている。
計量の場でのやり取りも、試合前の空気を熱くした。宇佐美はマイクで「こいつ殴り潰します」とアピール。堀江は計量後のマイクで、約3カ月前に試合が決まってから過酷な減量で71キロ未満まで落とし切ったことに触れ、「やることは変わらないです」と語っていた。RIZINが高額なファイトマネーを追加で出すことになり、条件を受けたという。
堀江「何もかも晴らすために」、思案橋へ向かったマイク
勝利後のマイクで、堀江は感謝の言葉から入った。日刊スポーツによると、天気が悪く、よくないことが多く起きて日本が暗い感じがしていたので、何もかも晴らすために絶対に勝ちたかった、と明かしている。
続けて「この長崎大会のことをいろいろ言うやつらもいましたけど、ここに来てくれてる人が正解です」と会場に呼びかけ、大歓声を浴びた。締めくくりは、いかにも堀江らしい一言だった。今日は思案橋あたりで飲んでいるので、会ったら握手や写真に応じる、まだ今日は終わりじゃない、と笑った。
試合後のインタビューでは、宇佐美の印象を聞かれ、急成長してくるだろうと予想していた通りで、焦った場面もあったと話している。例に挙げたのはテイクダウンディフェンスで、体の柔らかさも感じたという。宇佐美のアッパーを左目に受け、赤黒く腫れた状態だったが、「多分、骨に異常はない」と答えた。
榊原CEOは総括会見で、ここまでのゴタゴタが重なってビッグヒールになった宇佐美を相手に、ベビーフェイスで登場した堀江が圧巻のKO勝ちで締めた、と評価した。
15勝6敗から16勝6敗へ、堀江の歩みと宇佐美の戦績
堀江は剛柔流と極真空手の出身で、地元は佐世保市。ここまでの道のりは平たんではなかった。右拳の負傷による1年4カ月の欠場を経て、2025年6月に西川大和へ1回TKO勝ちで復帰している。同年9月にはホベルト・サトシ・ソウザの王座に挑んだが、1回にリアネイキッドチョークで一本負けだった。
再起戦は2026年4月だ。サトシをKOした経験を持つパトリッキー・ピットブルとスプリット判定にもつれ込み、勝利をつかんだ。その勢いのまま迎えた地元での大一番で、通算戦績は16勝6敗となった。
宇佐美はボクシングの高校6冠を持つ打撃の使い手だ。2025年11月に桜庭大世へ一本負けし、2026年5月に雑賀”ヤン坊”達也へ1回TKO勝ちして再起した。今回の敗戦で戦績は9勝6敗となっている。
宇佐美は「続けるか分からない」、堀江は大みそかを視野に
試合後、宇佐美は去就にも触れた。ゴング格闘技によると「格闘技をこれからも続けるか続けへんか分からない」と述べたうえで、続けるならこのままヒールで貫く考えを示した。1.65キロ超過の理由については、水抜きをしないスタイルで続けてきたが、今回は水抜きで3キロだけ落とそうとして体が言うことを聞かなかったと説明している。
会場のブーイングには、「逆に気持ちよかった」と話した。一方で、辞めることはないと思うが考えている、とも明かしている。
堀江の次戦は未定だ。ゴング格闘技によると、試合後インタビューでは、ステップアップしていけるような相手と戦っていきたい、と話した。体は試合前からボロボロな部分もあったというが、大みそかにも試合をしたい気持ちは持っている。
榊原CEOは総括会見で、ライト級について、次の相手を堀江にどう用意するかを考え、野村駿太の名前も挙げた。年末に向けて、選手の意向を聞きながらカード編成を早く進めたいという。長崎でつかんだ勝利が、年末のカードにどうつながるのか。発表を待ちたい。
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[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]









































































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