中山颯太、帝拳からのプロデビュー戦で2回TKO勝ち 同日デビューの古城佑馬も2回TKO、2人の試合内容とボクシング経歴

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
プロボクシングの名門・帝拳ジムの新人2人が10月3日、東京・後楽園ホールでそろってプロデビュー戦を飾った。アマ全日本王者の中山颯太(22)は2回2分7秒、高校3冠の古城佑馬(18)は2回1分55秒で、ともにフィリピンの選手にTKO勝ちした。中山は自己採点「70点ぐらい」、古城は60点ぐらいと振り返っている。
↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓
2人とも2回でレフェリーストップ、右アッパーと連打で決着
10月3日の後楽園ホールは、DYNAMIC GLOVE on U-NEXT48大会。観衆は1650人と日刊スポーツは伝えている。この日のプロ初陣で、帝拳の新人2人がそろって2回TKO勝ちを収めた。
中山颯太(22)=帝拳=は、56.0キロ契約の6回戦で初来日のウェンデル・ババソル(24)=フィリピン=と対戦した。1回から右の強打で攻め、バックステップでパンチをかわした中山は、2回に右アッパーでダウンを奪う。再開後にボディーを含む連打を浴びせ、2分7秒でレフェリーが試合を止めた。
古城佑馬(18)=帝拳=の相手は、3戦全勝のケネス・スペロ(25)=フィリピン=だった。フェザー級6回戦で、長身を生かした右ジャブから左ストレートへつなぎ、2回にコーナーへ詰めて連打。1分55秒でストップがかかった。
前日計量では、古城が56.7キロ、スペロが56.2キロで、身長は古城の179センチに対しスペロが約164センチと15センチの差があった。
「70点ぐらい」の中山、「60点」の古城、自己採点と課題
中山は試合後、距離感で相手に何もさせなかった点を挙げて「70点ぐらい」と振り返った。日刊スポーツによると、初めてのプロのグローブでジャブを当てた感触にも触れた。中日スポーツの取材には、相手を追い込んだあとの詰め方にはもう少しできた部分があったと課題を口にしている。
古城の自己採点は60点ぐらいだった。1回は相手が思った以上に向かってきて驚いたが、2回から距離をつかめたと話し、今後はディフェンスにも取り組む考えを示した。
ともに2回で試合を終えながら、評価は厳しい。デビュー戦の勝利に浮かれないところは、2人に共通していた。
アマ全日本王者の中山颯太、「中山3兄弟」の長男
中山は福岡市出身で、東福岡高から駒大へ進んだ。2023年の全日本選手権ライト級で優勝し、2024年のアジア選手権では銀メダルを手にした。アマチュアでは通算70勝を挙げている。
「中山3兄弟」の長男でもある。次男の鉱一は駒大3年でオリンピックを目指し、三男の聖也(19)=大橋=は8月にプロデビューして6回TKO勝ちを収めた。
兄弟への思いは、試合後の言葉に表れた。報道によると、中山は聖也と同じぐらいの時期に世界王者になれればと語り、弟の五輪も控える中で「僕たちの時代」にしたいと話している。
高校3冠の古城佑馬、ボクシングは小学4年から
古城は福岡の豊国学園高を今春卒業した。サウスポーの強打者で、高校では選抜、総体、国スポの3冠に輝いた。ボクシングを始めたのは小学4年生のときだ。
プロ入りにあたっては帝拳を選んだ。報道では、いい雰囲気のジムでここしかなかったと話している。デビュー前の計量後には、あれほどの身長差は初めてだと驚きつつ、小柄な相手はやりやすいと自信を見せていた。
試合後は「勝ち続けて世界を」と語り、一戦ずつ勝ち進んでいく姿勢を示した。
デビュー後の展望、次戦は未発表
2人の次戦の日程や相手は、10月4日時点で発表されていない。
中山は兄弟で世界王者を目指す構えで、古城はフェザー級かスーパーフェザー級を主戦場に見ている。古城は、このジムからいずれは世界王者になりたいと話した。
名門に入った同期の2人が、これからどんな階級、どんな相手でキャリアを積むのか。続報を待ちたい。
関連記事:富施郁哉、栗原慶太に3-0判定勝ちで日本バンタム級王座奪還 「やっと戻ってきました」と語った試合内容と戦績
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]








































































コメントはこちら