堀江圭功、10月3日のRIZIN長崎大会メインへ地元で意気込み 宇佐美正パトリック戦を前にサトシ戦一本負けからパトリッキー・ピットブル戦判定勝ちまでの戦績を整理

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
長崎県佐世保市出身の総合格闘家・堀江圭功(31)=ALLIANCE=が10月1日、長崎市内で行われた個別インタビューに応じ、10月3日の「abc presents RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI」メインイベントへの思いを語った。相手はボクシング高校6冠の宇佐美正パトリック(26)で、RIZINライト級(71.0kg)の5分3R。2025年9月にホベルト・サトシ・ソウザに一本負けし、2026年4月にパトリッキー・ピットブルを判定で下した堀江にとって、プロとして初めて地元・長崎で戦う一戦となる。
「長崎に試合で初めて帰ってきた」空港で感じたこと
会場は長崎スタジアムシティのHAPPINESS ARENAで、RIZINが長崎で大会を開くのは初めてだ。堀江は地元開催について「やっぱり地元でRIZINで試合ができることは嬉しく思います」と話し、空港から移動する途中で「長崎に試合で初めて帰ってきたなって思いましたね」と明かした。プロのファイターとして長崎で戦うのは初めてで、本人も「空手の試合とか以外では初めて」と答えている。
羽田から長崎へ向かう機内では、13年前に上京する前の就職試験の際に聴いていたアンジェラ・アキと徳永英明の曲を再び聴いたという。当時の曲をずっと保存していたのだ。「まさかの長崎で試合するばいって思いながら」。地元の言葉が交じった一言に、あの日から13年の時間がにじむ。
応援団も大きい。自身で売ったチケットは「多分百何十枚とか」で、両親や親戚、幼なじみや中学時代の友人が会場に来る。佐世保実業高校では部活動で極真空手を学んでいた堀江は、地元の子どもたちに向けて「未来ある子たちなので、その人たちの刺激になるように、そんな試合をできたらなって思います」と語った。
インタビューの締めくくりで、堀江はこう言い切った。「本当に本気の自分で固まってるんで、今それを有言実行できるんで自分を見に来てほしいですね」。
サトシ戦の一本負けからピットブル戦の判定勝ちまで
ここに至る道のりは平たんではなかった。右拳の骨折と手術が重なり、2024年2月のルイス・グスタボ戦から1年4カ月の長いブランクが空く。復帰戦の2025年6月14日、RIZIN LANDMARK 11 in SAPPOROで元修斗王者の西川大和を1R4分40秒、パウンドでTKOに沈めた。
この勝利から3カ月半後、同年9月28日のRIZIN.51(名古屋・IGアリーナ)で、堀江は王者ホベルト・サトシ・ソウザのライト級王座に挑む。だが、サトシはタックルから一気に背後へ回り、1R1分40秒のリアネイキッドチョークで堀江からタップを奪った。
再起戦は2026年4月12日、マリンメッセ福岡A館のRIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA。相手は元Bellator世界ライト級王者で、2023年にサトシをKOした実績を持つパトリッキー・ピットブルだった。1Rにカーフキックで倒される場面もあったが、堀江はすぐに立ち上がり、3Rは距離を保ちながら右ストレートや左フックを当て、終盤にテイクダウンを奪ってそのまま試合を終えた。判定は29-28でパトリッキー、30-27と29-28で堀江。スプリット判定2-1の勝利となった。
| 日付 | 大会 | 対戦相手 | 勝者 | 決着 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年2月24日 | RIZIN LANDMARK 8 in SAGA | ルイス・グスタボ | ルイス・グスタボ | 3R判定0-3(堀江の負け) |
| 2025年6月14日 | RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO | 西川大和 | 堀江圭功 | 1R4分40秒 TKO(グラウンドパンチ) |
| 2025年9月28日 | RIZIN.51(ライト級タイトルマッチ) | ホベルト・サトシ・ソウザ | ホベルト・サトシ・ソウザ | 1R1分40秒 リアネイキッドチョーク(堀江の一本負け) |
| 2026年4月12日 | RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA | パトリッキー・ピットブル | 堀江圭功 | 3R判定2-1(スプリット) |
サトシ戦からの1年について、堀江は「負けた直後から、もう勝つ気満々だったんで」と語る。アメリカでの修行にも出て、技術に加えて気持ちの面を鍛えたという。「サトシ選手にやられた時のことを思い出したりしてやってきたんで」。その経験が「今宿ってますね」と続けた。
通算戦績は15勝6敗。2016年にパンクラスでプロデビューし、2017年のネオブラッド・トーナメント フェザー級で優勝、2019年にはUFCにも参戦した。RIZINには2021年から参戦し、2023年9月からライト級で戦う。
ボクシング高校6冠、宇佐美正パトリックの勢い
対する宇佐美は大阪府出身。アマチュアボクシングで高校6冠を成し遂げた打撃の名手で、MMAの戦績は9勝5敗だ。RIZIN公式の見所解説は、宇佐美のRIZINでのフィニッシュ率を80%と紹介する。
2025年11月のRIZIN LANDMARK 12 in KOBEでは桜庭大世に3Rの膝十字固めで一本負けしたが、2026年5月のRIZIN.53で雑賀“ヤン坊”達也を1R1分38秒でKOし、再起を果たしている。
宇佐美にとってもRIZIN初のメインイベントだ。スポニチアネックスの単独インタビューでは「ここを勝てばベルト戦線も見えてくる。アウェーなのでしっかり倒して、相手のファンを黙らせたい」と宣言した。8月のRIZIN.54でカード発表を受けた堀江が「ピットブル選手に勝ったのに認められてない感じがして腹が立ってます」と口にした場面にも触れ、「逆に足元をすくってやろうと思います」と返している。
堀江の宇佐美評は短い。「パンチが鋭くて仕留める力もある、危険な相手だと思ってます」。試合展開のイメージを問われると「作戦的なところは答えないようにしてる」とかわし、手の内は見せなかった。
試合順と視聴方法、前売りPPVは10月2日まで
大会は10月3日(土)の12時開場、14時開始で、オープニングファイトは12時30分開始の予定だ。全14試合(本戦10試合、オープニングファイト4試合)が組まれ、堀江と宇佐美の一戦は第10試合のメインイベントとなる。第9試合はビクター・コレスニックと松嶋こよみのフェザー級戦。ヘビー級ではアルブリー・ンジャイがドクターストップで欠場し、赤沢幸典が代わってマック・パパリイと対戦する。
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PPVはRIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVE、ABEMA、スカパー!で販売している。前売りは税込5,500円で受付は10月2日23時59分まで、当日は6,000円に上がる。アーカイブ視聴券は4,400円で、大会後は10月8日23時59分まで見られる。スカパー!は価格が異なり、6,000円だ。
第4試合では芦澤竜誠が井上聖矢とバンタム級で対戦する。
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勝った先に見る大晦日とベルト
RIZIN公式の見所解説は、堀江を「九州大会では欠かせない存在」と紹介し、大晦日のライト級タイトルマッチがすでに決まっていることに触れたうえで、このカードを来年のタイトル争いに絡む一戦と位置づける。サトシは2025年大みそかにイルホム・ノジモフに敗れて王座を失い、2026年5月のRIZIN.53ではノジモフを破ったルイス・グスタボが新王者となった。2024年2月に堀江に判定で勝った相手だ。そのサトシも9月10日の超RIZIN.5で野村駿太に判定3-0で勝っており、王座をめぐる顔ぶれは動き続ける。
ベルトへの思いを問われた堀江の答えは明快だった。「チャンピオンにはなりたいなって思ってますね。でも、今は目の前の宇佐美選手です」。この先については「怪我なく勝つことができたりしたら、やっぱり大晦日も頭には入れてますね」と話す。
プロを目指して故郷を離れた男が、生まれ育った県のケージに上がる。試合は10月3日、HAPPINESS ARENAで行われる。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]









































































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