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永尾柚乃の天才エピソードがすごい 安達祐実「アドバイス不要」安藤サクラ「尊敬する」バカリズム「最初から完成されていた」――大人が認めた”普通の子役との違い”

永尾柚乃の天才エピソードがすごい 安達祐実「アドバイス不要」安藤サクラ「尊敬する」バカリズム「最初から完成されていた」――大人が認めた”普通の子役との違い”

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

子役の永尾柚乃(9)=スペースクラフト・エージェンシー=は2016年10月15日生まれ、東京都出身。1歳半でデビューし、「ブラッシュアップライフ」で大ブレイクした。バカリズムは「最初から完成されていた。天才ですから」と評し、安藤サクラは「尊敬します」と口にした。「誘拐の日」で共演した安達祐実(43)は「アドバイスが必要ない」と断言。3歳から脚本を書き始め、8歳で映画の監督・脚本・編集・主演を兼任するなど、演技だけにとどまらない才能を持つ。本記事では、共演者やスタッフの証言とともに、永尾柚乃の天才エピソードをまとめた。する。

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5歳の見た目で33歳を演じきった「ブラッシュアップライフ」

永尾柚乃の名前が全国に広まったのは、2023年放送の日本テレビ系ドラマ「ブラッシュアップライフ」だ。バカリズム脚本のこのドラマで、永尾は”チビ麻美”を演じた。交通事故で命を落とした主人公・麻美が人生をやり直す物語で、永尾が担当したのは保育園児時代の麻美。見た目は5歳だが、中身は33歳という設定だった。

保育士と同級生の父親が親しげに話すシーンで、永尾が見せた表情は視聴者を驚かせた。後にその2人が不倫関係になることを知っている麻美として、心底軽蔑した目線を向ける。次の瞬間には何事もなかったかのように5歳児に戻る。その切り替えがあまりに自然で、「本当に5歳の演技なのか」とSNSで話題になった。

脚本を書いたバカリズムはこう語っている。「すごいです。最初からもう完成されてましたからね。天才ですから」「性格が素直だから吸収も早いですし」。さらに「演じるだけじゃなくて、本人も書いたりしているところもあるから、作り手の気持ちもたぶん分かるんでしょうね」と、永尾の二重の視点を評価した。各現場で「あの子すごいね」と大絶賛されているとも明かし、「なんかもうちょっと身内みたいなもんだから」と笑顔を見せている。

主演の安藤サクラは、永尾の演技をこう評した。「柚乃ちゃんは気負っている感じを見せずに日常のお芝居をされるので、どうやったらこんな表情が撮れるんだろうと、尊敬します」。演技で空気を変えにいくのではなく、その場に自然と存在する。だからカメラがどの角度から捉えても不自然にならない。主演女優に「尊敬する」と言わせたのは、その自然体の演技だった。

高橋一生「これ以上のピノコはいない」――名作実写化で見せた説得力

2024年放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ「ブラック・ジャック」では、手塚治虫の名作に登場するピノコを演じた。見た目は幼い少女だが中身は18歳という、ここでもまた「年齢と中身がずれた存在」だ。

名作漫画の実写化は、原作ファンの厳しい目にさらされる。その中で永尾が演じたピノコは、主演の高橋一生から「これ以上のピノコはいないというくらいのピノコ」と評された。放送後の視聴者レビューでも好意的な声が目立ち、平均視聴率は世帯10.3%を記録している。

注目すべきは、ブラッシュアップライフのチビ麻美とブラック・ジャックのピノコでは、求められる演技の質がまったく異なる点だ。チビ麻美は「33歳の大人が5歳児の体に入っている」というコメディ的な設定であり、ピノコは「18歳の少女が幼児の外見を持つ」という切なさを含んだキャラクターだ。どちらも「実年齢を越えた内面」を求められる役だが、永尾はそれぞれに全く別のアプローチで応えている。一つの得意パターンを使い回すのではなく、役ごとに存在を変えられること。それが「演技がうまい」の一段上にある力だ。

8歳が6か国語を操った「誘拐の日」――プロデューサー「この子がいなければドラマ化しなかった」

2025年放送のテレビ朝日系ドラマ「誘拐の日」で、永尾は記憶喪失の天才少女・七瀬凛を演じた。第1話で凛が6か国語を流暢に話すシーンは大きな反響を呼び、SNSでは「発音流暢すぎる」「8歳の子が覚えられるセリフ量じゃない」と驚きの声が相次いだ。

プロデューサーの峰島あゆみ氏は、永尾の起用理由をこう明かしている。「正直、日本で今この役を演じられるのは永尾柚乃さんしかいないと思っています。逆に言えば、彼女がいてくれたからこそリメイクに踏み切れたと言っても過言ではありません」。一人の子役の存在が、ドラマの企画自体を動かした。これは通常の「オーディションで選ばれた子役」という枠を完全に超えている。

峰島氏はさらに現場での永尾の姿勢についても語っている。「6か国語を話すというのは、大人でも何週間もそれだけに集中しないと到底できないことですが、柚乃ちゃんは現場でそんな様子もまったく見せず。それでいて本番では完璧。ものすごくストイックなんだなと感心しています」。そして「監督から『子役芝居は封印してほしい』という命題が出されていて、あまり具体を言わない監督なのですが、その言葉をしっかり受け止めて自分なりに咀嚼し、演技に反映している。その吸収の速さと変化には驚かされています」とも明かした。

抽象的なディレクションを自分で噛み砕いて演技に反映する力。これは「指示された通りに動ける優秀さ」とは別の能力だ。

安達祐実が「アドバイスが必要ない」と言い切った理由

「誘拐の日」で共演した安達祐実の発言は、永尾柚乃のエピソードの中でもとりわけ異質だ。

2025年9月、最終回直前の取材会。”新旧天才子役”として同席した安達は、報道陣から永尾へのアドバイスを求められた。返ってきた言葉は「柚乃ちゃんにはアドバイスが必要ない。そのままでいてほしい」だった。

安達はさらにこう続けている。「雑音に悩まされずにそのままの感性を伸ばしていってほしい。心身共に健康でいることがすごく大事。いつでも辞めたければ辞めていいという気楽さを持ってくれたらいい」。

芸歴40年超のベテラン女優が後輩に送る言葉に、技術的な助言が一切含まれていない。これは単なる褒め言葉ではないだろう。永尾の感性が完成されていることを共演を通じて実感したからこそ、「大人が手を加えることのリスク」を感じて、あえて技術論を省いたと読める。

安達は永尾の印象についてもこう話している。「柚乃ちゃんは本当にすごく不思議。いわゆる子役さんとはちょっと違う。大人としゃべっているみたいな感じなんだけど、あどけなさも併せ持っていて、見たことないタイプの子役さんです」。

「見たことないタイプ」という言葉が重い。安達祐実は自身が天才子役として育ち、その後の芸能人生を40年以上歩んできた人物だ。数え切れないほどの子役を見てきたはずのその人が「見たことない」と言っている。

「売れっ子子役」の真逆をいく練習スタイル

永尾柚乃のすごさは、カメラの前だけではない。演技の準備段階から、一般的な子役とは異なるやり方を貫いている。

スポーツ報知の芸能担当記者・坂口愛澄氏は、永尾を10回近く取材してきた人物だ。坂口氏の取材によると、キー局のドラマ制作関係者はこう証言している。「売れっ子子役は完璧に仕上げたいという意思が強く、親御さんに逐一チェックをもらう子が多い」。しかし永尾は真逆で、「納得いくまでお母さんに見せず、部屋にこもって練習をし、最後に演技を見てもらう」のだという。

まず自分一人で完成形を追求し、それから他者の評価を仰ぐ。このプロセスは、誰かに教わって伸びるという子役の成長モデルとは根本的に違う。むしろクリエイターや職人の思考回路に近い。

バカリズムも永尾の仕事ぶりをこう評している。「ある程度キャリア積んでくると、バランスとか考え始めるじゃない?こんだけ全力でやってくれたら、スタッフさんにも好かれるし、そりゃ呼ばれるわ!」。演技のうまさだけで現場に呼ばれ続けるわけではない。全力で仕事に向き合う姿勢が、周囲の大人を動かしている。

取材に訪れた報道陣に「ありがとう ゆの」と書いた手作りの名刺を配るエピソードも印象的だ。本人は「いつもポーチに入れていて、皆さんにごあいさつをするときに渡しています。撮影の前などに書いて手作りしています」と話している。関係者は「仕事に関して妥協や中だるみが一切ない。周囲の大人も、柚乃ちゃんの姿から学ぶことが多い」と敬意を込める。

3歳で始めた脚本、8歳で映画監督――「演じる側」にとどまらない才能
永尾柚乃と歴代の天才子役を決定的に分けるのが、「作る力」だ。

脚本を書き始めたのは3歳のとき。ある監督から「監督になりたいなら脚本も書けるようになっていた方がいいよ」とアドバイスを受けたのがきっかけだった。そこから6年間書き続け、現在20本以上の脚本を手元に持つ。3歳で大好きになった「科捜研の女」をもとにした「科捜研の柚乃」というオリジナル作品も書いている。

2026年春、広瀬すずのラジオ番組「よはくじかん」にゲスト出演した際には「脚本を12本くらい書いている」と語り、リスナーから「中に大人が入ってる?」「転生者ですか?」の声が相次いだ。広瀬は後日、永尾が書いた脚本の作品への出演が決まったことをSNSで告知している。9歳が書いた脚本に、トップ女優が出演を決めた。

そして2026年5月、映画「リタ」の製作が発表された。永尾が監督・脚本・編集・主演の4役を担う作品だ。撮影当時8歳で、ギネス世界記録への申請も視野に入れている。大人向けの原案「利他の心」を、永尾自身が「子どもたちにこそ届く物語にしたい」とSFファンタジーに書き直した。

プロデューサーを務めるのは、「誘拐の日」で共演した斎藤工だ。映画監督としても活動する斎藤は、永尾本人から手渡された脚本を読んで衝撃を受け、その場で参加を決めたという。撮影現場では、永尾は自身が出演しないシーンも含めすべてのカットを見守り、「よーい、スタート!」「カット!」と号令をかけた。積極的にリテイクを要求し、真冬の撮影では吐く息が白くならないよう自ら氷を食べていたと撮影スタッフが証言している。

「演技がうまい子役」は過去にもいた。しかし「自分で物語を作り、大人のプロがその作品に参加する」子役は、少なくとも日本の芸能界では前例がない。

関連記事:永尾柚乃の親がスゴすぎる?9歳で映画監督デビューを支えた家族の教育方針とは「3歳から脚本20本」の秘密

大人たちが揃って”教える側”を降りた――それが「普通の子役との違い」

ここまで見てきた天才エピソードを振り返ると、一つの共通点が浮かび上がる。

バカリズムは「最初から完成されていた」と語り、安藤サクラは「尊敬する」と口にした。高橋一生は「これ以上のピノコはいない」と評し、プロデューサーの峰島氏は「この子がいなければドラマ化しなかった」と明かした。安達祐実は「アドバイスが必要ない」と断言し、斎藤工は9歳の脚本を読んでプロデューサーに就任した。広瀬すずは永尾が書いた脚本の作品への出演を決めた。

これらの反応に共通しているのは、誰一人として「教えてあげる」という姿勢をとっていないことだ。

普通、天才子役とは「大人が見出し、大人が導き、大人の世界で輝く存在」だ。どれほど才能があっても、先輩から技術を学び、スタッフに支えられ、業界の大人に育てられる。それが子役という存在の一般的な姿だろう。永尾柚乃に対しては、その構図が成り立たない。演技の完成度、現場でのプロ意識、そして物語を自ら作る力。あらゆる面で永尾は自分の中に基準を持ち、自分で完成形を目指している。

大人たちはそれを見て、教えるのではなく、認めた。

安達祐実が「そのままでいてほしい」と語ったのは、技術的に教えることがなかったからだけではない。この子の感性に大人が手を加えることへの畏れがあったからだ。それこそが、永尾柚乃と「普通の子役」を分ける最も大きな違いだと、共演した大人たちの言葉が物語っている。

[文/構成 by さとう つづり]

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