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あおもり国スポ開会式、49年ぶりの青森開催で初の屋内 両陛下が即位後初の青森訪問

あおもり国スポ開会式、49年ぶりの青森開催で初の屋内 両陛下が即位後初の青森訪問

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第80回国民スポーツ大会「青の煌めきあおもり国スポ」が、きのう10日に青森市のマエダアリーナで総合開会式を行い、開幕した。青森県での開催は1977年以来49年ぶり2度目で、前身の国体を含めて初めての屋内開催となった。天皇、皇后両陛下が臨席され、両陛下にとっては即位後初めての青森県訪問となる。

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マエダアリーナで総合開会式、天皇陛下がお言葉

総合開会式は10日午後3時、青森市宮田の新青森県総合運動公園総合体育館、通称マエダアリーナで始まった。47都道府県から選手団と役員約1000人が参加し、宮下宗一郎知事が開会を宣言した。

天皇陛下はお言葉の中で、選手たちが互いの友情を育み、地元青森県の人たちとの交流を深めることを願われた。そのうえで「ここで生まれる感動が、人々がスポーツに親しみ、愛する心とあいまって未来への希望となって翔(か)け抜けていくことを期待します」と述べられた。

式では、7月の熊本地震をはじめ各地の災害で亡くなった人たちに黙とうがささげられた。天皇陛下は被災した人たちへのお見舞いの気持ちも表された。

本会期は19日まで25競技を県内各地で行い、総合閉会式は10月20日に予定されている(水泳やローイングなど一部の競技は9月の会期前に実施済み)。

屋内の開会式は80回の歴史で初めて

国体、国スポの総合開会式は、これまで屋外の陸上競技場で開かれてきた。青森県も当初は、青森市のカクヒログループアスレチックスタジアムを会場に予定していた。

見直しが動いたのは2024年秋。同年11月、大会実行委員会の専門委員会が、10月の青森の天候や寒さ、選手の待ち時間を考え、屋内のマエダアリーナへ会場を移す案を審議した。日本スポーツ協会の開催基準は収容3万人規模の施設を求めているが、同協会も柔軟に対応する姿勢を示していた。委員からは「屋内でなければできないような良さを出して、他県のモデルケースになるような開会式に」との意見も出ていた。

その言葉どおり、当日は屋根の下で行う式典となった。屋外の競技場と違い、天候に左右されずに進行できる。音や映像、照明を使った演出も、屋内ならではの見せ方だ。

伊調馨がトーチ、炬火はクライミングの関川愛音が点火

式には、地元・青森ゆかりの顔ぶれがそろった。

炬火リレーでは、八戸市出身でレスリング女子の五輪4連覇を成し遂げ、国民栄誉賞を受けた伊調馨がトーチを運んだ。炬火は県内40市町村から集められた火で、最終点火者はスポーツクライミング成年女子に出場する関川愛音が務めた。点火は三内丸山遺跡(青森市)の炬火台で行われ、事前に収録した映像が会場のモニターに映し出されると、大きな拍手が送られた。

選手宣誓は、青森県代表の卓球成年男子・神巧也とローイング成年女子・木野田沙帆子が担当。「ふるさとの代表として出場する喜びと誇りを胸に、最後まで全力を尽くす」と誓った。

項目内容
大会名第80回国民スポーツ大会(青の煌めきあおもり国スポ)
総合開会式10月10日、マエダアリーナ(青森市)
青森開催1977年の「あすなろ国体」以来49年ぶり2度目
会場の特徴前身の国体を含め初の屋内での総合開会式
参加47都道府県の選手団・役員約1000人
総合閉会式10月20日

両陛下、即位後初の来県 12年ぶりの行幸啓

両陛下は10日に羽田空港から特別機で青森空港に到着され、開会式に臨まれた。

青森県によると、天皇、皇后がそろって県を訪れる行幸啓は、2014年9月の上皇ご夫妻以来12年ぶり。天皇陛下の来県は、皇太子時代の2011年に全国高校総体に出席して以来15年ぶりとなる。皇后さまは、2003年のアジア冬季競技大会に皇太子妃として出席して以来23年ぶりだ。

2022年7月には、むつ市の認定こども園で行われている子どもの居場所づくりの取り組みをオンラインで視察されたが、現地には足を運ばれなかった。このため、即位後に両陛下が青森県を訪れるのは今回が初めてとなる。

訪問2日目のきょう11日、両陛下は午前10時過ぎに青森市総合体育館(カクヒログループスーパーアリーナ)を訪れ、卓球の少年男子と少年女子の試合を観戦された。天皇陛下は「ペンホルダーの選手はいないのでしょうか」と質問され、皇后さまは「どこの高校がいま強いですか」などと尋ねられていたという。両陛下の卓球観戦は、2019年の茨城国体以来7年ぶりとなる。

午後はねぶたの家やあおもり駅前ビーチへ

県が発表した日程では、両陛下はきょう午後、あおもり駅前ビーチで海辺の環境保全活動を視察される。続いて青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で青森ねぶたを見て、囃子方と懇談される予定だ。

最後に訪れるのは、高齢者と子どもたちの世代間交流が行われている「ヴァンピュール南青森」。視察を終えると、両陛下は青森空港から特別機で帰京される。

49年前の「あすなろ国体」から半世紀近く。初めて屋根の下で開会式を迎えた青森の国スポは、20日の総合閉会式まで続く。

[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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