ボカロP・EZFGさんが死去、虫垂がんで闘病 父が本人Xで「永眠いたしました」と報告

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ボカロP・作曲家・映像クリエイターのEZFGさんが2026年4月7日に亡くなった。本人のXアカウントが2026年5月18日に更新され、文末に「EZFG父」と記された投稿で訃報を伝えた。2024年3月に虫垂がん・ステージ4と診断され、抗がん剤治療を続けていた。
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父親が本人Xで訃報を発表、4月7日永眠
「サイバーサンダーサイダー」「とても痛い痛がりたい」「グルカゴン」などで知られるボカロP・作曲家・映像クリエイターのEZFGさんが2026年4月7日に亡くなった。5月18日、本人のXアカウントが更新され、父親が訃報を伝えた。
投稿は「EZFGの作品を見て聞いていただいた皆様へ」と書き出され、「EZFGは2024年3月に”虫垂がん・ステージ4″と診断され抗がん剤治療を行ってまいりましたが本年4月7日永眠いたしました」と続く。父親は「闘病中は常に皆様への感謝の言葉を口にしていました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。心より御礼申し上げます」と結び、文末に「EZFG父」と署名した。
訃報はナタリー、電ファミニコゲーマー、ニコニコニュースなどが相次いで報じ、Xではファンからの追悼コメントが殺到した。
デビュー曲「サイバーサンダーサイダー」が代表作に
EZFGさんは2010年4月にニコニコ動画で活動を開始した。当初はゲーム楽曲のアレンジや実験的なサウンドを発表していたが、転機となったのは2011年8月28日に投稿したVOCALOIDデビュー曲「サイバーサンダーサイダー」だった。
ヤマハのVOCALOID「VY1」を用いたこの楽曲は、テクノ調のサウンドと中毒性のある歌詞、黒い画面に手書き文字が拍に合わせて並ぶ独自の映像表現で大きな反響を呼ぶ。週刊VOCALOIDランキング(ぼからん#205)ではVY1オリジナル曲として初の1位を獲得した。
2013年5月18日にはニコニコ動画でVY1のオリジナル曲として初めて再生数100万回(ミリオン)を達成。現在の再生数は約381万回に上る。2014年4月23日には同曲を表題に据えたアルバム「サイバーサンダーサイダー」でメジャーデビューを果たした。本人制作の映像を収めたDVDも同梱された。
その後も「とても痛い痛がりたい」「グルカゴン」「ツンツンごっこ」「闇あがり」など、多彩なVOCALOIDを用いた楽曲と緻密に同期した映像づくりでボカロシーンに足跡を残した。
余命宣告から緩和ケア、家族へ残した最後の言葉
EZFGさんは生前、Blueskyで闘病の経過を率直に発信していた。1月27日には「あと余命宣告っぽいのいただきました」「2、3ヶ月っぽいです」「さぁどうなることやら」と投稿し、余命宣告を受けたことを示唆。2月23日には緩和ケア病棟に入ったことを報告した。
闘病中の投稿では、フォロワーに向けて「皆さまはどうかそれぞれの日常をとにかく楽しんでください」「小さくてもたくさんの幸せを感じて生活をして欲しいです」と呼びかけていた。寄せられるメッセージへの感謝を繰り返し述べていたという。
最後の発信は3月28日のBluesky投稿だった。「私の家族はみんな優しいんです 私の自慢です こんな事になってやっと実感してそう思います ありがとう」。家族への感謝の言葉を残し、それから10日後に息を引き取った。
追悼の言葉、Xに相次ぐ
訃報を受け、Xには追悼コメントが相次いだ。「サイバーサンダーサイダー大好きでした」「中学生の頃から聴いていました」「素敵な映像と楽曲、ありがとうございました」など、約15年にわたり楽曲に親しんだファンからの声が並ぶ。ニコニコ動画でも「サイバーサンダーサイダー」のコメント欄が再び動き出し、追悼の書き込みが続いた。
ボカロシーンが失った映像作家の独自性
EZFGさんは作曲だけでなく、自作の映像を楽曲と同期させる手法でボカロシーンに独自の存在感を示してきた。手書き文字が音に合わせて画面に並ぶ「サイバーサンダーサイダー」のスタイルは、後のボカロ映像表現にも影響を与えたとされる。
メジャーデビュー後も商業に染まりすぎず、ニコニコ動画やYouTubeを軸に作品を発表し続けた姿勢は、初期ボカロ文化を体現する作家の一人だった。デビューから約15年、闘病の最中もファンへの感謝を語り続けたEZFGさんの楽曲は、これからも残り続ける。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]




























































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