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『沖縄コンフィデンシャル』2027年4月29日公開、赤楚衛二・中川大志がW主演 監督は「相棒」シリーズの橋本一

『沖縄コンフィデンシャル』2027年4月29日公開、赤楚衛二・中川大志がW主演 監督は「相棒」シリーズの橋本一

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赤楚衛二(32)と中川大志(28)がW主演する東映の映画『沖縄コンフィデンシャル』が、2027年4月29日に全国公開される。原作は高嶋哲夫の警察小説で、監督は『探偵はBARにいる』やドラマ「相棒」シリーズの橋本一。沖縄全土で1か月に及ぶロケを行い、2人は性格が正反対の刑事コンビを演じる。

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9月29日に映画化を発表、東映が配給

製作委員会は9月29日朝、作品の映画化と公開日を発表した。あわせてファーストルックビジュアルとトレーラーを公開し、公式サイトのほか公式X、Instagram、TikTokのアカウントも案内された。公開日の2027年4月29日は木曜で、昭和の日の祝日にあたる。

配給は東映で、制作プロダクションは東映東京撮影所。企画・プロデュースを小杉宝、プロデューサーを岡田有正と丸山格が務める。「あぶない刑事」「相棒」と刑事もののバディ作品を送り出してきた東映が、沖縄を舞台に新しいコンビを立ち上げた。

原作は高嶋哲夫の『沖縄コンフィデンシャル 交錯捜査』と『沖縄コンフィデンシャル ブルードラゴン』の2作で、どちらも集英社文庫から出ている。

無法者の反町とエリートの赤堀、正反対の2人

赤楚が演じるのは、沖縄県警の破天荒な刑事・反町雄太だ。もとは警視庁の刑事で、所轄時代から数々の事件を解決してきた腕利き。ところが、組織の方針を無視した捜査で謹慎処分を受け、沖縄でスリを捕まえたことをきっかけに沖縄県警へ移った熱血タイプの男となる。

中川が演じる赤堀寛徳は、警察庁刑事局捜査第二課から沖縄県警へ出向してきた準キャリアの刑事。突然の出向命令に不満を抱え、手柄を挙げて早く東京へ戻ることを狙うクールな頭脳派だ。目的は同じでも、性格はまるで合わない。

物語は、にぎわう夜の新国際通りから始まる。とある事件で内偵を進めていた反町(赤楚)と赤堀(中川)は、バーで突然暴れ出した外国人男性を取り押さえ、あるものを押収した。事件はそれで片付いたかに見えたが、実際には沖縄に隠された巨大な陰謀の入り口にすぎなかった。

ビジュアルでは、アロハシャツにカーゴパンツの反町と、南国に似合わないスーツ姿の赤堀が、青い海と空を背に並ぶ。2人のそばには警察車両として使う黄色いジムニーが置かれた。アートディレクションは吉良進太郎、撮影は写真家のティム・ギャロが担当している。劇中の事件やニュースを載せた架空のニュースサイト「琉球ポスト」も開設され、ページ上部のログインボタンはパスワード非公開のまま置かれている。

「相棒」の劇場版2本を撮った橋本一が監督

監督の橋本一は、刑事ドラマ「相棒」シリーズで演出を重ねてきた。映画では、伊丹憲一(川原和久)らを軸にしたスピンオフ『相棒シリーズ X DAY』(2013年)と、4代目相棒の冠城亘(反町隆史)が劇場版に初めて加わった『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』(2017年)の2本を監督している。

代表作には、大泉洋と松田龍平が組んだ『探偵はBARにいる』(2011年)とその続編『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(2013年)もある。最近では『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』『HOKUSAI』(ともに2021年)、『グランギニョール』(2022年)、『仁義なき幕末-龍馬死闘篇-』(2023年)などを手がけた。公式サイトは橋本を「稀代のバディ演出家」と紹介している。

脚本は政池洋佑。映画『ハケンアニメ!』(2022年)で第46回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受け、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の脚本も担当した。

原作は「沖縄県警シリーズ」の第1作と第2作

原作者の高嶋哲夫は、『ミッドナイトイーグル』『首都感染』などの社会派エンターテインメントで知られる作家だ。集英社は作品を「沖縄県警シリーズ」とうたい、2016年から2019年にかけて集英社文庫で全4作を刊行した。第1作は単行本を経ずに文庫で出た書き下ろしだ。

映画の原作のうち、シリーズ第1作の『沖縄コンフィデンシャル 交錯捜査』は2016年3月に刊行された。楽園の沖縄で殺人事件と米軍用地をめぐる事件が同時に起き、その裏に大きな権力の影が見えてくる筋立てだ。2017年2月に出た第2作『沖縄コンフィデンシャル ブルードラゴン』は、沖縄発の危険ドラッグの広がりを食い止める捜査を描く。

シリーズ第1作の『沖縄コンフィデンシャル 交錯捜査』は集英社文庫の368ページで、定価は税込990円となっている。

シリーズはその後、第3作『楽園の涙』(2018年)、辺野古の水死体と県知事の急逝を追う完結編『レキオスの生きる道』(2019年)と続いた。映画が後の2作の要素をどこまで取り込むのかは、9月30日時点で明らかになっていない。

『通学途中』から約11年、2人がW主演で再会

赤楚と中川が同じ作品に出るのは、実は初めてではない。2015年11月21日公開の映画『通学シリーズ 通学途中』で、中川はヒロインのユキ(森川葵)を見守る美術部のコウを、赤楚はユキが思いを寄せるキョースケを演じていた。約11年を経て、2人は並んで主演に立つ。

赤楚は愛知県出身で、1994年3月1日生まれ。『仮面ライダービルド』(2017〜2018年)の万丈龍我役で知られるようになり、テレビ東京のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)で主演し、人気を広げた。Netflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』(2023年)や映画『366日』(2025年)でも主役を担っている。

2026年は出演作が続く。1月にはテレビ東京のドラマ『キンパとおにぎり〜恋するふたりは似ていてちがう〜』で主演した。劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜CAPITAL CRISIS』には新メンバーのセカンドドクター・扇陽役で出演する。同作は8月21日に公開予定だったが、8月4日に公開延期が発表され、9月30日時点で新しい公開日は調整中となっている。10月17日には榮倉奈々とW主演するテレビ朝日のドラマ『あにいもうと』が始まり、11月5日には柴咲コウとW主演のNetflix映画『余命一年、男をかう』の配信が控える。

関連記事:Uru、新曲「それなのに」がドラマ『あにいもうと』主題歌に 榮倉奈々×赤楚衛二ダブル主演、10月17日スタート

中川は東京都出身で、1998年6月14日生まれ。子役として活動を始め、2011年のドラマ『家政婦のミタ』で一家の長男を演じて広く知られた。連続テレビ小説『なつぞら』(2019年)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)、ドラマと映画で鯉登音之進を演じる『ゴールデンカムイ』シリーズ(2024年〜)と幅広い役を重ねている。10月からはテレビ朝日のドラマ『真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA』で霧隠才蔵を演じる。

「新人の頃を知ってくれている」赤楚が明かした緊張

発表にあわせ、2人と監督、原作者がコメントを出した。

赤楚は「昔から僕の新人の頃を知ってくれている中川さんとの共演は嬉しくもあり、実は最初は少し緊張もありました」と打ち明けた。そのうえで、現場では「どうやろうか」とアイデアを出し合い、「1人では到達できなかった魅力的なキャラクターに仕上げることができました」と手応えを口にしている。

中川は「赤楚さんとの撮影は本当に心強く、大変なシーンも二人で背負い合えている感覚がありました」とコメント。本編には台本にない2人の関係性や遊びも盛り込まれていると明かし、「見どころが詰まった新たなバディ映画が誕生したと胸を張って言えます」と続けた。

原作の高嶋は撮影現場を訪ね、「反町と赤堀が本当にそこにいる」とワクワクしたという。沖縄の美しさだけでなく、島が歩んできた歴史や今も抱える問題にも少し心を寄せてほしいと、観客へ呼びかけた。

橋本監督は、本作に取り組み始めてから「はや5年」がたったと明かした。コメントの最後は、沖縄の言葉で「ゆたしくうにげーさびら!」(よろしくお願いします)と結んでいる。

公開まで約7か月、追加キャストの発表へ

公開日までは約7か月ある。主演の2人以外のキャストは、9月30日時点でまだ発表されていない。

プロデューサーの小杉は、古くから刑事ものを量産してきた東映で「沖縄の刑事モノって今までないのでは」と考えたのが企画の出発点だったと明かしている。コメントは「この他にもまだまだ豪華キャストが控えておりますので、ぜひ続報を楽しみにお待ちください!」と締めくくられた。

アロハシャツの無法者とスーツのエリートが、黄色いジムニーで沖縄を走り回る。『通学途中』ではユキをはさんで別々の立場にいた2人が、今度は同じ車に乗り込む。

[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]

寄稿者

和泉ユウスケ
映画とアニメのことばかり書いているライターの和泉です。Webメディアで映画レビューを書き始めて9年になりました。深夜アニメは毎クール20本前後を追いかけ、映画館には月に数回、公開初日にもよく出没します。公開日・配信日・キャスト情報は正確に、ネタバレには慎重にお届けします。

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