台風26号(スリゲ)、28日は大東島地方に最接近し荒天警戒 今後の進路と勢力の見通し

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非常に強い台風26号(スリゲ)は、28日5時現在で南大東島の北西約120キロにあり、東北東へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル。大東島地方には28日昼前にかけて最も近づく見込みで、高波や強い風に警戒が必要だ。その後は本州の南を北東へ進む予想となっている。
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28日5時現在、南大東島の北西約120キロを東北東へ
気象庁が28日5時45分に発表した台風情報によると、台風26号は28日5時の時点で南大東島の北西約120キロの海上にあり、東北東へ時速20キロで進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、強さの区分は「非常に強い」。
中心から半径85キロ以内は、風速25メートル以上の暴風域だ。風速15メートル以上の強風域は南東側280キロ、北西側165キロに広がる。
気象庁の区分では、最大風速が44メートル以上54メートル未満の台風を「非常に強い」と呼ぶ。50メートルはその上の方にあたり、一つ上の「猛烈な」まであと4メートルの強さだ。
一方、台風の大きさは比較的小さい。ウェザーマップの解説では、雨や風が強い範囲は中心付近に集まっていて、進路が少しずれるだけで影響を受ける場所が変わるという。接近すると短時間で雨や風が急に強まるのも、こうした台風の特徴だ。
大東島地方は28日昼前にかけて最も近づく見込み
大東島地方には、28日昼前にかけて最も近づく見込みだ。ウェザーマップは27日の時点で、大東島地方が暴風警戒域に入っていると解説し、28日午前中に雨や風が強まる見通しを示していた。
すでに影響は出始めている。琉球新報によると、28日4時49分には北大東空港で最大瞬間風速26.7メートルを観測した。28日5時30分までに大東島地方には波浪警報が出ていて、沖縄本島地方を含む地域には強風注意報が出ている。
28日に予想される沖縄地方の波の高さは7メートルで、うねりを伴う大しけとなる。最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルの予想だ。28日18時までの24時間降水量は多い所で100ミリと見込まれ、台風の進路によっては雨量がさらに増える。
気象庁などは、29日にかけてうねりを伴う高波に警戒し、強風や土砂災害、低い土地の浸水、川の増水にも注意するよう呼びかけている。ウェザーマップによると、大東島地方の警報級の高波は29日午前中まで続く見通しだ。
交通にも乱れが広がった。琉球エアーコミューターは28日、那覇と南大東を結ぶ路線など9便の欠航を決め、208人に影響が出る。27日にも同じ路線など5便が欠航していた。琉球新報は、南大東空港が28日は終日閉館すると伝えている。
23日に発生、27日に「非常に強い」勢力へ
台風26号が発生したのは、9月23日の21時だった。当時はフィリピンの東にあり、北西へ進んでいた。
その後、沖縄の南でゆっくりとした動きを続けながら勢力を強め、27日午後には「非常に強い」勢力に達する。日本気象協会(tenki.jp)が27日夕方に伝えた中心気圧は960ヘクトパスカル。同日21時には945ヘクトパスカルまで下がり、半日足らずで15ヘクトパスカル低くなった。
動きの遅さも目立った。ウェザーマップは27日、速度を「自転車並み」と表現し、沖縄周辺で高波の影響が長引くと解説していた。27日夜には沖縄本島に最も近づき、沖縄本島と周辺の離島、石垣島と周辺の離島を結ぶ航路では、少なくとも80便以上が欠航したと沖縄タイムスが伝えている。
27日21時には那覇市の東約140キロに達し、その後は向きを東寄りに変えて大東島地方の方へ進んだ。
今後の進路と勢力の見通し
気象庁の28日5時45分発表の予報をもとに、今後の見通しを表にまとめた。予報の時刻が先になるほど、予報円は大きくなる。
| 予報の日時 | 予想される位置 | 中心気圧 | 最大風速(最大瞬間風速) | 強さ |
|---|---|---|---|---|
| 28日15時 | 南大東島の北約160キロ | 950ヘクトパスカル | 45メートル(65メートル) | 非常に強い |
| 29日3時 | 南大東島の北東約300キロ | 955ヘクトパスカル | 45メートル(60メートル) | 非常に強い |
| 30日3時 | 日本の南 | 970ヘクトパスカル | 40メートル(55メートル) | 強い |
| 10月1日3時 | 日本の南 | 985ヘクトパスカル | 30メートル(45メートル) | 表記なし |
| 10月2日3時 | 日本の東 | 992ヘクトパスカル | 25メートル(35メートル) | 表記なし |
| 10月3日3時 | 千島近海 | 998ヘクトパスカル | 20メートル(30メートル) | 温帯低気圧に変わる予想 |
29日3時までは「非常に強い」勢力を保ち、30日には「強い」勢力に下がる見込みだ。その後は本州の南の海上を北東へ進み、10月2日には速度を時速40キロほどに上げて日本の東へ抜ける予想となっている。
ただし、日本の南を進むころの予報には幅がある。ウェザーマップは、主に速度の差で誤差が大きくなっていると解説した。日本気象協会も27日夕方の時点で、予報円の北側を通った場合は関東南部に近づくおそれもあると伝えている。
なぜ、台風が離れていても本州で雨に注意が必要なのか。
理由は秋雨前線にある。本州付近には秋雨前線が停滞していて、台風の周りの暖かく湿った空気が前線に流れ込み、活動を強めるおそれがある。ウェザーマップによると、10月1日は伊豆諸島で警報級の大雨となる可能性があり、東海や関東南部でも強い雨が降るおそれがある。FNNプライムオンラインも、関東で10月1日ごろに再び大雨となる可能性を伝えた。
関東では、台風25号の大雨で千葉県や神奈川県に大きな被害が出たばかりだ。印旛沼では堤防が決壊し、土砂崩れで亡くなった人もいる。地盤が緩んだままの地域では、少ない雨でも土砂災害が起きやすくなる。
最新の台風情報と警報の確認を
台風は中心付近に発達した雨雲を伴っていて、近づくと急に雨や風が強まる。大東島地方では、28日のうちに屋外の物を片付け、不要な外出や海岸への接近を控えることが身を守る基本となる。停電に備えて、懐中電灯やスマートフォンの充電も済ませておきたい。
本州では、台風本体より先に前線による雨が強まる場合がある。住んでいる地域のハザードマップで、土砂災害や浸水の危険がある場所を確かめておくと、避難の判断が早くなる。
台風の位置や予報は、数時間ごとに更新される。この記事の数値は28日5時時点のもので、進路や強さは今後変わる場合がある。お住まいの地域の警報・注意報と台風の最新の見通しは、気象庁が発表する台風情報や自治体の避難情報で必ず確認してほしい。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]








































































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