CSファイナル対戦カードはソフトバンク-日本ハム、阪神-DeNA セ・パとも前年と同じカードは史上初、14日開幕の日程

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの対戦カードが、パ・リーグはソフトバンク-日本ハム、セ・リーグは阪神-DeNAに決まった。両リーグとも2025年と同じ組み合わせで、セ・パそろって前年と同じカードになるのはCS史上初めてだ。ファイナルステージは10月14日にみずほPayPayドーム福岡と甲子園で始まり、パはソフトバンクに2勝、セは阪神に1勝のアドバンテージが与えられる。
3位の2球団がそろって勝ち上がったファーストステージ
10月10日に始まったファーストステージは、両リーグとも3位の球団が2位を破った。
セ・リーグは東京ドームでDeNAが巨人に連勝した。10日の第1戦は1-1の九回、度会隆輝がマルティネスから勝ち越しのソロ本塁打を放ち、2-1で先勝する。先発の東克樹は7回1失点。11日の第2戦も度会が一回の先頭打者本塁打で口火を切り、牧秀悟も八回にソロを加えて4-1で勝った。DeNAは2勝0敗でファイナルステージ進出を決めている。
就任1年目の相川亮二監督にとって、初めてのポストシーズンで決めた突破だった。DeNAのファーストステージ突破は3年連続で、ファイナルステージ進出は2016、17、24、25年に続いて5度目となる。
関連記事:DeNA、巨人に連勝しCSファイナル進出 度会隆輝が初回先頭打者弾、14日から甲子園で阪神と対戦
パ・リーグはベルーナドームで日本ハムが西武に1敗からの連勝で勝ち上がった。10日の第1戦は2-2の延長十回、西武のカナリオにサヨナラ本塁打を浴びて落とし、後がなくなる。だが11日の第2戦は先発の達孝太が6回無失点と好投し、福島蓮、堀瑞輝、柳川大晟とつないで五回の1点を守り切り、1-0で勝利。12日の第3戦は伊藤大海が5回1失点と試合をつくり、四回に万波中正のソロ本塁打も出て4-1で西武を下した。
ファーストステージは2勝1敗。日本ハムのファイナルステージ進出は3年連続になる。敗れた西武は、レギュラーシーズン79勝で2位に入りながら、ここでシーズンを終えた。
関連記事:西口文也監督が来季続投へ、CS敗退直後に奥村剛球団社長が明言 1年目5位の西武を今季79勝の2位へ導いた監督成績
セ・パとも前年と同じカード、パは3年続けて同じ顔合わせ
2025年のCSファイナルステージも、パはソフトバンク-日本ハム、セは阪神-DeNAだった。CSのファイナルステージで両リーグが同時に前年と同じカードになるのは、これが初めてとなる。
片方のリーグだけであれば、過去にも例はある。セでは2007年から10年まで4年続いた巨人-中日、2016、17年の広島-DeNAがあり、セで2年続けて同じカードになるのは9年ぶり3度目だ。パでも2018、19年に西武-ソフトバンクが2年続いた。パのソフトバンク-日本ハムは2024年、25年に続いて3年連続となった。
始まりの2024年は、ソフトバンクが一方的に勝った。みずほPayPayドーム福岡で5-2、7-2、3-2と3連勝し、アドバンテージを含めて4勝0敗で日本シリーズへ進んでいる。日本ハムは翌25年、1勝差まで迫った。3度目の顔合わせは、その続きになる。
2025年の対戦はこうだった。
| リーグ | 2025年の対戦 | 勝者 | ファイナルステージの成績(アドバンテージ含む) |
|---|---|---|---|
| パ | ソフトバンク-日本ハム | ソフトバンク | ソフトバンクの4勝3敗 |
| セ | 阪神-DeNA | 阪神 | 阪神の4勝0敗 |
パは最終戦までもつれた。アドバンテージの1勝を持つソフトバンクが第1戦を延長十回サヨナラの2-1、第2戦を3-0で取って王手をかける。ところが日本ハムは第3戦から6-0、9-3、7-1と3連勝し、通算3勝3敗に並んだ。決着は10月20日の第6戦で、モイネロが投げたソフトバンクが2-1で逃げ切り、日本シリーズへ進んでいる。
セはDeNAが巨人とのファーストステージ第2戦で、初回の5失点をはね返して延長十一回に勝ち、甲子園へ乗り込んだ。だが、阪神が3連勝で一気に決めた。第1戦を2-0、第2戦を延長十回サヨナラの5-3、第3戦を4-0で制し、アドバンテージを含めて4勝0敗。日本シリーズではソフトバンクが阪神を4勝1敗で下し、5年ぶりの日本一に輝いた。
新ルールでパはソフトバンクに2勝のアドバンテージ
2026年はファイナルステージの規定が変わった。今季から導入された新しい規定では、ファーストステージの勝者がレギュラーシーズンで1位球団と10ゲーム差以上離れている場合、または勝率が5割未満の場合に、1位球団のアドバンテージが1勝から2勝に増える。このとき試合数は最大7試合に増え、アドバンテージを含めて先に5勝した球団が日本シリーズへ進む。
パはこの規定に当てはまった。リーグ3連覇のソフトバンクは91勝49敗3分けで、78勝62敗3分けの日本ハムとは13ゲーム差がある。新ルールが初めて適用され、ソフトバンクは2勝を持った状態で始まる。
日本ハムが日本シリーズへ進むには、敵地のみずほPayPayドーム福岡で7試合のうち5試合に勝たなければならない。今季のレギュラーシーズンはソフトバンクの18勝5敗2分け。新庄剛志監督は第3戦の後、「僕たちはシーズン中はカモだったけど、逆もあるからね」と語っている。
迎え撃つソフトバンクにも不安はある。今季12勝を挙げた先発の大津亮介が、右肩のコンディション不良でリハビリ組に回った。
関連記事:大津亮介、右肩コンディション不良でリハビリ組へ 今季12勝5敗のソフトバンク先発、14日からのCSファイナルステージ登板は厳しく
セは従来どおりの1勝だ。連覇した阪神は79勝62敗2分けで、DeNAは71勝69敗3分けの3位。ゲーム差は7.5、DeNAの勝率は5割を超えており、どちらの条件にも届かなかった。最大6試合で、先に4勝した球団が勝ち抜ける。
2025年のセは、阪神が2位DeNAに13ゲーム差をつけて優勝しながらアドバンテージは1勝だった。こうした大差の優勝をどう扱うかという議論が、改定のきっかけの一つになっている。
ファイナルステージの日程と今季の対戦成績
ファイナルステージは両リーグとも1位球団の本拠地で全試合を行う。
| 日付 | パ(みずほPayPayドーム福岡) | セ(甲子園) |
|---|---|---|
| 10月14日(水) | 第1戦 18:00 | 第1戦 18:00 |
| 10月15日(木) | 第2戦 18:00 | 第2戦 18:00 |
| 10月16日(金) | 第3戦 18:00 | 第3戦 18:00 |
| 10月17日(土) | 第4戦 18:00 | 第4戦 14:00 |
| 10月18日(日) | 第5戦 18:00 | 第5戦 14:00 |
| 10月19日(月) | 第6戦 18:00 | 第6戦 18:00 |
| 10月20日(火) | 第7戦 18:00 | 予備日 |
| 10月21日(水) | 予備日 | 予備日 |
パは7試合制のため、10月20日まで試合が組まれ、予備日は21日の1日だけ。セは週末の17日と18日がデーゲームになる。勝ち上がった球団は、10月24日に開幕する日本シリーズへ進む。
今季の直接対決は、2つのカードで様子がまるで違う。パはソフトバンクが日本ハムに18勝5敗2分けと大きく勝ち越した。セの阪神とDeNAは25試合で阪神の13勝12敗。ほぼ五分の数字が並ぶ。
DeNAは2024年、レギュラーシーズン3位から勝ち上がって日本一になった。球団初のリーグ連覇を果たした阪神は、前年に3連勝で退けた相手を本拠地の甲子園に迎える。就任2年目の藤川球児監督にとっては、昨季に続いて本拠地で戦うファイナルステージになる。
パ・リーグのファイナルステージは、DAZNが全試合をライブ配信する予定で、パーソル パ・リーグTVなどでも見られる。テレビ中継は試合ごとに放送局が異なる。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]

















































































コメントはこちら