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近本光司、阪神・藤川監督がCSのキーマンに指名 監督はリモートでCS会見に参加、チームはファイナルステージで待つ

近本光司、阪神・藤川監督がCSのキーマンに指名 監督はリモートでCS会見に参加、チームはファイナルステージで待つ

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セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)共同記者会見がきのう9日に開かれ、リーグ連覇の阪神・藤川球児監督がリモートで参加した。ファイナルステージのキーマンに挙げたのは、1番打者の近本光司だった。4月に死球で左手首を骨折し、約2か月半離脱した近本について、藤川監督は「戻ってきてからタイガースの勢いが増しました」と語った。阪神は14日から甲子園で、巨人とDeNAによるファーストステージの勝者を迎え撃つ。

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藤川監督が名前を挙げたのは近本だった

会見は、きょう10日に始まるファーストステージを前に行われた。東京ドームには2位巨人の橋上秀樹監督代行と3位DeNAの相川亮二監督が出席し、リーグ優勝の阪神からは藤川監督(46)と村上頌樹が画面越しに加わった。スポーツ報知によると、藤川監督は兵庫県西宮市の球団施設から参加している。

各球団の指揮官がキーマンを1人ずつ挙げる流れのなかで、藤川監督は「タイガースとしては野手の方で、近本を挙げたいと思います」と切り出した。

理由は2つあった。1つはチームの流れ、もう1つは守備だ。藤川監督はこう続けている。

「近本が戻ってきてからタイガースの勢いが増しました。センターラインで守備力も非常に高かったので近本が甲子園球場でどんなスタートを切り、どんなリードオフマンとしての役割をしてくれるか期待したい」

阪神の攻撃は毎試合、1番打者から始まる。藤川監督は、その最初の打席で試合の空気をつくる役目を近本に託した。

4月の死球で左手首を骨折、2か月半ぶりの復帰

近本は4月26日、甲子園での広島戦で死球を受け、左手首を骨折した。7月7日のファーム・広島戦で実戦に戻り、ファームで3試合を消化したあと、7月11日に1軍登録されている。同日のヤクルト戦で、76日ぶりに1軍の舞台へ帰ってきた。

離脱期間は約2か月半に及んだ。それでも最終的な成績は90試合で打率.306、114安打、12盗塁。日刊スポーツによると、入団からの連続100安打は8年に伸びた。

ただし規定打席には29打席届かなかった。打率は参考記録の扱いとなる。三冠王に輝いた佐藤輝明の打率も.306で、細かく比べると近本が3毛上回っていた。数字の上では首位打者に並ぶ打撃を見せながら、タイトルの対象からは外れた格好だ。

近本は兵庫・社高から関西学院大、大阪ガスを経て2018年のドラフト1位で入団した。今年3月25日には、野球に向き合う考え方をつづった著書『僕は白と黒の間で生きている。』を幻冬舎から出している。

3人の指揮官が挙げたキーマンと、DeNA東の警戒

会見では3球団の指揮官がそれぞれのキーマンを口にした。

球団指揮官挙げたキーマン
阪神(1位)藤川球児監督近本光司
巨人(2位)橋上秀樹監督代行先発投手(個人名は挙げず)
DeNA(3位)相川亮二監督牧秀悟(宮崎敏郎・筒香嘉智のベテランにも期待)

近本の名前は、相手側からも出ている。きょうの第1戦に先発するDeNAの東克樹は、阪神のキーマンに近本を挙げ、「3、4番に、得点圏で回さないこと」を鍵に挙げた。1番の近本を塁に出せば、後ろに控える主軸へ好機が回る。対戦相手の左腕も、阪神打線の入り口をはっきり意識していた。

藤川監督と並んで会見に加わった村上は、巨人のダルベック、DeNAの牧をそれぞれ警戒する打者に挙げた。牧については「乗せてしまうとチーム自体も勢いよくなって、本当に厳しい戦いになる」と話している。

ファイナルステージは14日から甲子園、阪神に1勝のアドバンテージ

阪神は10月3日、2位巨人が敗れたことで2年連続8度目のリーグ優勝を決めた。2リーグ制となった1950年以降、球団初の連覇だった。最終成績は79勝62敗2分、勝率.560。2位巨人とは2.5ゲーム差、3位DeNAとは7.5ゲーム差でシーズンを終えている。

ファイナルステージは14日から19日まで最大6試合で、全試合を甲子園で戦う。リーグ1位の阪神には1勝のアドバンテージがあり、先に4勝したチームが日本シリーズへ進む。今季から導入された「1位と10ゲーム差以上、または勝率5割未満なら7試合制」の条件には、巨人とDeNAのどちらが勝ち上がっても当てはまらない。

今季の対戦成績は、巨人に16勝8敗1分と大きく勝ち越した一方、DeNAとは13勝12敗とほぼ五分だった。昨年のファイナルステージでは、DeNAに3連勝して日本シリーズ進出を決めている。

藤川監督は会見で、巨人とDeNAが競り合う勢いが甲子園にやってくることを見越し、「はね返すだけの力を蓄えて、この甲子園で待ちたいと思います」と語った。

ファーストステージは東京ドームで10日から12日まで行われ、きょう14時からの第1戦は巨人・井上温大とDeNA・東の先発で始まる。勝ち上がった相手を迎える14日、近本がどんな第1打席を見せるのか。藤川監督の言う「スタート」は、その打席から始まる。

関連記事:相川監督、橋上監督代行の「勢いのDeNA」に反論 「勢いだけで勝てるものではない」10日のCS第1戦は東克樹が先発

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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