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相川監督、橋上監督代行の「勢いのDeNA」に反論 「勢いだけで勝てるものではない」10日のCS第1戦は東克樹が先発

相川監督、橋上監督代行の「勢いのDeNA」に反論 「勢いだけで勝てるものではない」10日のCS第1戦は東克樹が先発

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セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)前日会見が9日に東京ドームであり、巨人の橋上秀樹監督代行がDeNAを「勢いのDeNAベイスターズ」と表現した。DeNAの相川亮二監督は会見後、「この3か月間勢いだけで勝てるものではないと思っています」と反論。きょう10日午後2時からのファーストステージ第1戦は、巨人・井上温大とDeNA・東克樹の両先発で始まる。

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「安定の阪神、勢いのDeNA」に相川監督が感じた違和感

会見は9日、ファーストステージの舞台となる東京ドームで開かれた。2位巨人の橋上監督代行と3位DeNAの相川監督が登壇し、リーグ優勝した阪神の藤川球児監督はオンラインで参加している。

対戦チームの印象を聞かれた橋上代行の答えは短かった。「一言で言うと安定の阪神タイガース、勢いのDeNAベイスターズ」。藤川監督もDeNAについて「短期決戦においてチームの勢いをセ・リーグで最も出している」と評し、2人の指揮官がそろって「勢い」という言葉を選んだ。

相川監督は壇上でこう返した。

「我々は勢いと言われるんですけどこの3か月しっかり戦ってきたという自信はあるのでチームとして戦っていきたい」

引っかかりは、会見が終わっても残っていた。会見後、改めて「勢い」について問われた相川監督は「藤川監督も言ってたし、皆さんもそう思ってるのかもしれないですけど、苦しいところから3か月間いい形でできたのが勢いなのか、そうではないのかは個人の判断だと思います」と話し、さらに言葉を重ねる。

「この3か月間勢いだけで勝てるものではないと思っています。そこはチームがしっかり力をつけてできた期間だと思っています。勢いだけって言われるのは自分自身は違和感は覚えました」

最大借金15から貯金2、相川監督が言う「3か月」の中身

相川監督が繰り返した「3か月」には、はっきりした裏付けがある。

就任1年目の今季、DeNAは5月と6月に苦しんだ。6月には6連敗を喫し、日刊スポーツによると7月2日の時点で借金は最大の15まで膨らんでいる。そこから7月以降は4か月連続で勝ち越し、9月には8連勝もマーク。最終的に71勝69敗3分けの貯金2で3位に入り、5年連続のCS進出を決めた。

「3カ月間、あれ以上負けられない、1個でも多く勝っていくということを毎試合やり続けてきた」。日刊スポーツによると、相川監督はこの日、そう振り返っている。負ければシーズンが終わるという状況で白星を積み上げた期間を、ひと言で片付けられたくない。反論の根っこはそこにあった。

一方の巨人は、5月26日から橋上代行が指揮を執る。若手を積極的に起用しながら最終盤まで阪神と優勝を争い、76勝64敗3分けの2位でシーズンを終えた。自チームの印象について橋上代行は「今度どのような色になっていくか出ていないのが現状。無色といいますか、無形といいますか」と表現している。

阪神は79勝62敗2分けで2年連続のリーグ優勝。ゲーム差は巨人と2.5、DeNAとは7.5だった。

第1戦は井上温大と東克樹、互いの「お得意さま」が投げ合う

きょう10日の第1戦は、両チームの相手キラー同士の先発になった。

巨人の井上は今季23試合に先発して10勝8敗、防御率2.02。DeNA戦では7試合で5勝1敗、防御率0.77と相手打線を封じてきた。井上は「ドームですし、ホームランもあると思うので一発に注意して投げたいと思います」と話している。

DeNAの東は25試合で12勝6敗、防御率2.40。巨人戦は4試合で3勝0敗、防御率1.33と、こちらも相性のよさが数字に出ている。相川監督は会見で「うちのエース。この舞台でも期待している」と信頼を寄せ、会見に同席した東も「下克上。それをやるだけです」と短く言い切った。

打線のキーマンに相川監督が挙げたのは牧秀悟だった。「打線の方が間違いなく牧が軸になってくれると思う」としたうえで、ベテランの宮崎敏郎と筒香嘉智にも期待をかける。橋上代行はキーマンに特定の選手を挙げず、「ポイントは先発ピッチャーが第一かなと思います」と先発の出来を重く見た。

関連記事:相川亮二監督、DeNAが来季続投を発表 最大借金15から3位浮上、10日からの巨人とのCSファーストステージ

2年連続でCSは巨人を破ったDeNA、今年はどうなる

CSでの両チームの対戦は3年連続になる。2024年はファイナルステージで3位のDeNAが巨人を破り、ソフトバンクとの日本シリーズも制して日本一まで駆け上がった。2025年のファーストステージでも、DeNAが巨人に2連勝している。

ファーストステージは3試合制で、勝利数の多いチームがファイナルステージへ進む。引き分けを除いた勝利数が並んだ場合は、2位の巨人が勝ち上がる。試合は10日から12日までの3日間、いずれも東京ドームで午後2時に始まり、13日は予備日。延長は12回までとなっている。

勝ち抜いたチームは、14日から甲子園で阪神とのファイナルステージに臨む。阪神には1勝のアドバンテージが与えられる。

関連記事:CS巨人対DeNA第1戦の日テレ系中継、ゲストに石川雅規 引退後初の野球中継ゲスト

第1戦は日本テレビが午後3時から地上波全国ネットで中継する。「勢い」なのか、積み上げた力なのか。答えの一端は、きょうの東京ドームで見えてくる。

相川監督の1年目を迎えたDeNAの選手たちは、球団公式のイヤーマガジン「横浜DeNAベイスターズ2026オフィシャルイヤーマガジン」でも紹介されている。

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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