やす子の子ども食堂「やすまったり」、未就学児を育てるひとり親家庭向けは昼に開催 大人300円・子ども無料

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時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
お笑い芸人のやす子(28)が東京都葛飾区で運営する子ども食堂「やすまったり」が10月4日、未就学児を育てるひとり親家庭向けの運営方法を公式Xで発表した。大人は300円、子どもは無料で、開催は昼のみ。お試し期間中は大人も無料になる。
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大人300円・子ども無料、ひとり親家庭向けは「お昼のみ」
発表は10月4日午後0時42分(日本時間)、食堂の公式Xに画像で掲載された。画像には「未就学児を育てるシングルの方のための運営方法が決定しました!」とあり、料金は「大人の方からは300円いただきます。(お試し期間は無料です)」「お子様は無料です」と書かれている。
開催を昼に限る理由も添えられていた。「夜は18歳以下の子ども食堂のため お昼のみの開催です」。食堂の公式サイトによると、ふだんの開催は週1回の不定期で、1部が午後4時30分から6時30分、2部が午後6時45分から8時までの2部制をとる。対象は高校生までで参加費は無料。夕方から夜の枠は子どもたちのために空けておき、ひとり親家庭向けは別の時間帯に設ける。
この方針の前段には、前日の告知があった。10月3日、食堂の公式Xが「お試し運用」として、10月15日(木)の正午から午後2時まで、2歳以上の子どもと保護者に食事を無償で出すと知らせた。メニューはご飯、わかめスープ、唐揚げ、「冷蔵庫にあるもの一品」、デザートの予定。希望者は公式LINEに【お試しDAY希望】と連絡し、人数が多ければ抽選になる。
やす子本人も同じ日に自身のXでこの投稿を引用し、「今後 未就学児を育てるシングルマザー、シングルファザーの方に無償でお昼ご飯を提供したいと思ってます」とつづった。「お試しDAYはシングルなど条件はございません」とも書き添えている。初回は対象を広く取って様子を見る段取りだ。
予約制への疑問と「出来る範囲の事を全力で」
食堂が動き出した8月末、運営方法をめぐる議論が起きていた。やす子は8月30日にXでオープンを報告し、「9月から週に1度子供達に無償でご飯を提供します」と伝えた。予約は公式サイトのQRコードからLINEで友だち追加して受け付ける完全予約制で、応募が多いと抽選になる。
ここに疑問が寄せられた。本当に貧困な家庭の子どもはスマートフォンを持っていないのではないか、困っている子どもがスマホを使って予約できるのか、という疑問だった。やす子は「ポスターには全て記載できませんがそういった家庭のことも考えて近隣の学校と連携して動いております」と返答。続く投稿では「近隣の学校や子ども食堂さんとも連携しております。全て困ってる人を救うことはできませんが私ができる範囲のことは全力で頑張ります」と説明した。
10月4日の発表画像にも、同じ考え方がにじむ。「色々口を出したくなる気持ちすごく分かります。ですが困ってる人全員に手を伸ばすことは、やすまったりにはできません」。そのうえで「出来る範囲の事を全力で行動していきます」と続け、投稿本文は「引き続きいろいろ模索しながらベストな形を作っていけたらと思います」と結んでいる。
運営の数字も公開してきた。初開催は9月5日で、食堂の公式Xは「本日かかった費用は食材費とボランティア交通費含めて約40,000円でした」と報告し、光熱費や家賃は含めていないと明記した。9月12日の開催日には、寄付で届いたジャガイモと梨をやす子がXで紹介し、「今日のデザートは梨だ〜」と書いている。
母子家庭と児童養護施設で過ごした10代
なぜ子ども食堂だったのか。
やす子は山口県出身。母子家庭で育ち、テレビ番組では「給食以外は食べないことが多くて」「夏休みは地獄。給食がないから」と子ども時代を語ってきた。高校の頃には児童養護施設で過ごした時期があり、18歳で施設を出たあと自衛隊に入隊する。20歳で上京して清掃員として働き、21歳で友人に誘われて芸人の道に入った。
食堂の開設をXで発表したのは7月26日だった。Xで「9月から週1で子ども食堂を始めます」と報告し、「2年前から言ってた夢が実現しました」とつづっている。公式サイトでは始めた理由を「お腹いっぱいにご飯を食べてもらいたい!という、おせっかい心から始めました!」と説明する。開設に合わせて食品衛生責任者の資格も取り、9月7日にインスタグラムで報告した。
やす子の社会貢献が広く知られたのは、2024年の「24時間テレビ47」だった。やす子はチャリティーマラソンのランナーを務め、「全国の児童養護施設に募金マラソン」として完走した。番組全体の募金と切り分け、全国の児童養護施設のために使う募金として集め、放送終了時点で4億3801万4800円に達した。最終的な総額は5億493万6310円となり、全国606カ所の施設に図書カードや自転車、パソコンなど4922点が届けられた。
2026年1月30日には、初の書籍「靴下はいつもあべこべ はい~」(主婦と生活社)を出し、雑誌「JUNON」で連載したエッセイ漫画などを収めた。
10月15日のお試しDAYから形を探る
当面の焦点は10月15日のお試しDAYになる。ひとり親家庭向けの昼の枠を定期的に開くかどうか、開催の頻度や定員、予約の受け付け方は、10月5日時点で公式サイトにも示されていない。食堂は10月4日の投稿で「模索しながら」と書き、やす子も10月3日に「まずはお試しで始めてみます」とつづっている。
利用には注意点もある。公式サイトはアレルギー対応をしていないこと、専用の駐車場や駐輪場がないこと、やす子が不在の時間帯もあることを案内している。開催場所は葛飾区とだけ公表され、詳しい住所は出していない。
7月の報告から2カ月余りで、対象は高校生までの子どもから未就学児を育てる親へと広がりつつある。大人300円という金額も、無料のお試し期間を経て実際に動き出す。食堂が掲げた「出来る範囲」の中で、昼の食卓づくりが始まる。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]











































































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