栗原慶太、富施郁哉との日本バンタム級戦へ計量パス 10月3日後楽園「勝てれば何でもいい」

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ボクシングの日本バンタム級タイトルマッチ10回戦は、3日に東京・後楽園ホールで行われる。2日の前日計量では、王者の栗原慶太が53.5キロ、挑戦者で元王者の富施郁哉が53.4キロとともにパスした。初防衛戦の栗原は「勝てれば何でもいい」と語り、富施は世界を見据える。
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栗原は1回でリミット、富施は100グラム下でパス
日本バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ10回戦の前日計量が2日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。王者・栗原慶太(33)=KOD LAB=は階級リミットの53.5キロを1回でクリアし、同級1位の挑戦者・富施郁哉(28)=ワタナベ=は100グラム少ない53.4キロでパスした。
試合は3日、後楽園ホールで開かれる「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.48」のメインイベントだ。興行はU-NEXTが独占ライブ配信する。ボクシングモバイルの試合日程によると、開始は17時45分となっている。
「勝てれば何でもいい」初防衛戦に臨む栗原の割り切り
栗原は6月6日、後楽園ホールで当時の王者・梅津奨利(28)=三谷大和スポーツ=を6回47秒TKOで下し、初の日本王座を手にした。スポーツ報知によると、2月に一力ジムから元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が会長を務めるKOD LABへ移り、同ジム第1号の王者となった。今回は移籍2戦目で、初防衛戦になる。
戦績は21勝(18KO)9敗1分け。右の強打が持ち味で、中日スポーツは軽量級としては異例のKO率と伝えている。ただ、過去4度戴冠した東洋太平洋同級王者時代の初防衛戦は1勝3敗と、守る戦いでは結果が出ていない。日刊スポーツが報じた数字だ。
だからこそ、前日の言葉は攻める方向を向いた。中日スポーツによると、栗原は「今までは防衛戦ということで慎重になりすぎていた部分があった。防衛戦でも、勝ちに行くことが大事だと今回の試合に向けて再確認しました」と話している。
KOについて問われると、日刊スポーツの取材に「何が何でも勝つというところが第一。勝てれば何でもいい」と答え、平常心を貫いた。
挑戦者とは顔なじみだ。今年に入ってもスパーリングを4回重ねており、「うまくやれたなという日もあれば、結構やられたなという日もあった。トントンでした。スピードがある正統派のサウスポー」と日刊スポーツに語った。移籍後の変化については、スポーツ報知に「すごく成長が早くなる。内山さんの言葉はデカイです」と明かしている。
世界ランク外になり、王座返上のプランが揺らいだ
栗原を取り巻く状況は変わった。中日スポーツによると、WBAの世界ランキングで14位に入っていたが、最新ランキングではランク外となった。スポーツ報知は、当初は初防衛後に王座を返上して世界挑戦を見据える構想があったものの、ランク外で状況が変わったと報じている。
栗原は中日スポーツに「もともとは今回防衛できれば返上しようという話もあったんですが、状況が変わってきた。今後については終わってから会長やプロモーターと話して判断したいと思います」と説明した。
先の話題も出ている。WBOアジア・パシフィック同級王者の伊藤千飛(21)=真正=が日本王座の挑戦者決定戦にエントリーし、栗原への挑戦意欲を示した。7戦全勝(6KO)のホープで、中日スポーツによればWBO8位、IBF13位の世界ランクを持つ。栗原は日刊スポーツに「あれだけ強い選手にそういう風に評価してもらえているのがうれしい。また勝った後に考えればいいと思っている」と受け止めた。
富施は井上拓真と約40ラウンド、王座返り咲きへ
挑戦者の富施は17勝(4KO)4敗1分け。2024年7月に増田陸(帝拳)に4回KOで敗れて日本王座を失い、日刊スポーツによれば約2年3カ月ぶりの王座返り咲きを狙う。増田は現在、WBA世界バンタム級王者だ。今年2月には当時の王者・梅津に挑み、1-1の引き分けに終わった。
この試合に向け、WBC世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)のスパーリングパートナーを務め、約40ラウンドを重ねた。スポーツ報知に「強かった。なかなかパンチが当たらなかった」と振り返り、「すごくいい経験、勉強になった」と収穫を口にした。
減量は順調だったという。日刊スポーツには「結構、気持ちは上がっている。減量もうまくいきましたし完璧です」と笑顔を見せた。中日スポーツには「経験してきたことを全部出し切りたいです」と力を込めている。
一度は離れかけたリングへの思いも明かした。「日本王座を取って負けて、辞めようとかも思ったが、もう1回、そこを取りにいくということはさらに上を目指したいということ。勝って自分も上、世界を目指せるように勝ちたい」。日刊スポーツによる富施の言葉だ。
同じ興行のセミは計量失格、決着は3日
3日朝の時点で、栗原と富施の一戦は行われていない。ベルトの行方は、この日の後楽園で決まる。
同じ興行のセミファイナル、WBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトルマッチでは、王者・武藤涼太(21)=松田=の相手グエン・ヴァン・ハイ(38)=ベトナム=が300グラム超過で計量失格となった。スポーツ報知は、当日計量をクリアすれば試合を行うと伝えている。
栗原が勝ちにいく姿勢を貫くのか、富施が約2年3カ月ぶりに日本王座へ戻るのか。2人の53.5キロ以下の戦いが、後楽園のリングで始まる。
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[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]








































































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