MEDIA DOGS

武藤涼太の次戦、相手グエンが計量失格 10月3日後楽園、勝てば防衛・負ければ王座空位

武藤涼太の次戦、相手グエンが計量失格 10月3日後楽園、勝てば防衛・負ければ王座空位

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の武藤涼太(21)=松田=が10月3日、東京・後楽園ホールで初防衛戦を迎える。挑戦者のヴァン・ハイ・グエン(38)=ベトナム=は2日の前日計量で失格し、試合は3日午後6時の当日計量をクリアすれば行われる。武藤が勝てば防衛、負ければ王座は空位となる。

↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓

グエンは再計量でも300グラム超過、試合は当日計量が分かれ道

2日の前日計量は、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。武藤はリミットを200グラム下回る56.9キロでクリアした。

誤算はグエンだ。1回目の計量でリミットを500グラム上回り、再計量でも300グラムオーバーの57.4キロ。このフェザー級(57.1キロ以下)のタイトルマッチで、計量失格が決まった。

試合が消えたわけではない。スポーツ報知によると、グエンは3日午後6時に当日計量を受ける。上限はリミットから8%増の61.7キロで、これをクリアすれば10回戦は予定どおり行われる。日刊スポーツは、武藤が勝てば初防衛に成功し、負ければ王座は空位になると伝えた。スポーツ報知も、グエンが勝てば空位になると報じている。

つまり、勝ってもグエンはベルトを巻けない。武藤にとっては、守るだけの試合になる。

3日朝の時点で、当日計量も試合もまだ行われていない。グエンが当日計量をクリアできなかった場合の扱いは、これまでの報道では示されていない。

「冷静にぶつけたい」フェースオフで少し圧をかけた武藤

王者初戦で相手の体重超過に見舞われた武藤だが、受け止めは落ち着いていた。スポーツ報知の取材には「プロとしてどうなんだ、と思うが、とりあえず気にしない」と話している。

計量では待たされたという。フェースオフでは「ちょっと待たされたので、少し圧をかけようかな、と」相手をにらみつけた。続けて「明日は冷静に(感情を)ぶつけたい」と静かに闘志を燃やした。

試合に向けては「勝ちに徹する執念を見てもらいたい。誰が見ても分かるぐらい、熱い試合がしたい」と誓った。

世界1位の藤田健児を7回TKOで破った5月6日の一戦

転機は5月6日の後楽園ホールだった。WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の藤田健児(32)=帝拳=に挑み、7回2分13秒TKOで新王者に輝いた。藤田はWBO世界同級1位にランクされ、5度目の防衛に失敗している。松田ジムにとっては初のWBOアジアパシフィック王者だ。

サウスポー同士の対戦で、武藤は初回から11歳上の王者にプレスをかけた。3回には左フックで何度もぐらつかせ、終了間際に右ストレートでロープまで吹っ飛ばしている。7回、左ストレートから連打をまとめたところで、レフェリーが試合を止めた。

試合後は、昨年8月の後楽園ホールでの東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチのあとに亡くなった神足茂利さん(享年28)の写真を持った、兄の神足昌冶トレーナーと抱き合い、うれし涙を流した。

もともとはスーパーバンタム級が主戦場で、同級の日本ユース王座も保持する。フェザー級のランキングに入っていたため、藤田に挑戦した。試合直後の最新ランクで一度はWBO世界1位となったが、現在は2位だ。

38歳グエンは日本初登場、武藤は「圧倒的な差」を狙う

挑戦者のグエンは9勝(3KO)3敗の38歳で、日本のリングは今回が初めてだ。対する武藤は10勝(6KO)1敗1分けの戦績を持つ。

初防衛戦が発表された7月30日、武藤は世界挑戦への思いをこう話していた。「世界へ行くなら圧倒的な差をつけて勝たないと無理だと感じています」。守る側に回っても、見せたいのは内容を伴った勝利だ。

世界挑戦の階級については、2日の前日計量後にこう語っている。「チャンスがあれば、(フェザーでも)スーパーバンタムでもどっちでも(世界を)狙っていきたい」。

セミファイナルの武藤戦、メインは栗原慶太の初防衛戦

興行は「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.48」。武藤のタイトルマッチはセミファイナルに組まれている。

メインイベントは、日本バンタム級(53.5キロ以下)王者の栗原慶太(33)=KOD LAB=が、元日本王者で同級1位の富施郁哉(28)=ワタナベ=の挑戦を受ける初防衛戦だ。栗原は6月に梅津奨利(28)=三谷大和=を6回TKOで下し、新王者となった。

興行はU-NEXTで独占ライブ配信される。

最大の分かれ道は、午後6時の当日計量にある。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ライフハック/実用

More

グルメ

More

エンタメ

More

社会/ニュース

More

旅行/スポット

More

ファッション/ビューティー

ファンケル「マイルドクレンジングオイル ブラック&スムース」は実際どう?真っ黒なオイルの使い心地や洗い上がり、口コミをレビュー

ファンケル「マイルドクレンジングオイル ブラック&スムース」は実際どう?真っ黒な...

ファンケルの毛穴ケア向けクレンジング「マイルドクレンジング オイル<ブラック&スムース>」をレビュー。炭と吸着泥配合の真っ黒なオイルの色やテクスチャー、流したあとの肌の感じ、120mL・約60回分の量とコスパまで写真付きで紹介。
More
Return Top