NTT東日本・西日本が固定電話の通話料値上げを発表、2027年4月1日利用分から加入電話の固定宛て3分9.35円→10.45円に 携帯宛て・050宛て・ひかり電話の新料金一覧

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NTT東日本とNTT西日本は30日、固定電話の通話料を2027年4月1日利用分から値上げすると発表した。加入電話から固定電話への通話は3分9.35円から10.45円に、携帯電話への通話は1分17.6円から19.8円に上がる。光回線の「ひかり電話」も、固定宛てが3分8.8円から9.9円になる。固定電話同士の通話料の値上げは約50年ぶりだ。
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2027年4月1日から、加入電話もひかり電話も通話料アップ
NTT東日本とNTT西日本は9月30日、それぞれ「一部サービスの料金および工事費等の改定について」を発表した。両社とも内容はほぼ同じで、2027年4月1日(木)の利用分から、固定電話の通話料やダイヤルインの使用料を引き上げる。理由について両社は、部材費や人件費などの高騰が続くなかで、サービスとお客さま対応の品質を保つためと説明した。
対象は大きく二つに分かれる。銅線(メタル回線)を使う「加入電話」「INSネット」と、光回線を使う「ひかり電話」などだ。料金表も二つに分かれ、固定宛ての料金だけが両者で違う。
金額はいずれも税込みで、東西共通。まずはメタル回線側から見ていく。
加入電話・INSネットなどの新料金
| 通話先 | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| 固定電話への通話 | 9.35円/3分 | 10.45円/3分 |
| 携帯電話への通話 | 17.6円/分 | 19.8円/分 |
| 050IP電話への通話 | 11.55円/3分 | 13.2円/3分 |
| ダイヤルイン(1番号ごと・月額) | 880円 | 1,100円 |
ひかり電話などの新料金
| 通話先 | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| 固定電話への通話 | 8.8円/3分 | 9.9円/3分 |
| 携帯電話への通話 | 17.6円/分 | 19.8円/分 |
| 050IP電話への通話 | 11.55円/3分 | 13.2円/3分 |
固定宛ては、加入電話もひかり電話も3分あたり1.1円の上乗せとなった。上げ幅を率にすると、加入電話の固定宛てが約12%、ひかり電話の固定宛てと携帯宛てが12.5%、050宛ては約14%。三つの中では、050IP電話にかけるときの上がり方が最も大きい。
自宅の電話は対象か 「など」に含まれるサービス
発表資料の表には「加入電話・INSネットなど」「ひかり電話など」と書かれている。この「など」に何が入るのか。
注記によると、「加入電話・INSネットなど」には、加入電話・ライトプラン、INSネット64、INSネット64・ライト、INSネット1500が含まれる。一方の「ひかり電話など」は範囲が広い。ひかり電話オフィスタイプ、ひかり電話オフィスA(エース)、ひかり電話ネクストに加え、光回線電話とワイヤレス固定電話も入る。NTT西日本では、フレッツ 光マイタウン ネクスト(ファミリーライト)も対象に並ぶ。
光回線電話とワイヤレス固定電話は、メタル回線の加入電話から乗り換える先として両社が案内してきたサービスだ。乗り換えた家庭も、通話料の値上げからは外れない。
負担はどれくらい増えるのか。単純計算で、固定電話に3分ずつ10回かけると、加入電話は93.5円から104.5円に、ひかり電話は88円から99円になる。携帯電話に10分話した場合は176円が198円となり、差は22円。一回ごとの差は小さいが、携帯宛ての通話が多い家庭や事業所ほど上がり幅を感じやすくなる。
国際通話料金を含む細かな改定内容は、プランごとに違う。両社は特設ページで一覧を公開している。
通話料以外に、ホームゲートウェイと工事費も上がる
同じ日の発表には、通話料以外の改定も並んだ。暮らしへの影響が大きいのは、ひかり電話に使うホームゲートウェイ(光回線用のルーター機器)の利用料だ。
| 項目(月額・税込み) | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| ひかり電話対応ホームゲートウェイ(NTT東日本) | 無料 | 495円 |
| ひかり電話対応ホームゲートウェイ・レンタル(NTT西日本) | 無料 | 275円 |
| フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ(NTT東日本) | 6,270円 | 6,765円 |
これまで無料だった機器に料金がかかるため、ひかり電話を使う家庭では通話料とは別に毎月の負担が増える。NTT西日本はこれとは別に、ひかり電話を使わない「フレッツ 光ネクスト」などで、解約金とセットで機器代を安くしていたホームゲートウェイ(レンタル)低価格プラン(月275円)を取りやめ、月495円の標準プランへ移す。低価格プランの新規受付は2026年10月31日で終わる。
工事費も上がる。NTT公式サイト以外から申し込み、作業員が訪問する新設工事の場合、フレッツ光は2万3100円から2万8600円に、加入電話・光回線電話は2万2000円から2万7500円になる。こちらは2027年4月1日の申し込み分から適用される。
事業者向けでは、NTT東日本のセキュリティーサービス「おまかせサイバーみまもり」のStandardプラン(レンタルタイプ)が月1万2100円から1万4300円に上がる。フレッツ・VPN ワイドなどVPNサービスの月額料金は、両社とも2027年5月1日の利用分から改定となる。ただし、2027年4月30日までに申し込んだフレッツ・VPN アドバンスは、2028年5月の利用分からの適用だ。
50年ぶり、民営化後で初の値上げ
固定電話同士の通話料が上がるのは、1976年11月以来、約50年ぶり。読売新聞と時事通信が報じ、時事通信は民営化後では初めてと伝えた。
値上げの動きは、実は1年前から続いている。NTT東日本は2025年9月29日、加入電話の回線使用料(基本料)を2026年4月1日から上げると発表した。3級取扱所の住宅用プッシュ回線は月1870円から2090円に上がり、この春すでに適用された。
当時の発表で同社は、メタル回線の設備は利用の減少と老朽化で、2035年ごろにはサービスの水準を保つのが難しくなると説明している。光回線やモバイル回線を使うサービスへ段階的に移す一方、移行が終わるまでの間も電柱や管路の保守、災害への備えにお金がかかる。基本料に続き、今度は通話料にも手が入った。
10月1日からは、別の電話料金も上がった。NTTドコモビジネスはこの日から、「0570」で始まるナビダイヤルの通話料を引き上げた。携帯電話からかけた場合、20秒11円から30秒22円となる。読売新聞によると、1997年のサービス開始以来、初の値上げだ。
乗り換えは初期費用無料、契約者には書面で案内
両社は値上げと合わせて、加入電話からの乗り換え策も示した。光回線電話、ワイヤレス固定電話、フレッツ光+ひかり電話のいずれかへ移る場合、初期費用はかからない。フレッツ光+ひかり電話を選ぶと、月額料金も一定期間割り引かれる。他社のサービスへ移りたい場合は、各事業者に直接申し込む必要がある。
対象サービスの契約者には、両社から順次、書面などで案内が届く。自分の契約で何がいくら変わるのかは、個別の案内か各社の特設ページで確かめられる。NTT東日本の特設ページでは、チャットボットでの質問にも答える。
適用まで、あと半年。固定電話をどれだけ使っているかを請求書で確かめ、ひかり電話の機器代や乗り換えの割引も含めて、契約を見直す時期が近づいている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]










































































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