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船越展望所の景色はどんな感じ?伊能忠敬も愛した九十九島を一望できるドライブ絶景スポットを現地レポ!

船越展望所の景色はどんな感じ?伊能忠敬も愛した九十九島を一望できるドライブ絶景スポットを現地レポ!

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS

佐世保の美しい海に浮かぶリアス海岸の島々、九十九島(くじゅうくしま)。その絶景を手軽に、そして間近に感じられる場所があるのをご存知ですか?それが今回ご紹介する「船越展望所(ふなこしてんぼうしょ)」です。

ドライブの途中にふらっと立ち寄れるアクセスの良さながら、目の前に広がる島々の迫力はまさに圧巻の一言。(この日は曇っていたのがとても残念…)

この記事では、実際に訪れて感じた船越展望所のリアルな魅力や楽しみ方を、たくさんの写真とともにお届けします!

船越展望所ってどんなところ?

船越展望所は、長崎県佐世保市にある展望スポット。佐世保市が選定した「九十九島八景」のひとつに数えられています。

その最大の特徴は、他の展望台に比べて標高が低く、九十九島の島々をより近く、迫力満点に感じられること。まるで海に浮かぶ島々の間を縫って飛んでいるかのような、ダイナミックな景色が楽しめます。

施設概要

  • 名称船越展望所(ふなこしてんぼうしょ)
  • 所在地長崎県佐世保市船越町147
  • アクセス佐世保駅から車で約25分/九十九島パールシーリゾートから車で約10分
  • 駐車場あり(無料)
  • 営業時間24時間利用可能
  • 特徴九十九島八景の一つ、バリアフリー設計
シンプルな看板が迎えてくれます。ドライブ中の目印に。
九十九島八景図

【体験レビュー】実際に訪れてわかったリアルな魅力

ドライブの途中に気軽に立ち寄れる絶景スポット

私が訪れたのは平日の午後。佐世保市街地から九十九島パールシーリゾートを抜け、海沿いの道を走っていると、船越展望所の案内が見えてきました。専用の目的地として向かうというよりは、まさに「ドライブの途中で立ち寄れる」という言葉がぴったりのロケーションです。

駐車場に車を停めると、すでに数組の観光客が景色を楽しんでいました。展望デッキは広々としており、手すりもしっかり整備されています。案内板によるとバリアフリー設計になっているそうで、車椅子の方やベビーカーでも安心して訪れることができそうです。

広々とした展望デッキ。ゆっくりと景色を眺めることができます。

曇り空でも圧巻!目の前に迫る島々の立体感

この日はあいにくの曇り空。「晴れていたらもっと綺麗だっただろうな…」というのが正直な第一印象でした。しかし、しばらく景色を眺めていると、その考えはすぐに変わりました。

雲の隙間から差し込む光が海面に反射し、島々のシルエットを幻想的に浮かび上がらせます。晴天の日のような突き抜ける青さはありませんが、しっとりとした空気感が、まるで水墨画のような奥深い世界観を演出していました。これぞ、曇りの日ならではの魅力かもしれません。

曇り空が逆に幻想的な雰囲気を醸し出していました。これもまた一興です。

そして何より驚いたのが、島々との距離感です。他の展望所よりも低い視点から眺めるため、一つひとつの島が大きく、立体的に見えます。海に浮かぶ養殖いかだや、島の間を行き交う遊覧船もはっきりと見え、この美しい海が人々の暮らしと共にあることを実感できました。

充実の案内板で、歴史と地理に思いを馳せる

船越展望所には、景色をより深く楽しむための案内板が充実しています。目の前に見える島々の名前が描かれた案内板を眺めれば、自分が今どのあたりを見ているのかがよくわかります 。視界が良い日には、遠く五島列島も望めるのだとか。

この案内板を見ながら、島々の名前を一つひとつ確認するのも楽しい時間です。

特に興味深かったのが、伊能忠敬に関する解説板です。日本で初めて実測による日本地図を作成した忠敬は、文化9年(1812年)の暮れにこの地を訪れ、九十九島の測量を行ったそうです。当時68歳だった忠敬が、この複雑な海岸線を驚くほど正確に測量したという事実に、地図作りにかけた情熱の凄まじさを感じずにはいられません。

約200年以上も前に、伊能忠敬がこの景色を見ていたと思うと感慨深いものがあります。

また、夕日の撮影スポットとしても有名で、季節ごとの日没時刻を示した案内板もありました。夕景を狙って訪れる際は、ぜひ参考にしてみてください。

夕日が沈む自国を示した看板

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