村上宗隆、地区シリーズ第5戦で4打席連続空振り三振 ホワイトソックス敗退に「来年は打ちたいという思いはあります」

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ホワイトソックスの村上宗隆(26)が現地10月10日(日本時間11日)、ア・リーグ地区シリーズ第5戦のガーディアンズ戦に「4番・一塁」で先発し、4打数無安打4三振に終わった。チームは0-2で完封負けし、2連勝から3連敗でシリーズ敗退。メジャー1年目のシーズンが終わり、村上は試合後のロッカールームで「来年は打ちたいという思いはあります」と語った。
4打席すべて空振り三振、六回の満塁でも快音なし
勝った方がリーグ優勝決定シリーズへ進む一戦は、ガーディアンズの本拠地クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われた。試合開始は現地時間午後8時過ぎで、日本時間では11日の午前9時過ぎとなる。観衆は3万6889人だった。
村上の打席は、MLB公式の記録ですべて空振り三振となっている。二回先頭の第1打席は、先発右腕ギャビン・ウィリアムズのスイーパーに空を切った。四回2死の第2打席は3球三振で、最後は約161キロの直球だった。
最大の見せ場は六回に来る。死球、単打、四球で2死満塁とし、ガーディアンズはここでウィリアムズを降ろして左腕エリック・サブロウスキーを送った。村上は2ボール2ストライクから5球目、約153キロの直球をファウルチップして三振。ファウルチップは空振りと同じ扱いで、記録上は空振り三振になる。0-2のまま、同点・逆転の好機が消えた。
九回は先頭で打席に入り、守護神ケイド・スミスの約159キロの直球に空振り三振を喫した。続く2人も三振に倒れ、試合は終わる。
決勝点はラミレスの2ラン、打線は21三振
両先発が三回まで無失点で投げ合った試合は、四回裏に動いた。先頭のスティーブン・クワンが単打で出塁すると、続くホセ・ラミレスが右翼へ2ランを放ち、これが決勝点となった。
ホワイトソックス先発のショーン・バークは5回4安打2失点。救援陣はその後を無失点でつないだが、打線がウィリアムズを打ち崩せなかった。右腕ウィリアムズは94球を投げて5回2/3を1安打無失点、12奪三振。五回まで無安打に抑え、唯一の安打は六回2死からカイル・ティールに許した右前打だった。チームの安打は3本にとどまり、喫した三振は計21に上った。9イニングで終わったポストシーズンの試合では、メジャー史上最多の三振数だ。
ホワイトソックスの救援陣も2点差を守り続けた。六回から登板した左腕ショーン・ニューカムが2イニングを無失点に抑え、八回先頭に二塁打を許したところで右腕グラント・テイラーにつなぐ。テイラーは四球と敬遠で1死満塁としながらも、後続を内野ゴロ2つで断ち切った。だが打線は、ガーディアンズが七回から送り込んだハンター・ギャディス、八回途中からのスミスの前に、単打2本を放つのがやっとだった。
ホワイトソックスは敵地での第1戦を3-0、第2戦を4-3で連勝し、21年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出まであと1勝に迫っていた。ところが本拠地シカゴのレート・フィールドに戻った第3戦を3-9、第4戦を5-9で落とし、2勝2敗で再びクリーブランドへ。最後は0-2で力尽きた。勝ったガーディアンズはリーグ優勝決定シリーズでレイズと対戦する。
地区シリーズ全5戦の村上、初戦の一発から失速
村上は地区シリーズ5試合すべてに「4番・一塁」または「3番・一塁」で先発した。各試合の成績は次のとおり。
| 試合(現地日付) | 勝敗(スコア) | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 三振 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1戦(10月3日・クリーブランド) | ○ホワイトソックス 3-0 | 4 | 2 | 1 | 2 | 2 |
| 第2戦(10月5日・クリーブランド) | ○ホワイトソックス 4-3 | 4 | 1 | 0 | 1 | 1 |
| 第3戦(10月7日・シカゴ) | ●ガーディアンズ 9-3 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 第4戦(10月8日・シカゴ) | ●ガーディアンズ 9-5 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 |
| 第5戦(10月10日・クリーブランド) | ●ガーディアンズ 2-0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 計 | 2勝3敗(ガーディアンズが突破) | 19 | 4 | 1 | 4 | 11 |
※勝敗はホワイトソックスから見たもの。第4戦は2四球。
初戦は四回に右翼へ2ランを放ち、ポストシーズン初本塁打で勝利を引き寄せた。第2戦も四回に右前へ適時打を運び、連勝に貢献している。
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流れが変わったのは第3戦だった。3打席で三振を喫して無安打に終わり、チームも大敗。第4戦は三回に押し出し四球で先制点をもたらし、五回にも安打を放ったが、投手陣が9点を失って逆転負けした。
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地区シリーズ通算は19打数4安打の打率.211、1本塁打、4打点で、三振は11を数える。アストロズとのワイルドカードシリーズは、敵地ヒューストンで9月29日に6-3、30日に7-3と2連勝した。村上は第1戦の初回に右犠飛で打点を挙げたものの、2試合で8打数1安打1打点、5三振と当たりは少なかった。ポストシーズン全7試合では27打数5安打の打率.185、1本塁打、5打点、16三振となった。
「ああいう場面で、しっかり打てるような打者になりたい」
試合後、選手やスタッフがハグを交わすロッカールームで、村上は取材に応じた。六回の満塁機を思い起こすように、「ああいう場面で、しっかり打てるような打者になりたい、来年は打ちたいという思いはあります」と前を向いた。
「悔しいですね」と率直に語り、敗退については「最後負けてしまったんですごく悔しい。あさってからまたこういう試合ができると思ってたんで」と明かした。若いチームにとっては「すごくいい経験になると思います」とも続けている。来季については「また来年しっかり高い山に挑めるように頑張りたいなと思ってます」と力を込めた。
1年目の自己評価は厳しい。「けがしてしまいましたし、もっともっとできたんじゃないかっていう風に思っていますし、満足度はあんまりないですね」。一方で、メジャーでの1年を「これがスタートラインだと思っているので」と位置づけ、ここから技術を上げていく考えを示した。
メジャー1年目は35本塁打、5年ぶりのポストシーズンへ導く
熊本県出身の村上は、ヤクルトからポスティングシステムでメジャー移籍を目指し、2025年12月にホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億円)で契約した。ホワイトソックスは2024年に121敗を喫するなど、3年連続で100敗以上と低迷していたチームだった。
2026年3月26日にメジャーデビューすると、序盤から本塁打を量産した。5月29日のタイガース戦で右太もも裏を痛めて負傷者リストに入り、約6週間離脱。7月10日に復帰し、オールスターゲームにも選ばれた。
レギュラーシーズンは127試合に出場し、打率.207、35本塁打、77打点。日本選手のメジャー1年目では最多の本塁打数だ。一方で三振は196を数え、四球92、OPS.825と、長打と出塁で稼ぎながら確実性に課題を残した。
チームは84勝78敗でア・リーグ中地区2位。85勝のガーディアンズにわずか1ゲーム届かなかったが、ワイルドカードで2021年以来5年ぶりのポストシーズン進出を決めた。そのガーディアンズに最後に敗れた。
ホワイトソックスとの契約は2027年まで残る。「来年は打ちたい」。満塁で三振に終わった打席の悔しさを、村上は2年目の打席で取り返しにいく。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]



















































































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