巨人・橋上監督代行が退任の見通しと各紙報道 CSファーストSで2連敗敗退、後任候補に高橋由伸氏・松井秀喜氏ら

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巨人はきのう11日、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦でDeNAに1-4で敗れ、2連敗で今季を終えた。試合後、サンケイスポーツやスポーツニッポン、日刊スポーツなどが、橋上秀樹監督代行(60)が退任する見通しだと報じた。後任候補として高橋由伸元監督や松井秀喜氏の名前が挙がっているが、球団から正式な発表はまだない。
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敗退翌日に相次いだ「退任の見通し」報道
サンケイスポーツとスポーツニッポンは、橋上監督代行が退任する見通しであることが11日に分かったと伝えた。日刊スポーツと東京スポーツは「退任が濃厚」と報じている。
スポーツニッポンによると、橋上氏は監督代行の職からは退く意向だという。一方で、球団に残るかどうかは不透明としている。日刊スポーツは、球団がシーズン中は配慮して今後についての正式な話し合いをしてこなかったと伝え、勝利と育成を両立させながら優勝争いを続けた手腕は高く評価していると報じた。
報道の内容には違いもある。中日スポーツとデイリースポーツは、新監督には高橋由伸氏が最有力だと伝えたうえで、橋上氏には球団に残るよう働きかけるとみられると報じた。スポーツ報知は、来季の監督は11日の時点で決まっておらず、今後慎重に検討が進むと伝えている。
山口寿一オーナーは9月のオーナー会議の際、来季の指揮官について「全く決めていない」と話し、シーズンの全日程が終わるまでは白紙だと強調していた。12日早朝の時点で、球団からの正式な発表は出ていない。
後任候補に挙がる高橋由伸氏、松井秀喜氏、川相コーチ
各紙が後任の候補として名前を挙げるのは、主に球団OBだ。
スポーツニッポンは、球団OBを中心に人選を進めるもようだと報じ、松井秀喜氏(52)、高橋由伸元監督(51)、川相昌弘ディフェンスチーフコーチ(62)らを候補に挙げた。サンケイスポーツも同じ3人の名前を伝えている。
高橋氏は2016年から3年間、巨人の監督を務めた。順位は2位、4位、3位で、日本シリーズには届かなかったが、若手だった岡本和真や吉川尚輝を使い続けて主力に育てた。日刊スポーツは、2018年10月、原辰徳氏の監督就任会見に高橋氏が同席した場で、山口オーナーが「再び監督としてユニホームを着てもらいたいというのが私の願い」と語っていたことも紹介している。
松井氏はヤンキースなどで活躍したOBで、日本のプロ野球で指導者を務めた経験はない。川相コーチはチーム内の指導者で、日刊スポーツは、橋上体制からの移行を重視するなら内部昇格という選択肢もあるとみる。
中日スポーツは、巨人の監督は生え抜きのエースか4番が務めてきたとし、球団幹部の一人の「その伝統はある」との話を伝えている。
1回に2失点、2回で先発に代打を送った第2戦
敗退が決まった11日の試合は、立ち上がりで流れを失った。
先発はドラフト1位の新人左腕・竹丸和幸。今季チームトップの11勝を挙げた投手だが、1回に度会隆輝に先頭打者本塁打を浴び、佐野恵太にも適時打を許して2点を先制された。
橋上監督代行が動いたのは2回だった。2死一、二塁で竹丸の打席に代打・佐々木俊輔を送ったが、空振り三振で得点にはつながらない。4回にダルベックのソロ本塁打で1点を返したものの、5回のエンドランは空振りとなり、一塁走者の吉川が盗塁死した。
7回には、左打者の戸柱恭孝を迎えた場面で左腕の森田駿哉に代え、守備位置も動かしたが、戸柱に適時打を許す。終盤にも点を失い、1-4で試合を終えた。第1戦も1-2で敗れており、2試合で挙げた得点は計2点だった。
「先に点を取られたので、とにかく追い掛けるしかなかった」
2回の代打について、橋上監督代行はこう説明した。早めの継投は実らず、DeNAにはCSで3年連続の敗退となった。
「私自身のかじ取りがうまくいかなかった」
試合後、橋上監督代行は敗因について自らの責任を口にした。
「細かいところはいろいろありましたけれども、基本的にはやはり私自身のかじ取りというものがうまくいかなかった。それに尽きると思います」
シーズンを通した課題には打線を挙げ、「投手力と比較すると、攻撃が若干ちょっと弱いかなというのは、今季通して課題としたことではある」と話した。試合直後のミーティングでは選手やコーチ、スタッフに感謝を伝えたという。
「緊急事態になったことが、ある意味でみんなが団結したというか」
試合後、選手らがスタンドの前に並んであいさつした際には、一部のファンからブーイングが起きた。日刊スポーツによると、場内アナウンスで拍手が呼びかけられると、ブーイングはやみ、東京ドームには拍手が広がった。
5月から異例の「監督代行」で優勝争い
橋上監督代行が指揮を執ることになったのは、5月下旬だった。
阿部慎之助前監督(47)が5月25日に逮捕され、翌26日に辞任。6月15日に不起訴処分となった。代わってオフェンスチーフコーチだった橋上氏が、5月26日から監督代行を務めることになった。スポーツニッポンによると、監督が空席のまま監督代行が指揮を執るのは球団として初めてだった。
チームは交流戦から終盤まで阪神と優勝を争い、レギュラーシーズンを2位で終えた。スポーツニッポンによると、絶対的なレギュラーがいない今季は、143試合で134通りの打順を組んだ。橋上監督代行は「ちょうど選手が入れ替わる時期でもありますので」と、若手を起用してきた理由を説明している。
阿部前監督については、サンケイスポーツや日刊スポーツなどが、球団に復帰する見通しだと報じた。日刊スポーツは編成部門の役職が有力候補だとしている。
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新体制はこれから、球団の判断待ち
来季の監督も、橋上氏の処遇も、現時点では報道の段階にとどまる。
巨人は来季、3年ぶりのリーグ優勝と、2012年以来となる日本一を目指す。高橋氏の再登板か、松井氏か、内部からの昇格か。CS敗退から一夜明け、新しい指揮官を決める作業が始まる。
球団の正式な発表が、来季の体制を固める最初の一歩になる。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]



















































































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