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藤木勇我の次戦は11月26日、プロ3戦目で初のタイトル戦 WBCユース世界ライト級王座決定戦でロネリック・バレステロスと対戦

藤木勇我の次戦は11月26日、プロ3戦目で初のタイトル戦 WBCユース世界ライト級王座決定戦でロネリック・バレステロスと対戦

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アマチュア49戦全勝の藤木勇我(18)=大橋=が、11月26日に東京・EBARA WAVEアリーナおおた(大田区総合体育館)でWBCユース世界ライト級王座決定戦8回戦に臨む。相手はフィリピン・ユース同級王者のロネリック・バレステロスで、プロ3戦目での初のタイトル戦。9月29日の会見で藤木は「本気の藤木勇我を出せるかな」と語り、KO勝ちを予告した。

11月26日、ベルトを懸けた8回戦がプロ3戦目

大橋ジムが9月29日、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで開いた会見で、11月26日のダブル世界タイトルマッチ興行のカードを発表した。藤木の試合はアンダーカードの第4試合で、ライト級(61.2キロ以下)のWBCユース王座決定戦。8回戦で争われる。

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WBCユース王座は、WBC(世界ボクシング評議会)が若手選手を対象に設けたタイトルだ。藤木にとってはプロ3戦目にして初めてのタイトル戦となる。6月10日のデビューから約5カ月半で、ベルトに手が届く位置まで来た。

興行はメインがIBF世界フライ級王者の矢吹正道(緑)の防衛戦、セミがWBA世界ミニマム級王者の石井武志(大橋)の初防衛戦という2本立てで、動画配信サービスのLeminoで生配信される。同じ会見では、元WBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)も第5試合で大嶋剣心(KOD)と8回戦を戦うことが発表された。

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「好内容ならタイトル戦」の約束をつかんだ2戦2KO

藤木は2007年12月25日、大阪市生まれ。元プロボクサーの父の影響で小学1年からボクシングを始め、大阪・興国高では高校の全国大会を全て制した。2023年のアジアジュニア選手権、2024年のU-19世界選手権(世界ユース)、2025年の全日本選手権でも優勝し、アマチュアでは9冠を手にしている。戦績は49戦全勝で、うち33勝がRSC(レフェリーストップ)。無敗のまま興国高を2026年春に卒業し、名門の大橋ジムからプロの道へ進んだ。

デビューからの歩みは速い。

2026年6月10日、東京・後楽園ホールのメインイベントでプロデビュー戦に臨み、WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級15位のウィラ・ミカム(タイ)を2回2分5秒TKOで下した。リングサイドでは同門の井上尚弥が拍手を送っている。それでも試合後の自己採点は「30点くらい」と厳しかった。

2戦目は9月2日、横浜BUNTAIでの61キロ契約8回戦だった。相手はフィリピン・スーパーフェザー級12位のサウスポー、ジュフェル・サリナ。序盤から左ジャブで主導権を握り、5回1分24秒、カウンターの右フックでロープ際に崩してTKO勝ちとなった。プロ戦績は2戦2勝(2KO)だ。

じつはこの2戦目の前から、タイトル戦の話は出ていた。藤木によると、大橋秀行会長から「内容が良ければ次の試合でこのタイトルマッチをやらせてもらえる」と伝えられていたという。結果を出して、その約束を自分でつかみ取ったことになる。

会見で語った「世界ユースの時よりもモチベーションは高い」

会見の藤木は、まず安堵の気持ちを口にした。「自分次第でやるかやらないか決まっていたので、ほっとしているし、うれしい気持ち」と明かしている。

アマチュアでは2024年のU-19世界選手権で金メダルを取っている。その世界ユースと比べても、今回のほうが気持ちは上だという。「アマチュアの頃からデカい試合をしてきましたけど、プロは憧れていた舞台だったので、そういう舞台で初タイトルというのは、世界ユースの時よりもモチベーションは高い」と話した。

勝ち方へのこだわりも強い。「タイトルマッチですし、しっかりと勝たないと先には進めない。本気の藤木勇我を出せるかなと思っています」。「11月26日にプロで初タイトルをしっかりと取りたいと思っている」とも語り、王座獲得を誓った。

6月のデビューから半年足らずで3戦目という間隔の短さも、本人は気にしていない。「会長が決めてくださった試合を1試合1試合こなしていくだけ。会長についていけば、自分次第で必ず世界チャンピオンになれる」と迷いなく答えた。

相手はフィリピン・ユース王者のバレステロス

対戦相手のバレステロスはフィリピン・ユースのライト級王者で、プロ戦績は9戦7勝(6KO)1敗1分け。7勝のうち6つをKOで挙げている強打者で、構えはオーソドックス(右構え)だ。

藤木は映像で相手を研究済み。「映像で見る限りではパワーもありますし、好戦的で結構イケイケな選手なんで、自分が距離をとっても打ち合いにいっても面白い試合になると思う」と分析し、「僕が倒しますけど」と言い切った。

距離を取るのか、打ち合うのか。2戦目のサリナ戦では序盤から左ジャブで主導権を握り、最後はカウンターの右フックで仕留めた。前に出てくる相手に対して、その引き出しをどう使うかが見どころになる。

藤木を担当する岡田誠一トレーナーは、今の段階について「試合で試しているところもある」と話す。プロのリングにまだ慣れている途中の18歳が、初めてのタイトル戦でどこまで引き出しを見せるのか。

ユース王座の先に見るWBOアジアパシフィック王座

藤木は9月中旬、静岡・富士市の駿河男児ジムでスパーリング合宿を行った。相手を務めたのは、当時のWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の大畑俊平(駿河男児)だった。

ところが大畑は9月25日の前日計量で体重を超過して王座を剥奪され、26日の試合でもフィリピンの挑戦者に9回TKOで敗れた。勝った挑戦者が新王者となった。

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藤木はこの流れを見逃していない。「大畑選手じゃなくなった以上、そこを取りにいきたいというのはある。試合も見ていたので自信はある」と話し、「内容良く勝てば、もしかしたらあるかも。分からないですけど」とWBOアジアパシフィック王座への挑戦にも言及した。デビュー戦を59.9キロ契約で戦っており、スーパーフェザー級までの減量にも不安はないという。

目標は早くからはっきりしていた。デビュー戦の後には「早く3つのうちどれかを取りたい」と地域タイトルの獲得を掲げ、「必ず世界王者になります」と宣言している。その最初のベルトが11月26日に懸かる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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