パワースポット「函館八幡宮」134段の石段を登って見えた絶景と今の姿

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS
函館山の麓に凛と佇む、歴史と自然が調和した空間「函館八幡宮」。2025年11月末、晩秋の澄んだ空気の中、その石段を一段一段踏みしめてきました。134段の先に待っていたのは、期待を裏切らない絶景と、未来へ歴史を繋ぐための”今”の姿。函館観光で外せないこの場所のリアルな魅力と、訪れる前に知っておきたいポイントを、体験者目線で詳しくお伝えします。
函館の総鎮守「函館八幡宮」とは?
函館八幡宮は、市民から「八幡さん」の愛称で親しまれている、函館を代表する神社です。その歴史は古く、室町時代の1445年(文安2年)に、当時の領主であった河野政通が館の鎮守として八幡神を祀ったのが始まりとされています。
その後、数度の移転を経て、1880年(明治13年)に現在の谷地頭の地に遷座しました。ご祭神は、勝運や厄除けの神様である品陀和気命(ほんだわけのみこと/応神天皇)を主祭神とし、海上安全の住吉大神(すみよしのおおかみ)、商売繁盛の金刀比羅大神(ことひらのおおかみ)も祀られています。開拓、航海、漁業の守り神として、古くから函館の発展を見守り続けてきた、まさに「函館総鎮守」と呼ぶにふさわしい存在です。
基本情報

| 名称 | 函館八幡宮(はこだてはちまんぐう) |
|---|---|
| 所在地 | 〒040-0046 北海道函館市谷地頭町2-5 |
| 電話番号 | 0138-22-3636 |
| 参拝時間 | 終日可能(社務所・授与所の営業時間は下記参照) |
| 社務所営業時間 | 4月~9月: 9:00~17:00 10月~3月: 9:00~16:30 ※土日祝は7:00~ |
| アクセス | 市電「谷地頭」電停から徒歩約8分 |
| 駐車場 | あり(無料・約80台) |
| ご利益 | 開運招福、海上安全、大漁祈願、商売繁盛、厄除け、家内安全など |
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【体験レビュー】晩秋の函館八幡宮、実際に歩いて感じたこと
私が訪れたのは、11月末の平日の午前中。最寄りの市電「谷地頭」電停を降りて坂を上ると、5分ほどで木々に囲まれた参道入口に到着しました。

期待感を高める、134段の石段
まず目に飛び込んできたのは、空へと続くかのような長い石段。鳥居はその上に見え、下からでは社殿の姿をうかがい知ることはできません。「これを登るのか…!」と少し気合を入れつつも、その先にどんな景色が待っているのだろうと、自然と期待感が高まりました。

階段は思ったよりも急でしたが、登るにつれて日常の喧騒が遠ざかり、心が静まっていくのを感じます。途中、振り返って見下ろした景色は格別で、色づいた木々の向こうに函館の街並みが広がり、思わず足を止めて深呼吸してしまいました。

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