函館元町の穴場「cafe D’ici(カフェ ディシィ)」のモチモチトーストと濃厚カフェラテを実食レポ
一口ごとに感じる、丁寧な仕事
まず運ばれてきたのは、美しいカフェラテ。

一口飲むと、しっかりとしたエスプレッソの苦味とコクが感じられ、ミルクの甘さに負けない力強い味わいでした。珈琲好きにはたまらない一杯です。
続いて、トーストとプリンが到着。


シンプルなトースト。これがまた、驚くほど美味しい。外側はカリッと香ばしく、中はもっちりとした食感。添えられたバターは風味が濃く、パンの美味しさを一層引き立てていました。口コミで「パンがおいしい!」という声をよく見かけましたが、その理由がよくわかります。
プリンは最近流行りのとろけるタイプとは一線を画す、少し硬めのクラシックなスタイル。卵の風味が豊かで、甘さも程よく、カラメルのほろ苦さとのバランスが絶妙でした。
訪れてわかった!「cafe D’ici」のリアルな魅力と注意点
実際に訪れてみて、多くの人に愛される理由がわかった気がします。ここでは、私が感じた「良かった点」と、事前に知っておくと良い「気になった点」を正直にお伝えします。
良かった点:細やかな心遣いと、旅の思い出になるお土産
国際的な対応とプライバシーへの配慮:英語メニューが用意されているのは、観光地のカフェとして素晴らしい配慮だと感じました。実際、隣の席には海外からのお客さんが英語メニューを見て注文しており、国際色豊かな雰囲気も楽しめます。また、店内は決して広くはありませんが、隣の席と視線が合いにくいようにテーブルが配置されており、プライベートな時間を過ごせる工夫が嬉しかったです。
お土産にも最適な焼き菓子:レジ周りには、スコーンやカヌレ、種類豊富なクッキーなどが並んでいました。特にカヌレは「外側サクッと、中はしっとり」と評判で、お土産に購入する方も多いようです。旅の記念に、または大切な人へのプレゼントに、美味しい思い出を持ち帰れるのは嬉しいポイントです。
こだわりの器:料理や飲み物が提供される器も一つひとつがとても素敵で、目でも楽しませてくれます。時には店内で作家さんの「うつわ展」なども開催されることがあるそうで、お店のこだわりを感じました。
気になった点:アクセスは事前に確認を
公共交通機関からの距離:唯一気になったのは、立地です。最寄りの市電「十字街」電停からは徒歩5〜7分ほどですが、お店まで続く南部坂は緩やかな登り坂になっています。歩き慣れていない方や、荷物が多い場合は少し遠く感じるかもしれません。ただ、その坂道の途中にあるからこその「隠れ家感」も魅力の一つと言えるでしょう。車で訪れる場合は、合計7台分の無料駐車場が用意されているので安心です。
SNSでの評判は?みんなの口コミ
SNSやレビューサイトを覗いてみると、やはり多くの称賛の声が見つかりました。その一部をご紹介します。
「函館で一番行ってる好きなカフェ。1人で訪れても、友達と訪れてもゆっくり落ち着く。パンとスープ、サラダとドリンクのセットも美味しいしケイクサレも感激✨」
「お店のインテリアも素敵でコーヒーが美味しい。フードも美味しい。器ひとつひとつがおしゃれで休日のひとときにホッとする場所です。人気店なのでホットペッパーで予約していけるのが便利です」
「函館山ロープウェイに向かう途中で見つけたノスタルジー漂う素敵カフェ。さりげなく置かれたランプや小物、本のセレクトも素晴らしく丁寧に入れてくれた特上フレンチコーヒーと甘さ抑えたショコラカタラーナ…」
やはり、お店の雰囲気、珈琲やフードの味、そして居心地の良さを評価する声が大多数でした。人気店のため、週末などは予約をしてから訪れるのが確実かもしれません。
函館の旅に、心安らぐ一杯を
「cafe D’ici」は、ただ飲食をするだけの場所ではありませんでした。

こだわりの空間で、丁寧に作られた美味しいものを味わいながら、穏やかな時間を過ごす…。そんな贅沢な体験ができる場所です。函館山観光の行き帰りに、あるいはこのカフェを目指して元町の坂を上るのも良いでしょう。
これから訪れる方へ。歩きやすい靴で、少し時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。そして、どのメニューを選ぶか、その迷う時間さえも楽しんでみてください。店名の通り、「ここから」始まる素敵な函館の思い出が、あなたを待っています。
※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]














































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