メークイン発祥の地「道の駅あっさぶ」を訪問！建て替え中でも楽しめる？正直レビュー

なぜジャガイモ？「メークイン発祥の地」としての厚沢部町

店内でひときわ目を引くジャガイモ。実は厚沢部町は、日本における「メークイン発祥の地」として知られています。

日本にメークインが伝わったのは大正6年（1917年）のこと。病害虫に弱く繊細な品種でしたが、厚沢部町の気候風土が栽培に適しているとされ、大正14年（1925年）に町内にあった檜山農事試験場で初めて試作されました。

以来、多くの指導者たちのたゆまぬ努力により品質改良が重ねられ、「厚沢部メークイン」は全国的なブランドへと成長しました。その偉業を讃え、昭和51年（1976年）には町内のJA敷地内に「メークイン発祥の地」の碑が建立されています。道の駅に並ぶメークインには、そんな100年近い歴史と情熱が詰まっているのです。

良かった点と、これからに期待したい点

【良かった点】自然に囲まれたロケーション

道の駅は木々に囲まれており、私が訪れた11月下旬でも、終わりかけの紅葉が彩りを添えていました。また、すぐ隣には趣のある神社があり、時間に余裕があれば参拝してみるのも良さそうです。さらに、周辺にはヒノキアスナロの北限、トドマツの南限という貴重な原生林が広がる「レクの森・土橋自然観察教育林」もあり、ドライブの休憩だけでなく、自然散策の拠点としても素晴らしい立地だと感じました。

【気になった点】やはり「案内」の分かりにくさ

やはり少し気になったのは、工事中という特殊な状況もあってか、敷地内の案内の分かりにくさです。

特に初めて訪れるドライバーにとっては、どこに駐車してどこへ向かえば良いのか、少し迷うかもしれません。新施設が完成する際には、より直感的で分かりやすいサイン計画がなされることを期待しています。

SNSでの反応は？

SNSを覗いてみると、やはりリニューアルや仮店舗での営業開始に注目が集まっているようです。

Instagramでは、「仮店舗での営業が本日よりスタートしました✨」といった投稿が見られ、地元の方々やファンが新しいスタートを温かく見守っている様子がうかがえました。

新施設オープンが待ち遠しい！でも「今」も楽しい！

リニューアル工事中の「道の駅あっさぶ」。確かに旧駅舎の解体風景は少し寂しいものがありますが、仮設店舗は活気に満ち溢れ、新商業施設「ASSAN」は快適そのもの。メークイン発祥の地の恵みを存分に感じることができました。

これから訪れる方へのアドバイスとしては、「工事中でもがっかりしないで！」の一言に尽きます。むしろ、新旧の施設が混在する今だけの過渡期の姿を見られる、貴重なタイミングかもしれません。2026年度に予定されているグランドオープンが、今からとても楽しみです。

訪問前にチェック！基本情報

現在の「道の駅あっさぶ」の基本情報をまとめました。特に営業時間は施設や季節によって異なるので、お出かけ前に確認しておくと安心です。

所在地	北海道檜山郡厚沢部町緑町72-1 (国道227号沿い)
電話番号	0139-64-3738
営業時間	道の駅・物産センター（仮設店舗）・夏季 (5月～10月): 8:30～18:00 ・冬季 (11月～4月): 9:00～17:00 商業施設 ASSAN ・道の駅シアター: 9:00～17:00 ・アッサンベーカリー: 9:00～18:00 (冬季は17:00まで) ・味処停車場: 10:00～18:00 (冬季は17:00まで)
休館日	年末年始 (12月30日～1月5日)
駐車場	普通車: 71台、大型車: 7台、障害者等用: 5台 (工事期間中は一部閉鎖の可能性あり)
備考	新施設は令和8年度（2026年度）中の完成予定。スタンプラリーは仮設店舗で押印可能。北海道道の駅公式サイト