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中田璃士、カーディフ生まれの“ハーフ”エース 全日本4度出場の父・誠人コーチとイギリス人の母、家では英語も飛び交う“国際派スケート一家”

中田璃士、カーディフ生まれの“ハーフ”エース 全日本4度出場の父・誠人コーチとイギリス人の母、家では英語も飛び交う“国際派スケート一家”

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フィギュアスケート男子の中田璃士(なかた・りお)は2008年9月8日、母の出身地である英国ウェールズのカーディフで生まれた。英国人の母と日本人の父のもとに育ち、世界ジュニア選手権で日本男子初の連覇を成し遂げて、今季シニアデビューした18歳だ。3歳でスケートを始めたのは、全日本選手権に4度出場した父・誠人コーチの影響もあった。イギリス出身の母、家で交わされる英語、三兄弟の長男としての顔まで、報道と家族の言葉から”国際派スケート一家”の姿をたどる。

中田璃士のプロフィール|カーディフ生まれ・身長168cm・世界ジュニア2連覇

中田は小学生のころからノービスの大会で結果を残し、全日本ノービスではBクラス、Aクラスを通じて3連覇している。ジュニアに上がると国際大会でも勝ち始め、2026年3月にエストニアのタリンで開かれた世界ジュニア選手権で2連覇を決めた。日本男子では初めての記録となる。

項目内容
名前中田璃士(なかた・りお)
生年月日2008年9月8日(18歳)
出生地英国・カーディフ(母の出身地)
身長168cm
所属西武グループ(2026年10月1日から)
コーチ父・中田誠人さんら(MFアカデミー)
主な実績2023年ジュニアGPファイナル優勝、2024年全日本選手権2位、世界ジュニア選手権2連覇(2025・26年、日本男子初)
趣味ゲーム、音楽を聴くこと

9月29日に放送された日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」では、4回転ジャンプについて「(6種類のうち)5種類跳べます」と明かした。5回転にも「来年にはやってみたい」と笑顔で答えている。

中田璃士はハーフ?英国人の母と日本人の父のもとカーディフで誕生

さんま御殿への出演後、SNSでは「『ハーフなの?』と思って調べたら、母親はイギリス人」といった書き込みが相次いだと報じられている。中田は英国人の母と日本人の父のもとに生まれ、出生地は母の故郷カーディフだ。

生まれた国への思いは、ノービス時代から衣装にも表れていた。当時、中田は衣装のこだわりをこう話している。

「僕は元々赤が好きなので、衣装にも赤が入っているのがうれしいです。デザインにユニオンジャックが入っているのですが、イギリスで生まれたのでユニオンジャックを背負っていると自然と気合いが入ります」

赤い衣装に、英国の国旗ユニオンジャック。日本の大会を滑りながら、小学生の中田はイギリス生まれであることを力に変えていた。

父・中田誠人コーチ|全日本4度出場、カリブ海のクルーズ船を経て指導者へ

父の中田誠人(なかた・まこと)さんは1983年12月19日生まれで、福岡県北九州市の出身。小学4年で本格的に競技を始め、小倉西高3年だった2001年に全日本ジュニア選手権で3位に入った。福岡大1年の02年にはジュニアグランプリ(GP)シリーズ北京大会で7位となり、全日本選手権には4度出場している。

競技を離れたあとも、氷の上から降りなかった。06年に引退すると、08年まで「ロイヤルカリビアン」のクルーズ船で行われるアイスショーに出演し、08年から11年まではプリンスアイスワールドに所属する。その後は東伏見FSCでコーチを務め、22年からはMFアカデミーでアシスタントヘッドコーチとして指導にあたる。

3歳で始めたスケート、父の影響も

中田がスケートを始めたのは3歳のときだった。元選手で、いまは中田のコーチでもある父の影響もあったそうだ。

誠人さんは、息子が3歳で滑り始めたときから一緒に練習してきたという。ジュニアGPファイナル優勝を船橋市長に報告した2024年2月には、父として、コーチとして、こう話している。

「世界の舞台に立てるようになってうれしい。経験はまだ浅いが、最近は本番にも強くなったと思う」

インターハイの息子に重ねた、高校時代の自分

父の素顔がのぞいた場面もある。日刊スポーツPREMIUMの連載「氷現者」は、2025年1月の全国高校選手権(インターハイ)での誠人さんの姿を描いている。初出場で優勝した中田がエキシビションの大トリを滑ると、リンクサイドの男子選手たちから次々に声が飛び、会場は歓声と笑いに包まれた。

誠人さんはリンク脇で、その様子を静かにほほ笑みながら見守っていた。「やっぱり思い出しますよ」と話す誠人さんは、こう続ける。

「自分の息子が楽しそうに試合をして、友達とふざけ合ったりしていて。今思えば、自分もそれと同じくらい、いやそれ以上に騒ぎながらやっていました。だから許せるというか。楽しむことは大事だなと思います」

高校生の息子に、高校生のころの自分を重ねていた。楽しむことを大事にしてきた父のまなざしが伝わる。

母はイギリス・カーディフ出身 家での会話は英語も

母はイギリス人で、名前はメイソン・ホリーさん。中田が生まれたカーディフは、母の出身地にあたる。

家の中でも、英語はふだん使う言葉の一つだ。イギリス出身の母を持つ中田は英語も堪能で、家での会話は英語で話したりもしているという。

2024年2月、ジュニアGPファイナルの金メダルを船橋市長に報告した場には、父とともに母も同席した。MyFunaねっとの記事で、ホリーさんは息子についてこう語っている。

「この2年の成長が早いと感じている。試合も楽しんで見ている」

コーチとしてリンク脇に立つ父と、試合を楽しんで見守る母。役割は違っても、2人そろって息子の挑戦を近くで見てきた。

中田璃士の家族構成|三兄弟の長男、三男・序珠亜もスケーター

中田は三兄弟の長男だ。報道によると、次男は琉維主(るいす)さん、三男は序珠亜(じょしゅあ)さんで、2025年2月の時点で次男は小学5年、三男は小学4年だった。

家族報道されている内容
父中田誠人さん。元フィギュアスケート選手で、璃士のコーチ
母メイソン・ホリーさん。イギリス・カーディフ出身
長男璃士。2008年9月8日生まれ
次男琉維主(るいす)さん。2025年2月時点で小学5年
三男序珠亜(じょしゅあ)さん。2025年2月時点で小学4年

三男の序珠亜さんは、兄と同じくスケーターとして父のもとで練習している。

父も西武のアイスショー元キャスト 西武グループ所属、シニア1年目の目標は4年後の五輪

新しい所属先にも、家族とのゆかりがある。西武ホールディングスは2026年9月29日、中田と所属契約を結んだと発表した。期間は10月1日から2030年9月まで。報道によると、コーチを務める誠人さんは西武グループが手がけるアイスショーの元キャストで、中田自身も幼いころに同グループが運営するリンクで腕を磨いたという。

東京都内での記者会見で、中田は「西武さんと一緒に、自分の夢に向かっていけることがすごくうれしい」と笑みを浮かべた。目標については「4年後の五輪に向けて、スタート地点に立ったところ」と語っている。

関連記事:中田璃士、西武ホールディングスと所属契約 世界ジュニア王者の18歳「4年後の五輪に向けて、スタート地点に立ったところ」

思えば中学3年だった2024年2月、中田は「2030年のオリンピックで1位を目指したい」と話していた。あれから2年半あまり。3歳で父と滑り始めたカーディフ生まれの少年は、両親に見守られながら、その舞台を目指すシニアの道を歩き出している。

[文/構成 by さとう つづり]

寄稿者

さとう つづり
つづり|ライター・編集者 2018年より個人ブログの運営を開始。アフィリエイトライターとして活動後、Webメディアの運営、記事入稿、編集業務に携わる。7年にわたり「読まれる記事」を追求してきた経験を活かし、現在は日常での気になるニュースに対してコラムを執筆中。トレンドから日常の機微まで、幅広いテーマを独自の視点で言語化します。

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