アンリアレイジ、地元・国立市の大学通りで11月22日にショー 一般観覧は10月23日から応募

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
ファッションブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」が11月22日(日)、東京都国立市の国立駅南口ロータリーと大学通りをランウェイにした凱旋ショーを開く。国立駅の開業100周年を記念した催しで、デザイナーの森永邦彦が生まれ育った街に、パリで発表してきた服が戻ってくる。一般観覧は応募制で、応募多数なら抽選となる。受け付けは10月23日(金)から10月30日(金)まで。
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11月22日19時30分から、駅前と大学通りで100ルック
アンリアレイジが10月16日に公式サイトで発表した。ショーの名前は「KUNITACHI 100TH ANNIVERSARY PARIS COLLECTION IN KUNITACHI」。開演は11月22日の19時30分で、終演は20時の予定となった。開場は19時の予定で、小雨なら決行する。
会場は国立駅南口ロータリーと大学通り。国立駅開業100周年記念事業の特設サイトは、大学通りの使用範囲を「北側の一部」と案内している。駅前のロータリーから南へ延びる並木道の、駅に近い側が舞台になる。
主催は株式会社アンリアレイジと、国立駅開業100周年記念事業実行委員会。実行委員会には国立市、国立市商工会、NPO法人国立市観光まちづくり協会、JR中央線コミュニティデザイン、学校法人国立学園、一橋大学、国立音楽大学が名を連ねる。特設サイトはこのショーを「国立駅開業100周年記念事業フィナーレ」と位置づけ、「国立が生んだ才能が、国立の夜を彩ります」と紹介した。
披露するのは全100ルックだ。過去のパリ・コレクションから選んだ作品に、9月29日にパリで発表した2027年春夏コレクション「SKIN」と、国立駅開業100周年を祝う特別なコレクションを加える。100年の節目に100ルック。数字をそろえた構成となった。
映像はLED TOKYOが担当する。同社は10月16日、大型LEDビジョンの設計・施工と映像システムの構築、空間演出を手がけると発表した。衣装やモデルの動き、音楽とLEDビジョンを連動させる演出を予定している。
一般観覧の応募は10月30日まで、国立市民は専用の窓口
一般観覧の枠は、住んでいる場所で応募先が分かれる。国立市在住の人は国立駅開業100周年記念事業の特設サイトから、市外に住む人はアンリアレイジが用意した専用フォームから申し込む。特設サイトには「市内 在住・在勤・在学」の枠とは別に、「市内 小学生・中学生」向けの応募フォームも設けられた。
受付時間は10月23日11時から10月30日23時59分まで。市外向けと小中学生向けの両フォームがこの時間を示し、特設サイトも同じ時間を「予定」として載せている。
観覧には「着席」と「立見」の2種類があり、どちらになるかは抽選結果と一緒に知らされる。応募が多ければ抽選で決まる。当選者には11月13日(金)までにメールで招待状が届き、入場にはこの招待状が欠かせない。招待状は人に譲れない。
市外向けフォームでは、応募はメールアドレス1件につき1回分が有効となる。同じアドレスで何度も送った場合は、最後の応募内容が有効になる仕組みだ。荒天時の対応は当日までにメールで知らせるという。
観覧の定員と費用は、10月17日時点の公式案内に記載がない。当日の交通規制の有無も、主催者の案内には書かれていない。問い合わせ先は、国立市在住者が国立市観光まちづくり協会、市外在住者が株式会社アンリアレイジとなる。
アンリアレイジは、一般観覧枠を設けた理由を「これまでファッションショーに触れる機会のなかった方にも、その時間を体験していただけたら」と説明した。
国立で生まれ、国立高校へ パッチワークは今も市内のアトリエで
森永は1980年、東京都国立市で生まれた。服に目覚めたのは高校時代だったと、過去のインタビューで語っている。進んだのは私服で通う東京都立国立高等学校だった。毎日自分で着る服を選ばなければならない生活が、服への関心につながった。
母はよく服をつくってくれたと、森永は自身の生い立ちを振り返っている。
その後、早稲田大学社会科学部に進み、在学中にバンタンデザイン研究所に通って服づくりを始めた。2003年にアンリアレイジとして活動を始め、ブランド名にはA REAL(日常)、UN REAL(非日常)、AGE(時代)の意味を込めた。
地元とのつながりは、今も途切れていない。ブランドの代名詞といえるパッチワークの服は、国立市のアトリエでつくられている。アンリアレイジは発表文で、三角屋根の駅舎とまっすぐ延びる大学通りの並木を挙げ、国立市を「森永邦彦の原風景」と書いた。
森永は今回のショーに向けて、こうコメントした。「100年前、この街には、まだ見えない未来を信じて駅をつくった人たちがいました。僕が育った国立は、その人たちが描いた未来の風景の中にあります」。コメントは「舞台の上ではなく、街の日常の中へ。この100周年を記念日で終わらせず、100年後の誰かに届く一日になることを願っています」と結ばれている。
100年前に始まった学園都市、その駅前がランウェイに
国立駅は1926年(大正15年)4月1日に開業した。当時の谷保村は甲州街道沿いに農家が点在するだけの土地で、箱根土地株式会社が北側の山林を切り開いて街をつくった。同じ1926年に国立学園小学校が創立し、東京高等音楽学院(現・国立音楽大学)が移ってくる。翌1927年には東京商科大学(現・一橋大学)の商学専門部などが移り、1930年に国立校舎が完成して大学も移転した。こうして大学町としての歩みが始まった。
大学通りの桜は、1934年(昭和9年)に植えられた。前年の皇太子(現在の上皇さま)誕生を記念した植樹だ。アンリアレイジの発表文によると、大学通りの幅は40メートルを超え、春は桜、秋はイチョウが通りを彩る。駅前のロータリーから道が放射状に延びる街並みを、発表文はパリのエトワールにたとえた。
赤い三角屋根の駅舎は、中央線の高架化に伴い2006年に解体された。2020年に再築され、旧国立駅舎として市民が集まる場所に戻っている。その駅舎の前が、11月22日の夜はランウェイに変わる。
100周年の記念事業では、4月に記念祭が開かれた。駅舎前でのコンサートや俳句コンクール、市内の小中学校での記念給食など、1年を通して催しが続き、その締めくくりがアンリアレイジのショーとなる。
25回のパリ発表を経て、生まれ育った街へ
アンリアレイジは2005年に東京タワーを会場に東京コレクションでデビューし、10年間東京で発表を続けた。2014年のコレクション「SHADOW」でパリ・コレクションに進み、9月の「SKIN」で発表は25回目を数える。
その間、2019年にLVMHプライズのファイナリストに選ばれ、同じ年に第37回毎日ファッション大賞を受けた。2021年のドバイ万博では日本館の公式ユニフォームを担当し、2023年と2025年にはビヨンセのワールドツアー衣装も手がけている。
パリで発表した服を日本で見せる凱旋ショーは、2025年5月にも東京ビッグサイトで開いた。5000人規模の会場で、一般の観客を招いたショーだった。今回は会場を展示場から、デザイナー自身が育った駅前の通りへ移す。
世界の舞台で発表してきた服が、地元の人が毎日歩く大学通りに並ぶ。応募の受け付けは10月23日に始まる。
[文/構成 by MediaDogs編集部]













































































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