Bリーグドラフト指名選手の年俸、サラリーキャップ対象外を検討 ロッタリーは11月27日に前倒し

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Bリーグは13日、第2回ドラフトの指名順を決める「B.LEAGUE DRAFT 2027 LOTTERY」を、12月21日から11月27日に前倒しすると発表した。あわせて島田慎二コミッショナーが、指名した選手の年俸をサラリーキャップ(チーム年俸総額の上限)の対象外にする方向で検討していると明かした。対象は2027-28シーズンに限った案で、正式決定は次回の理事会を待つ。
ロッタリーを3週間あまり前倒し、指名順を決めてからインカレへ
日程の変更は、ドラフトに向けたクラブの準備を早めるためのものだった。
ロッタリーは、ドラフトの指名順をくじで決める抽選会だ。当初は12月21日に予定していたが、11月27日に改めた。12月には全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)と、指名候補の選手が身体測定や実技を見せるドラフトコンバインが続く。リーグは、各クラブが自分の指名順位を確定させた状態でこの2つを迎えられるようにしたと説明している。
指名順が分かっていれば、狙える選手の層も見えてくる。1位で取りにいくのか、下位で残っている選手を探すのか。インカレの会場でのスカウティングも、チーム編成の計画も、より具体的に組み立てられる。
志望届の手続きや選考の流れについて、リーグは志望選手に不利益や影響はないとしている。そのほかの日程は変わらない。
| 項目 | 日程・会場 |
|---|---|
| ドラフトロッタリー | 11月27日(当初は12月21日) |
| 志望届の提出締め切り | 12月15日正午 |
| ドラフトコンバイン | 12月17日、横浜武道館 |
| ドラフト本番 | 2027年1月28日、Kanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL) |
島田コミッショナー「サラリーキャップの外に出そう」
もう一つの話題は、お金の扱いだった。
「ドラフトにかかった選手のサラリーについては、サラリーキャップの外に出そうと話しています」。島田コミッショナーはそう明かした。
Bリーグの最上位カテゴリー「Bプレミア」は、今季2026-27シーズンからサラリーキャップを導入した。1クラブが選手に払う年俸総額の上限は8億円。ドラフトは翌シーズンの戦力を補う場だが、指名を決める1月の時点では、翌シーズンのチーム編成はまだ固まっていない。新人の年俸が上限の枠を使う以上、クラブは指名に踏み切りにくかった。島田コミッショナーは、こうした事情を背景に挙げた。
ただし、決まった話ではない。対象として想定しているのは2027-28シーズンで、恒久的な措置ではないとしている。上限8億円の水準や、戦力を均等にするという制度の目的を踏まえて詳細を詰め、次回の理事会での決定と発表を目指す。理事会の日程は示されていない。
「2027-28シーズンはドラフト指名を活性化させたい」と島田コミッショナーは強調した。志望届の受け付けが進むなかで検討の段階から公表した理由については、「チャレンジする選手の背中を押すことになる」と説明している。
第1回は23クラブが参加し、指名は11人
検討の背景には、初めてのドラフトの結果がある。
第1回の「B.LEAGUE DRAFT 2026」は、2026年1月29日に行われた。2025年12月22日のロッタリーには、Bプレミアの26クラブのうち23クラブが参加。宇都宮ブレックス、シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの3クラブは参加を見送った。1位指名権を引き当てたのはサンロッカーズ渋谷(現・東京サンロッカーズ)で、ノーザンコロラド大の山﨑一渉を指名している。
ところが、指名された選手は全体で11人にとどまった。内訳は1巡目6人、2巡目2人、3巡目3人。参加した23クラブのうち、1人以上を指名したのは10クラブで、13クラブは誰も指名しなかった。
数字が少なかった理由として挙がったのが、リーグが決めた新人の報酬だ。第1回の報酬表では、日本の大学から1巡目で指名された選手が2年契約(3年目は選手側が選べるオプション)を結ぶ場合、年俸は1800万円と決まっていた。リーグが固定するこの報酬額が高すぎるとの見方もあり、サラリーキャップとの兼ね合いから指名を見送るクラブが多かったとされる。
報酬表も見直し、1巡目は指名順で1800万円から段階的に
リーグはすでに、報酬の仕組みにも手を入れている。
9月に発表した新しいルールでは、同じ1巡目でも指名順で年俸に差をつける。日本の大学生の場合、1〜5位は1800万円、6〜10位は1700万円、11〜15位は1600万円と段階的に下がり、2巡目も同じように指名順で差がつく。3巡目以降は一律800万円。契約期間の上限も3年から4年に延び、来年1月の第2回ドラフトから適用される。
8月の理事会後の説明でも、島田コミッショナーは1・2巡目の上位指名の価値は保ちつつ、3・4巡目は契約金を柔軟にして獲得しやすくする方向を示していた。育成目的で獲る選手を一定期間サラリーキャップの計算から外す特例も、検討の対象に挙がっていた。
年俸を下げる見直しに、キャップ対象外の案が加われば、クラブにとっての負担は二重に軽くなる。
1月28日の本番までに理事会で結論を
2027-28シーズンのサラリーキャップをめぐっては、7月にも一部を緩める措置が決まっている。上限8億円は変えないまま、3000万円までの超過なら、超えた額と同じ制裁金をリーグに払えば降格などの制裁を受けない仕組みで、リーグは「限定的ソフトキャップ」と呼ぶ。今回の案も、上限そのものを動かさずに新人の分だけを枠の外に置く考え方だ。
11月27日のロッタリーで指名順が決まり、12月にはインカレとコンバインが続く。キャップ対象外の案が理事会でどう決まるかは、各クラブが何人を指名するかに直結する。
第1回は11人。第2回の本番は2027年1月28日、東京のKanadevia Hallで開かれる。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]











































































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