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志田千陽、あおもり国スポで青森県代表として8強入り 青森山田中・高の9学年下の後輩・平本梨々菜と新ペア、青森県が大阪府に2-0

志田千陽、あおもり国スポで青森県代表として8強入り 青森山田中・高の9学年下の後輩・平本梨々菜と新ペア、青森県が大阪府に2-0

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あおもり国スポのバドミントン成年女子で、パリ五輪銅メダリストの志田千陽(29)が開催県・青森県の代表として出場している。青森山田中・高の9学年下の後輩、平本梨々菜と組んだ新ペアで、きのう12日の2回戦は大阪府に2-0で勝利。青森県は8強入りを決めた。きょう13日は準々決勝で埼玉県と対戦する。

志田/平本はストレート勝ち、青森県が大阪府に2-0

第80回国民スポーツ大会(国スポ)のバドミントン競技は、きのう12日に青森県黒石市のスポカルイン黒石で第2日を行った。成年女子2回戦で、開催県の青森県は大阪府を2-0で破り、準々決勝に進んでいる。

団体戦はダブルス、第1シングルス、第2シングルスの順に戦い、先に2勝したチームが勝つ。今大会は、来季の国際大会で取り入れられる15点制で行われている。

最初のダブルスに入ったのが、志田千陽(29)=東京都協会=と平本梨々菜=岐阜Bluvic=のペアだった。相手は立命館大の安福万澄/古西葵衣。第1ゲームは中盤まで点差が開かず、15-11で競り勝つ。第2ゲームは志田が巧みな技で相手を翻弄し、15-6と大差をつけた。

続く第1シングルスでは、横内美音=筑波大=もストレートで勝利。2勝目を挙げた時点で、青森県の8強入りが決まった。

新パートナーは青森山田の9学年下、世界ジュニア女王

志田にとって、今大会は新しいペアの船出になる。

2024年のパリ五輪で、志田は松山奈未と組んだ「シダマツ」ペアで女子ダブルス銅メダルを手にした。2人は2025年夏にペアを解消。その後は、混合ダブルスで五輪2大会連続の銅メダルを獲得した五十嵐有紗と女子ダブルスのペアを組んだが、2026年7月末にこのペアも解消している。

新たな相棒に選んだのが平本だった。青森山田中・高の9学年下の後輩で、高校3年だった2024年の世界ジュニア選手権では、玉木亜弥と組んだ女子ダブルスで頂点に立った。現在は岐阜Bluvicでプレーする。

秋田県八郎潟町出身の志田は、中学から青森山田に進み、高校卒業まで青森で競技を続けた。成年女子の青森県チームは志田、平本、横内の3人で、いずれも青森山田中・高の出身だ。

初戦は苦しんだ。11日の1回戦は熊本県と対戦し、志田/平本は再春館製薬所の木山琉聖/大津妃奈乃に第1ゲームを奪われてから逆転で勝つ。チームとしても2-1の辛勝だった。

志田は、組んで最初の公式戦を終えて、後輩をこう評している。

「ここという時に一発で振り切れるし、すごく助けられた。」

「楽しまないともったいない」志田が語った地元への思い

11日の初戦から、会場で一番大きな声援を受けたのは青森山田出身の3人だった。

志田は地元での出場を決めた理由を、青森放送などの取材に語っている。パリ五輪のあと青森を訪れた際、多くの人に温かく祝ってもらいながら、恩返しができていないと感じていたという。そこへ国スポ出場の話が届いた。

「勝って貢献したいなと思っています」

その一方で、気負いは見せない。スポーツライター平野貴也氏の取材には、挑戦者として臨む姿勢を強調した。

「ペアを組み替えて初めて公式戦に出ている。失うものは何もないし、トライすることばかり。応援して下さる方がたくさんいるし、自分たちが楽しまないともったいない。」

この日のダブルスでは、15点の中で練習したローテーションが3本出ればいい、と2人で話してから試合に入ったという。勝ち負けだけでなく、新ペアとしての積み重ねも意識した言葉だ。

1回戦のあとには「国体(国スポ)は、高校の時は負けてしまったし、優勝したことがない」とも明かしていた。高校時代に届かなかったタイトルに、地元・青森で挑む形になる。

少年女子の青森山田勢も8強、母校が2カテゴリーで勝ち残り

青森山田の勢いは、成年女子だけにとどまらなかった。

12日に初戦を迎えた少年女子では、連覇を狙う青森県が石川県に2-1で勝利。青森山田高の徳永結妃、浅野真央(ともに3年)、小林佳衣(2年)の3人で戦い、準々決勝へ進んだ。

ダブルスに出た徳永/浅野は、第1ゲームを競り勝つと、第2ゲームも15-12で取り切った。第1シングルスは落としたものの、第2シングルスで浅野がストレート勝ちを収めている。

徳永は「中学からお世話になっている。お世話になった青森の方々に恩返しをしたい気持ちはとにかく強い」と語り、浅野も高校選抜とインターハイで自分が負けて団体戦を落とした悔しさを口にした。成年女子の先輩たちと同じく、青森山田の現役生も地元の声援を背に勝ち上がる。

一方、成年男子の青森県は初戦で、トナミ運輸勢の富山県に1-2で逆転負けを喫した。

きょう13日は準々決勝で埼玉県と、勝てば同日に準決勝

大会第3日のきょう13日は、各カテゴリーの準々決勝と準決勝が行われ、決勝に進むチームが決まる。

成年女子の青森県は、準々決勝で埼玉県と対戦する。勝てば、同じ日の準決勝で広島県と秋田県の勝者と顔を合わせる。秋田県は志田の出身県で、北都銀行の選手で構成するチームだ。

準決勝以降は、国内最高峰のS/Jリーグでプレーする選手とのダブルス勝負になる可能性が高い。2勝先取の団体戦で、最初のダブルスを取れるかどうかが勝敗を大きく左右する。成年女子ではほかにも、ヨネックスとBIPROGYの選手で編成した東京都、岐阜Bluvic勢の岐阜県などの上位候補が、1回戦を突破していた。

組んで3戦目となる志田/平本にとっては、勝ち上がるほど実戦の中でペアの形を固められる大会でもある。高校時代に手が届かなかった国スポの頂点へ。母校の後輩と組んだ志田が、地元の声援を受けて準々決勝に臨む。

[文/構成 by スポーツライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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