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ドジャース、NLCS第1戦でブルワーズに1-2の逆転負け 大谷翔平は4番DHで1安打1四球、第2戦は山本由伸が先発

ドジャース、NLCS第1戦でブルワーズに1-2の逆転負け 大谷翔平は4番DHで1安打1四球、第2戦は山本由伸が先発

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ドジャースは日本時間きのう12日、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第1戦でブルワーズに1-2で逆転負けを喫した。「4番・指名打者」の大谷翔平(32)は3打数1安打1四球で、先制のホームを踏んでいる。第2戦は日本時間13日午前6時開始の予定で、ドジャースは山本由伸(28)が先発する。

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先制しながら4回、5回に失点 敵地で初戦を落とす

試合はブルワーズの本拠地、ミルウォーキーのアメリカンファミリー・フィールドで行われた。ワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースと、今季メジャー最高勝率のブルワーズ。昨年のNLCSと同じ顔合わせで、7回戦制のシリーズが幕を開けた。

先に動いたのはドジャースだった。2回、先頭の大谷が四球で出塁すると、テオスカー・ヘルナンデスの安打などで好機を広げ、アンディ・パヘスが適時打。大谷が先制のホームを踏んだ。

ところが4回、先発のタリク・スクバルがブライス・チュラングに同点ソロを浴びる。5回には四球と犠牲バントで二塁に走者を背負い、新人のルイス・ララに中前適時打を許して勝ち越された。スクバルはこの回のピンチをしのいだものの、5回2失点で降板し、黒星がついている。

ドジャース打線は7安打を放ちながら、得点は2回の1点だけに終わった。6回は2死一、三塁まで攻めたが、パヘスが三振に倒れた。1点を追う9回も、2死から2者連続四球で一、二塁と粘ったが、最後の打者が中飛に倒れて試合が終わった。

大谷は12打席ぶりの安打、本塁打は現地8月18日が最後

大谷は第1打席の四球で先制点につなげると、6回1死の第3打席で右腕アブナー・ウリベの低めのスライダーを逆方向へ運んだ。左前に落ちる安打は、地区シリーズ第2戦以来、12打席ぶりのヒットとなった。

8回は1死からウィル・スミスが四球を選び、大谷に第4打席が回る。一発が出れば逆転の場面だったが、打球は高く上がって三塁へのフライ。この日は3打数1安打1四球1三振1得点だった。

当たりはまだ戻りきっていない。ブレーブスとの地区シリーズは4試合で13打数2安打の打率.154、本塁打と打点はゼロ。本塁打は現地8月18日のロッキーズ戦を最後に出ていない。MLB公式サイトによると、大谷は右上腕二頭筋と左膝の状態を抱えながら出場を続けており、第1戦の前には2日続けてグラウンドでフリー打撃を行った。不振を抜け出そうとするときに見せる調整だという。

ロバーツ監督「もう少し良い攻撃ができた」

試合後、デーブ・ロバーツ監督は敗因を打線に求めた。ブルワーズ先発のジェイコブ・ミジオロウスキーについては「球数を増やし、あのタイミングで降板させることができた」と、5回途中で降板に追い込んだ攻撃を評価している。

問題はその後だった。ブルワーズは5回1死から登板して併殺で切り抜けたDL・ホール、ウリベ、左腕アーロン・アシュビー、守護神トレバー・メギルの4人のリリーフ陣が無失点でつなぎ、1点差を守り切った。監督は2イニングを投げたアシュビーに触れ「もう少し良い攻撃ができたと思う」と悔しさをにじませた。

ブルワーズの救援陣は、このポストシーズン5試合で防御率0.38と抑え込んでいる。走者を進めるためならアウトを1つ使うこともいとわない攻撃についても、ロバーツ監督は「ララが大きなヒットを打った。それが勝敗を分ける一打になった」と認めた。

それでも指揮官に悲観の色はない。

「メジャー最高勝率のチームとの長いシリーズで、簡単に4勝できるとは考えていない。長いシリーズになることは最初から分かっていた」

そう語り、「気持ちを切り替えなければいけない」と第2戦へ目を向けた。

関連記事:ドジャース、ブレーブスに4-1で3年連続NLCS進出 山本由伸「あと8勝全員で勝ちます」

第2戦は山本由伸と新人ヘンダーソンの投げ合い

第2戦は現地12日午後4時(日本時間13日午前6時)、同じアメリカンファミリー・フィールドで始まる予定だ。ドジャースのマウンドには、昨年のワールドシリーズMVP、山本由伸が上がる。

山本にとって、ブルワーズは相性のよい相手でもある。昨年のNLCS第2戦では、メジャーで自身初となる完投勝利を挙げた。今季も地区シリーズでブレーブスを相手に7回1失点と好投しており、MLB公式サイトによると、ドジャースは山本が投げたポストシーズン11試合のうち10試合で勝っている。ポストシーズン通算の防御率は2.14だ。

山本の投球の考え方は、新潮新書『山本由伸 常識を変える投球術』にまとめられている。

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ブルワーズは24歳の新人右腕ローガン・ヘンダーソンを立てる。地区シリーズ第2戦のパドレス戦では5回を自責点1にまとめた。8月16日にはドジャー・スタジアムでスクバルと投げ合い、自己最長の7回を投げて勝利をつかんでいる。

ドジャースは第2戦で打順を少し入れ替えた。不振のスミスを5番に下げてテオスカー・ヘルナンデスを3番に上げ、大谷は4番・指名打者のまま。ブルワーズは右投手の山本に対し、クリスチャン・イエリチを5番・指名打者で起用する。

0勝2敗から突破したのは95例中16例

なぜ第2戦がここまで大事なのか。MLB公式サイトによると、7回戦制のシリーズで0勝2敗から逆転突破したチームは、過去95例のうち16例しかない。割合にすると17%ほどだ。

両チームとも今季100勝以上を挙げており、エライアス・スポーツ・ビューローによれば、100勝チーム同士がポストシーズンで当たるのは史上17度目。ナ・リーグ優勝決定シリーズでは1976年のフィリーズ対レッズ以来となる。ブルワーズは本拠地開催の優先権を持ち、第1戦と第2戦はいずれもミルウォーキーで行われる。

昨年のNLCSでは、ドジャースがブルワーズに4連勝してワールドシリーズへ進んだ。今年は追いかける立場からのスタートとなる。敵地で1勝1敗に戻すか、0勝2敗でロサンゼルスへ帰るか。山本の右腕と、12打席ぶりの安打で目を覚ましつつある大谷のバットに、流れがかかる。

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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