増田陸(WBA世界バンタム級正規王者)の練習パートナー2人がメキシコから来日 井上尚弥・拓真の練習相手も務めたゴンサレスら、次戦は今冬

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WBA世界バンタム級王者の増田陸(29)=帝拳=のスパーリングパートナーとして、メキシコの2選手がきのう11日早朝に来日した。WBA世界スーパーバンタム級8位のケビン・ゴンサレス(28)と、13戦全勝のダニエル・ヘスス・ガリド(22)だ。ゴンサレスは井上尚弥・拓真兄弟の練習相手を務めた経験を持つ。増田は今冬に初防衛戦を予定しているが、相手と日程はまだ発表されていない。
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来日したのはランカーと無敗の22歳、成田に到着
帝拳ジムは11日、公式サイトで2人の来日を発表した。WBA世界バンタム級王座の初防衛戦を今冬に控える増田陸のため、”今回もメキシコから”スパーリングパートナーを呼び寄せた。2人は11日早朝、成田空港に着いている。
1人目のケビン・ゴンサレスは28歳。WBA世界スーパーバンタム級8位にランクされる現役の世界ランカーで、戦績は33戦30勝(15KO)2敗1分けだ。日本に来るのは今回が3度目になる。日刊スポーツによると、過去には大橋ジムの井上尚弥、井上拓真の練習パートナーも務めた。
もう1人のダニエル・ヘスス・ガリドは22歳の若手。プロ13戦で負けがなく、そのうち7つをKOで決めている。日本の土を踏むのは初めてだった。
ランキング入りした実力者と、勢いのある無敗の若手。タイプの違う2人を相手に、増田は実戦に近い形でラウンドを重ねる。
7月に新王者、初防衛戦は今冬
増田は広島市出身で、広陵高、立大を経て2022年7月にプロデビューした。168cmのサウスポーで、帝拳ジムに所属する。
プロのキャリアでただ一つの黒星は、2023年8月の日本バンタム級タイトルマッチで堤聖也(角海老宝石)に喫した判定負けだった。翌2024年7月には富施郁哉(ワタナベ)を4回KOで下し、日本王座を手に入れている。
今年に入って評価は一気に上がる。3月15日、横浜BUNTAIでのWBA世界同級挑戦者決定戦で、元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)を8回TKOで退けた。7回に左ストレートでダウンを奪い、8回にドネア陣営がタオルを投入した一戦だ。
そして7月20日、両国国技館での王座決定戦で比嘉大吾(志成)と対戦し、2-1の判定で勝って世界初挑戦で王座をつかんだ。広島県出身の男子世界王者としては4人目となった。
2人が語った増田の印象と来日の理由
2人はジムを通じてコメントを寄せた。3度目の来日となるゴンサレスは、日本への愛着と増田への評価をこう語っている。
「今回で3度目の日本ですが本当にこの国が大好きです。日本人はとても親切で気配りも驚くほどです。増田選手のことは知っています、映像も観たことがありますがとても技術に長け、パワー溢れる選手だという印象です。」
ゴンサレスは自身のトレーナーも増田を素晴らしい選手だと話していたと明かし、今回の経験はメキシコに帰ったときに大きな財産になるとも述べた。
初来日のガリドは、日本の街のきれいさや人の親切さに触れたうえで、増田のボクシングを次のように見ている。
「増田選手はスピードとパワーがあり、優れたテクニックを持っていると思います。」
オファーを受けた理由については、初めての日本行きが大きな経験になると考えたからだと説明した。増田にとっても自分にとっても、ボクサーとしての成長に役立つと信じているという。チームの一員として全力を尽くす考えだ。
井上兄弟を知るパートナーが持ち込むもの
ゴンサレスが練習相手を務めた井上兄弟は、いずれも現役の世界王者だ。兄の尚弥はスーパーバンタム級の4団体統一王者で、5月2日の東京ドームでは中谷潤人を判定で下している。弟の拓真はWBC世界バンタム級王者で、9月27日に那須川天心との再戦を3-0の判定で制し、2度目の防衛を果たした。
拓真は増田と同じバンタム級の王者だ。日本のトップ選手と拳を交えてきたパートナーが、今度は増田の陣営に入った。
ゴンサレス自身の主戦場は、一つ上のスーパーバンタム級。上の階級で世界ランク入りしている選手とのスパーリングは、増田にとって初防衛戦に向けた貴重な材料になる。
初防衛戦の相手と日程は未発表
増田の次戦について、帝拳ジムは「今冬に予定する初防衛戦」としており、相手と日程はまだ明らかにしていない。
WBAバンタム級では、休養王者だった堤聖也が7月31日付(日本時間8月1日)の最新ランキングで同級1位に後退した。王座獲得の翌日、増田は堤との団体内統一戦を望み、「真の王者がどちらかを戦って決めたい」と話していた。プロで唯一敗れた相手との再戦が実現するかどうかも含め、初防衛戦の発表が待たれる。
メキシコからの2人を迎え、初防衛戦に向けたキャンプは本格的な段階に入る。ドネア、比嘉と続けて世界レベルの相手を破った29歳が、王者として最初のリングへ準備を進める。
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[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

















































































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