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【りくりゅうペアコーチ】ブルーノ・マルコット氏の凄さとその経歴 現役時代は元世界ジュニア銅メダリストで、「魔法」を作り出す指導者へ

【りくりゅうペアコーチ】ブルーノ・マルコット氏の凄さとその経歴 現役時代は元世界ジュニア銅メダリストで、「魔法」を作り出す指導者へ

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フィギュアスケートコーチのブルーノ・マルコット氏は、三浦璃来、木原龍一組を2026年ミラノ・コルティナ五輪金メダルに導いた名将。選手間の「化学反応」を重視する指導で知られ、その手腕は「魔法」とも評される。現役時代はペア選手として1993年世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。妻のメーガン・デュハメル氏ら数々のトップ選手を育てた実績を持つ。

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「りくりゅう」を五輪の頂点へ導いた不屈の言葉

2026年2月17日、ミラノ・コルティナ冬季五輪。フィギュアスケートのペアフリーで、三浦璃来(24)、木原龍一(33)組がフリーで世界歴代最高となる158.13点を記録し、総合231.24点でショートプログラム(SP)5位からの大逆転で金メダルを手にした。日本フィギュアスケート界にとって、ペア種目初の五輪制覇という歴史的な瞬間だった。

この劇的な勝利の裏には、コーチであるブルーノ・マルコット氏(51)の存在があった。SPでの失敗を引きずり落ち込む木原選手に対し、マルコット氏は「まだ終わっていない」と力強く伝えた。報道各社の取材によると、同氏は2018年平昌五輪でドイツのペアがSP4位から逆転優勝した例を挙げ、「今日の君たちの目標は、この場所で世界一になることだ」と選手たちを鼓舞したという。その言葉が、二人の精神を再び奮い立たせた。

マルコット氏は試合後、「彼らが成し遂げたことだが、私もその一部になれたことを光栄に思う」と控えめに語った。しかし、SP後の的確な精神的サポートがなければ、この大逆転劇は生まれなかったかもしれない。彼の指導は、技術面だけでなく、勝負どころでの選手の心理を支える点に大きな強みがある。

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「魔法」の源泉、選手間の化学反応を見抜く眼力

マルコット氏の指導は、しばしば「魔法」と表現される。その核心は、選手同士の「化学反応(ケミストリー)」を見抜き、最大限に引き出す能力にある。同氏は過去のインタビューで、優れた選手同士を組ませても必ずしもうまくいくわけではないと指摘。「まるでビートルズやローリング・ストーンズのように、個々の才能が合わさった時に最高のものが生まれる」と語っている。

「りくりゅう」ペアの結成は、まさにその眼力が発揮された瞬間だった。Inside Skatingの報道によると、マルコット氏は2019年5月に来日した際、以前から面識のあった三浦選手と木原選手を試しに1時間だけ一緒に滑らせた。

その時の様子を、同氏は「Oh, My God!(なんてことだ!)」と振り返る。二人が持つ特別な相性を瞬時に見抜いたのだ。当時、三浦選手は前のパートナーとの関係が終わり、木原選手は引退を考えていた時期。マルコット氏のこの提案がなければ、日本フィギュア史を塗り替えたペアは誕生していなかった。

カナダでの指導が始まってからも、彼の哲学は一貫していた。コロナ禍で多くの選手が練習に苦しむ中、カナダに留まった二人は練習を継続。マルコット氏は、この期間が「かえって二人の絆を深めた」と分析する。選手間の信頼関係こそが、演技の質を高めるという信念。それが彼の指導の根幹をなす。

世界ジュニア銅メダリスト、自身の競技経験

マルコット氏の指導力の土台には、ペア選手としての豊富な経験がある。1974年生まれ、カナダ・モントリオール出身。キャリアの初期にはイザベル・クーロンブとペアを結成し、1993年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得した。これは、彼のキャリアにおける最初の国際的な実績となった。

その後、シニアに転向し、2000年からはヴァレリー・マルクーとペアを組んだ。二人はその年にネーベルホルン杯で優勝。2002年には長野で開催された世界選手権に出場し、12位という成績を残した。このシーズンを最後に現役を引退し、指導者の道へ進む。選手として世界の舞台で戦った経験は、ペア競技特有のパートナーシップの難しさや、大舞台でのプレッシャーを理解する上で、大きな財産となっている。Golden Skateのインタビューでは、ペア指導の難しさについて「技術を知るだけでなく、カップルの関係性をどう管理するか。それには多くの経験が必要だ」と語っている。

デュハメル&ラドフォード組も指導、カナダのペア育成に貢献

指導者としてのマルコット氏の名声を確立したのは、「りくりゅう」以前に指導したカナダのペア、メーガン・デュハメル、エリック・ラドフォード組の成功だった。2011年から指導を始め、二人の技術を飛躍的に向上させる。その結果、2015年、2016年の世界選手権を連覇。2018年の平昌五輪では、団体戦で金メダル、個人ペア種目で銅メダルを獲得するまでに成長させた。

デュハメル氏は2015年にマルコット氏と結婚しており、公私にわたるパートナーでもある。夫婦で指導にあたることも多い。マルコット氏は長年、リチャード・ゴルチエ氏らと共にモントリオールを拠点に多くのペアを育成し、同地を世界的な練習拠点の一つに押し上げた。しかし、2019年に生活と指導の拠点をオンタリオ州オークビルにあるスケート・オークビル・スケーティングクラブへ移し、現在も妻と共に後進の指導にあたる。

ペア競技の未来を見据えて

マルコット氏の視線は、自身の教え子だけでなく、ペア競技全体の未来にも向けられている。同氏は、りくりゅうの成功が日本でのペア競技普及のきっかけになることを強く願っている。Golden Skateの取材に対し、「もし璃来と龍一が引退後にコーチになれば、日本はシングルと同じようにペアでも強国になれる」と期待を寄せた。

また、国際スケート連盟(ISU)のセミナーに毎年参加するなど、世界中の若手選手やコーチの育成にも積極的に関わる。コロナ禍ではオンラインでの指導も活用し、ペアの専門知識を世界に広める活動を続けた。彼の情熱は、一組のペアを世界一にすることにとどまらない。フィギュアスケートという競技そのものを、より豊かに発展させようという大きな視野に基づいている。

選手を見抜く確かな目、逆境でこそ光る精神的な支え、そして競技全体への愛情。ブルーノ・マルコット氏の存在が、これからもフィギュアスケート界に新たな「魔法」を生み出していくことは間違いない。

[文/構成 by さとう つづり]

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寄稿者

さとう つづり
つづり|ライター・編集者 2018年より個人ブログの運営を開始。アフィリエイトライターとして活動後、Webメディアの運営、記事入稿、編集業務に携わる。7年にわたり「読まれる記事」を追求してきた経験を活かし、現在はSEO視点と読者への熱量を両立させたコラムを執筆中。トレンドから日常の機微まで、幅広いテーマを独自の視点で言語化します。

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