那須川天心、Xで「叩いたり誹謗中傷する人達 やってる事いじめだし」と苦言 9月27日の井上拓真戦0-3判定負け後、応援への感謝もつづる

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プロボクサーの那須川天心(28)=帝拳=が1日、XやInstagramを更新し、自身への誹謗中傷に「やってる事いじめだし」と苦言を呈した。9月27日のWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者・井上拓真(30)=大橋=に0-3の判定で敗れてから4日後の投稿で、応援してくれる人への感謝もつづった。
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敗戦から4日、舌を出した写真に添えた言葉
那須川がSNSを更新したのは10月1日だった。舌を出した自身の写真とともに投稿したX版の文面は、次のとおりだ。
「「叩いたり誹謗中傷する人達 やってる事いじめだし 本当につまんねえし 退屈なんだよずっと もっと面白い事言ってくれよ」」
続けて「それでも応援してくれてる人達 いつも本当にありがとう 大好きです」と、支えてくれるファンへの思いを書き添えた。最後はファンにも負けないよう呼びかける一文で結んでいる。
同じ趣旨の投稿はInstagramにもあり、スポニチアネックスや日刊スポーツはInstagramの投稿として伝えた。添えた写真は上半身裸で舌を出した1枚で、重い言葉とは対照的に表情はおどけている。
那須川が言葉を向けた相手は「叩いたり誹謗中傷する人達」だった。攻撃をくり返す相手に「もっと面白い事言ってくれよ」と言葉を投げ返している。
7回にダウンを奪うも届かなかった再戦
再戦の舞台は9月27日、東京・トヨタアリーナ東京。2025年11月24日にプロ初黒星を喫した相手との、307日ぶりの再戦となった。
7回、那須川は左ストレートで井上からダウンを奪う。この試合最大の見せ場だった。だが、経験豊富な王者は立ち上がった後に決定打を許さず、巧みなディフェンスと多彩なパンチで試合全体の流れを渡さない。12回を終えて読み上げられた判定は0-3。初戦に続き、王座には届かなかった。
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試合直後の会見では、目に涙を浮かべながら「めっちゃ悔しい。こんだけ(対策や準備を)やっても無理かと。何が何だかわからない」と頭を抱えた。デイリースポーツが伝えた言葉だ。THE ANSWERの取材には「難しすぎます。倒すだけがボクシングじゃない。経験、実力不足です」と話し、今後については「分からない。今は口にしたくないです」と答えを保留していた。
一夜明けた28日にはInstagramに控え室で椅子に突っ伏す写真を載せ、「もう何が何だかよくわからないです ありがとうございました」と記した。整理のつかない心境が、そのまま言葉になっていた。
判定をめぐり分かれた見方、相手陣営からは敬意も
試合後、判定の見方は分かれた。スポーティングニュース日本版によると、帝拳陣営は採点に首をかしげ、井上陣営は「ダウン以外は完璧」と振り返った。井上陣営は判定に疑問はないとの立場で、拓真自身も3度目の対戦を否定している。
こうした流れの中で、那須川の言動をめぐってはSNSでもさまざまな意見が飛び交った。判定に不服を示した態度に、一部から批判が出たことも報じられている。
一方で、勝った側から那須川をたたえる声もあった。井上拓真と兄・尚弥のいとこで、元日本、WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の井上浩樹は9月30日、Xを更新。スポーティングニュース日本版によると、浩樹は「キックボクシングから転向してわずか数年で世界戦までたどり着き、世界チャンピオンを相手に一歩も引かずに戦っていた姿は、素直に尊敬します」とつづった。
那須川が会見で口にした「自分の中では本当に負けた気はしていないんですよ」という言葉にも触れ、浩樹は「すごく大事だと思います」と受け止めた。その投稿は、那須川を「最後までカッコよかった」と評する内容だった。
ラジオで届けた「俺は大丈夫です」
誹謗中傷への苦言より前に、那須川はファンへ前向きな言葉も送っていた。
29日、レギュラー出演するTBSラジオ「那須川天心のかんきもラジオ」の生放送を本人は欠席した。それでも番組冒頭でメッセージが読まれ、デイリースポーツによると「俺は大丈夫です。人生はまだまだこれからです。絶対に負けません。強く生きていきます。俺は那須川天心ですから」と心境を伝えた。
放送中には「戦いは終わっていません。あきらめない限り、戦いは続きます。僕は挑み続けます。負けたと言わない限り、勝っています」とのメッセージも届いた。悔しさを抱えながら、気持ちを立て直そうとする姿が見える。
1日の投稿は、その延長線上にある。攻撃をくり返す人には言葉を投げ返し、応援を続ける人には感謝を返す。スポニチアネックスによると、投稿には「もっと好きになったぜ!」などファンからの応援コメントが寄せられた。
去就は明かさず、次の一歩はこれから
キックボクシングで42戦全勝を誇り、2023年4月にプロボクシングデビューした那須川にとって、世界戦で2度続けて同じ相手に敗れた結果は重い。今後の進退やリングに戻る時期について、本人は明言を避けたままだ。
注目度の高い選手ほど、勝敗のたびにSNSにはさまざまな意見が集まる。応援する人には「大好きです」と返し、攻撃をくり返す人には苦言を呈する。那須川は自分の言葉で、その違いをはっきり分けてみせた。
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[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]








































































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